優しいクライアント様ほど、
つい、自分のことよりも
自分の周囲の気持ちや
自分の周りの人がどれだけ大変か
どれだけ辛い思いをしているのか…
その気持ちがわかりすぎるからこそ
相手のために、と尽くしてしまう…
例えば、自分に対して酷いことをする相手に対しても
その相手に対して怒るよりも
その相手がどんな人生を送ってきたのか、どう辛かったのか
その背景がわかってしまうから
ついつい、怒りきれなくて
相手に対して、同情的になって、無意識に許してしまう…
そんな姿を、たくさん拝見してきました。
けれど、こうして…あまりにも優しくしすぎてしまっていると、
本当に「自分が犠牲」になってしまうことに気づいていますか？
改めまして、いつもご覧いただきありがとうございます。
何歳からでも絶対に幸せな恋愛・結婚が叶う「花嫁心理学」
マリアージュカウンセラー斎藤芳乃です。
今回は、こうして
「自分が犠牲になってしまっていた」
ことに気づかれました…Y様からの体験談をご紹介させていただきますね。
気づかなければ、私たちは
ずっと一生、その生き方を続けてしまいます。
無意識的に、です。
けれど、こうしてはっきりと気づくことで
問題を顕在意識化…自分で自覚できるようになり、
その結果、「ああ、やめよう！」と
ようやく不幸の原因になっている無意識のクセを、やめていくことができるのです。
＊＊＊Y様からの気づき体験談＊＊＊
斎藤芳乃先生
先週、先生が昨年ご出版されたワークブックが届きました。
大好きな、そして尊敬するオードリー・ヘップバーンの姿に、それだけで心が洗われるような気がしました。
私は、多くの人が認める彼女の美貌だけではなく、彼女の人生を尊敬しています。
家庭の不遇や自身のコンプレックスとともに、苦しみながらも常に愛を表現しようと生きる内面の在り方が、女性としての美しさに表れていますよね。
そういう事から、先生はオードリー・ヘップバーンの写真を選ばれたのかな、とも思いました。
ワークブックにはまだ書き込まないでいるのですが、ところどころ音読しながら
自分に読み聞かせてあげるように、じっくりと味わっています。
ついさっき、気づいたのですが・・・
私は、「自分が変わらなければ、あの人達を救えない」と思って
自己啓発やスピリチュアルやセラピーの学びに一生懸命だったのです。
えっ、どれだけ他者優先なの？！ってびっくりして、途端に、「疲れた！休みたい！休もう！」とつぶやいて(笑)
今、久しぶりにカップラーメンを作っているところです。
なぜか、カップラーメンを一つだけ買ってあったのです。
このニ十年以上、カップラーメンなんて身体が重くなりそうなものは口にしていなかったのに・・・
潜在意識が、何か思い込みをほぐしたいのかなと感じています。
これから美味しくカップラーメンをいただいて、何かがゆるむ予感がします。
ありがとうございました！
＊＊＊＊＊＊＊＊＊
Y様、こちらこそ素晴らしい気づきをありがとうございます。
言葉にしてしまうと、とてもシンプルで簡単なものになりますが、
おそらく、これまでの人生で…
あらゆることを、「他人優先」でやってこられたと思います。
でも、私もそうなのですが、
「他人優先にしているからこそ、犠牲になっている」
ということが、やってしまっているときは本当にわからないんですよね。
こうしてはっきりと気づかない限りは…
だからこそ、こうして今、ご自身のクセに気づかれたからこそ…
「どれだけ、他人優先で生きてしまっていたのか」
それを、本当に細かく気づいてあげてください。
おそらく、自分の気持ちを伝えることさえも
他人を優先にしてしまっていたり…
カップラーメンも、そうですよね。
とても美味しいですし、私も好きなのですが、おそらく、「ジャンクフードは体に悪いから」という誰かの意見に左右されて、それに従う…ということをされていたのでは、と察します。（だから、わがままを許してあげる、という意味でほぐされたと思います）
こう考えていくと、とても恐ろしいことに、
肌は白くなければならない（と思って、美白美容液を必死に買う）
女性は女性らしい服装でなければならない（と思って、コスプレのように綺麗な服を着続ける）
こんな趣味があると男性に好かれない（と思って、好きなゲームをやめる）
いつもニコニコ笑っていないと、相手を不愉快にしてしまう（と思って、人形のように笑う機械的な人間になる）
というところまで、してしまっていることがあります。
良かれと思ってやっていること。それが、自分への罰になってしまっている…
けれど、こうして…本当は、あらゆることを自分を優先にしてあげていいんですね。
学ぶことも、「自分のために」することですし、
綺麗にすることも、何かを食べることだって、時にはその時の自分の気持ちを優先してあげていい。
こうして「誰かの意見」「誰かの存在」よりも、自分のことを優先してあげられた時、本当に自己肯定感と充足感に満たされ、、
やっと、「自分で自分のことを大切にしている」と言えると思います。
もちろん、機嫌が悪くたっていいんですね。＾＾
だって人間ですから…
そしてこうやって、自分の気持ちを大切に優先してあげられることで、他人からも、その自分を尊重されるようになっていきます。
機嫌が悪いという一見、ネガティヴなことさえも、深く肯定できるからこそ…「パートナーから機嫌をとってもらえる」という、羨ましいようなことが起きるわけです。
（もしここで、機嫌が少し悪くなったところで相手から責められるようであれば、最初から自分が完璧にいつも機嫌がいい人間を演じすぎていたことで、相手が喜怒哀楽を許せなくなっている・完璧以外を受け入れられなくなっている、そんな不自然な人間関係になっている可能性が高いです）
Y様、素敵な気づきをありがとうございました…！
こうして、気づいていくことで、一つ一つ、自分の不幸グセを改善していくことができる。
とても細かな作業ですが、「気づき、変える」ということが、本当に自分のことを大切にしながら、大切にされながら生きられるようになるための第一歩目となるのです。
これをきっかけに、あなたがより、あなたとしてのびのびと生きられる。
あなたを本当の意味で、心の底から自己肯定しながら生きられるようになりますことを応援していますね。
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