「優しくて愛情深い、いわゆる親とは違う男性がいたのに、全く目に入らないし、どちらかというとそういう人に好かれることを煩わしく感じてしまう。
でもそれは、親への復讐の邪魔になるからでした。」
毒親解放講座をご受講くださいましたS様より、こんな衝撃的な気づき体験談をいただきました。
恋愛をしたいと（頭では）思っているのに、復讐？
とてもチグハグな感じがするかもしれませんね。
けれど、私たちの心というのは、自分で思うよりもずっと複雑です。
思考では「愛されたいと願っているはずだ」と思っていたとしても…
無意識では、
「親に傷つけられた」
「だから、親のような人をわざわざ見つけ出してきて、愛してくれなかった親に対する見返したい気持ちを達成してやる！」
という、復讐劇を繰り広げてしまっていることがあるのです。
そして、自分が気づかない限りは、永遠にそのパターンを繰り返してしまう。
恐ろしいことに、「無意識的に、永遠に」です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
何歳からでも絶対に幸せな恋愛・結婚が叶う「潜在意識・花嫁心理学®︎」
マリアージュカウンセラー斎藤芳乃です。
実は、冒頭でお伝えしたように…
私たちは、愛されたいと願っているように見えたとしても…
「実際には、愛されるよりも、別の願いを満たそうとしている。それが、不幸を繰り返す根本的な原因になっている」
ことがあるんですね。
その一つが、「復讐」です。
今回、衝撃的な気づき体験談をくださいましたS様がしていたのが、まさにこのタイプ。
「自分を幸せにしてくれる人よりも、親のような人をあえて見つけ出し、親との間でできなかったことを達成する」
というような、複雑な愛のパターンになります。
純粋に優しい「親とは違う人」に愛されることよりも、「親に似た自分を愛さない相手」に対して復讐したい気持ちが第１優先になっている。
こうしたパターンを持っていると、自分に対してまっすぐに愛情を注いでくれる男性よりも、「親に似たタイプ」の相手を、無意識的に選び続けるようになります。
実は私も似たパターンをしていました。
父親に認めてもらえなかった。
その屈辱的な感情のあまりに、「父親にとても似たタイプの男性」を無意識に選び出し、その男性に対して「認めてもらおう！」と必死に頑張っている。
でもそれは、どこかで愛情とずれているからこそ、頑張っているのに愛されない。
でも認めてもらえないからもっともっと頑張って、でも次第に愛されないことに疲れてきて…
消えてしまいたい、とすら思う。
復讐＝戦いです。
戦いは、争いを生み、自分を疲れさせるだけ。
でも、どうしても達成したいのに達成できないからこそ、続けてしまう。続けるしかない。
復讐とはいえ、本当はその裏には
「愛してもらいたかった、認められたかった」
「でも認めてもらえなかった、かわいそうな私」
が存在しています。
そう、怒りは単なる２次的な、後付けの感情でしかありません。
怒りの下には、「愛されなかったかわいそうな自分」が、膝を抱えて泣いていることがほとんどなのです。
でも、その悲しみが大きすぎるからこそ、受け止めきれずに…
あまりにも傷ついた心が、悲しみを怒りに変えてしまう。
あとはもう、怒りだけが人生の中心になり、
「なぜ愛してくれなかったの？？」
「そんなことなら、絶対に私を愛させてやる！！！」
とばかりに、幸せになることよりも、自分を本当に大切にしてくれる相手よりも…愛してくれない人を、わざわざ相手に選び、追いかけて戦い続ける。
これでは、幸せになることはできないんですね。。。
けれど、ここで気づいて欲しいんです。
愛とは、本来、復讐とは真逆のもの。
人を信頼し、心から慈しみ、その人の存在に支えられ、そして、自分もその人のことを支えるという「尊重しあえる関係」のことです。
「認めさせよう」とか、「なんとか自分の思い通りにさせよう」とするのは、愛とは真逆のコントロール、支配であり、相手に対する攻撃そのものなんですね。
自分が世界を、相手を攻撃していれば、もちろん相手もそれを感じます。
だからこそ、いつまでも「愛させてやりたい」のに、「愛されない」…
「ああ、私はこんな強制的な支配を相手にしてしまっているんだ」と自分で気付かなければ、ずっとずっと、本当に苦しいパターンが続いてしまうのです。
今回は、こうして…
毒親解放講座をご受講くだり…自分が深い深い復讐の愛のパターンを持っていたことに気付かれました、S様からの素晴らしい気づき体験談をご紹介させていただきますね。
＊＊＊「毒親解放講座」S様からの気づき体験談＊＊＊
芳乃先生、こんばんは。
毒親開放講座、今２巡目のワークをしています。
１巡目よりもすごく涙を止められなくて、泣きつかれて寝るという何度か経験しました。
そして今日、自分にとって深く痛い発見をしました（でもそれが腑に落ちたので）。
かなり衝撃で、いかに親の影響が嫌な意味で大きかったか分かった気づきです。
テキストのP12、犠牲のパターン
親から与えてもらえなかったものを得ようとして、相手に対してしてきた自分の犠牲のパターンを書き出すワーク。
先生のお話のように、私は全然相手に愛されようと必死になったり尽くしたりした経験がなくて、なぜなのかと深く考えていったところ、
私はただただ復讐したかったからでした。
私にとって親は、無関心・否定的・差別的・支配的・理不尽かつ謝らないもの。
なので幼い頃は恐れていたのですが、
自分の好きやなりたいと思ったものを、強烈に否定して怒鳴られた経験があってから、
恐れは怒りに変わっていきました。
私が何かを望んだり願ったりしても、叶うどころかすべてを否定されて悪だといわれてしまう（文章を書くのが好きで得意だったから、小説の賞に応募してみたいと言っただけです）。
私が親に対して（無意識ですが）愛されようと努力したことも、受け取ってもらえない。
だったらもう願ったりしない。親から愛されるのはあきらめよう。だって私には手に入らないから。
でも親を許せない。お前は間違っているんだと、よくも私の大切な「好き」を傷つけたなと。
だから、親のような人を見つけて、親密になって、親にできなかった復讐をしよう。
その手段が、私にとっての「恋愛」だった、ということです。
でも結果的には、傷つくのは自分であり、ただただ自分の一人負けで、傷つくたびに復讐心が強くなって、同じことを繰り返す。。。
私は好きと嫌いを間違えてました。
なので、ずっと不思議だったのですが、
意外と自分の周りには過去、優しくて愛情深い、いわゆる親とは違う男性がいたのに、全く目に入らないし、どちらかというとそういう人に好かれることを煩わしく感じたのは、
復讐の邪魔になるからだったんだな、と。
そして、恋愛ってすごい疲れてしんどいな、ってどこかで敬遠してきた理由にも気づきました。
私の恋愛は、世の中の恋愛とは定義が違いすぎたし、そもそもそれは恋愛じゃなくて壮大な（そして大迷惑な）復讐ごっこでしかなかった。
ものすごい自分の酷さに衝撃を受けましたし、かつ、自分がいかに毒親のゆがんだ世界にどっぷり浸かって悪夢さながらに生きてきたか。
そして、そのごっこにむりやり付き合わされた男性に、本当に申し訳なく思いました。
（どうぞ先生、盛大につっこんでください）
※突っ込むどころか、本当によく頑張ってご自身と向き合い、こうして気付かれましたね。素晴らしいです。頑張りましたね、S様。（斎藤）
このワークを深くすることで、自分にとっては不都合なことでしたが、隠してきたものが明るみに出たことで、自分を理解することが確かにできるようになったと思います。
私はここまで深く、自分を知ろうとか理解しようとすることが、心底できてなかったのは、傷ついた自分だけでなく、傷つけた自分もいることを隠そうとしていたんじゃないかと思います。
弱い自分をかばうことは、心理的にはできるけれど、
酷い自分の存在を認めて許すことは、なかなかできなかった。
以前の自分だったら、ここでまた自分を責めて終わっていたけれど、
私はこの講座のワークを繰り返したことで、初めて自分に寄り添うという感覚がちゃんと根付いたと思います。
いつもだったらトランスしてしまうところも、「あ、今トランス入ってるからやめよう」と気づいて、違う行動をとることができるようになったんです。
不思議と自分や他人を責めるような思考が減って、特に自分への声掛けは優しいものになってきました。
内面では大きな変化です！
そして、自分に優しい声掛けをすると、じんわりあったかい感覚がします。
うれしいんだね、そっか、そういう言葉をこれからかけていくね。
涙も出ます。
先生のインスタを見て、こういう声掛けをしたらいいんだな、と素直に言葉が吸収されていく感覚がします。
自分を客観視すると、ずっと罰しながら許されたい、と思ってきたんだな
自分の願いを全部あきらめたときから、私は親の支配に屈してしまったんだな
その後の行為は間違ってきたけれど、私はもともと純粋な気持ちで愛や優しい心をもっていたんだな
その自分を信じていいんだな
自分の願いをあきらめなくていいんだな、叶えるように努力していいんだな
と、思ったとき、私はやっと傷だらけの自分を助けてあげようとちゃんと思えました。
先生、読んでいて嫌な気持ちになってたらごめんなさい。
ただ、私は本心から「私、生きていていい」って生まれて初めて思えました。
先生のこの講座のおかげで、私、前に進めます。
本当に本当にありがとうございます。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
Sさま、この度は、本当に素晴らしい、（S様にとっては衝撃的な）体験談を本当に本当にありがとうございます。
とてもお辛かったですね。
そして、この「自分が無意識にしていたパターン」に気づいた瞬間は、それ自体が本当にショックなものだったと思います。
まさか自分が、幸せになれない相手をわざわざ選んで、復讐したいと思っているなんて。
それは本当に苦しい事実ですよね。認めがたいこと、だと思います。
けれど、こうして…「その瞬間」はとてもショックであったとしても…自分が無意識にしていたパターンに気づくことができれば、必ず、これからの恋愛を幸せなものにしていけるのです。
同時に、今回のように、
「本当は優しい人もいた」というように…
自分を愛して大切にしてくれる、そんな人がいてくれたことにも気づけるようになる。
つまり、愛に目を向けることもできるようになるのです。
そして何より、愛されなかった復讐をしてしまっていたのは、あまりにも、愛されなかったことが苦しかったから。
だからどうか、ご自身のことをこれ以上、責めないであげてくださいね。最終的には、
「そうか、愛されなかったのが本当に辛かったから、そんなやりたくもないことを、してしまっていたんだね」
という、「理解という愛」をご自身に与えてあげてくださいね。
大丈夫。復讐の無意識のループを止められたS様は、これから必ず、まっすぐに愛を受け取れるようになります。
私もそうだったからです。だから安心してくださいね。
必ず、人生は変えられる。
S様が、これから自分への深い愛と、愛されることに心を開き…幸せな未来を手にしてくださいますことを、心からお祈りしておりますね。
人の心って、本当に複雑ですよね。
自分ではわかっているつもりでも、わかっていない。
本当にその瞬間は一生懸命で、でも、「私は本当にその相手を愛している」と思ったりもします。
けれど、後になって気づいてみれば、今回のように「あれは、本当の愛ではなかった」ということもあるのです。
潜在意識は、あなたに正直です。
あなたが自分の心がしている無意識のパターンに気づくことができれば、その瞬間に、すぐに新しい未来をプレゼントしてくれます。
S様が、「本当は親のような人ではない人も私の周囲にいた」と気づき、愛に心を開いてくださったように…
全ては、そこから始まります。
毒親解放講座をご受講くださいました皆様が、こうした深い深い不幸のパターンを解放し、真実の愛を手にしてくださることを、本当に心から願っています。
まだまだ毒親解放講座の体験談を本当にたくさんいただいているのですが、一旦お休みをして、別の素晴らしい奇跡体験談をご紹介させていただきますね。
個人セッションをご受講くださっている皆様の、素晴らしい潜在意識書き換え体験談もお伝えさせていただければと思います。＾＾
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