心の花嫁学校マリアージュスクールの斎藤芳乃です。
現在執筆中の復縁の書籍に取り上げる題材のひとつとして、編集者の方からこんな質問を受けました。
「復縁したい彼と、連絡をとることができ、友人として楽しくいたところ…「好きな人もいるし、もう2度と、あなたと復縁することはない」と言われてしまった。ここからでも復縁できるんですか?」
まず、こうした状態から復縁を叶えられる確立は、50%です。
なぜ50%かというと、二人の関係性は、自分50%相手50%で作っているから。
確定ではありませんが、自分が変われば相手が変わる可能性もある、ということです。
今回は、2回にわたり、こうして「拒絶された状態から復縁の可能性50%を叶える方法」について、2つのやり方をお伝えしていきますね。
2つは、バラバラにするのではなく、「2つで1セット」です。
両方、復縁には必須なことですから、順番に、合わせてワークをしてみてくださいね。
まず、ひとつめの方法です。
やりやすい「潜在意識を使った方法」からお伝えしますね。
それは、
「彼がこのような発言をしたとしても、それは絶対ではないということ」を理解し、相手の言葉でショックを受けすぎて、「もうダメなんだと未来を確定させない」
ということです。
彼に好きな人がいるということは事実です。
けれど、彼とその人が、未来永劫100%うまくいくわけではありません。
なのに、言葉を真に受けて、「ああもうダメなんだ」と絶望してしまうと、「ダメだということを潜在意識が決めた」からこそ、その未来どおりになる=自分から関係を終了させてしまうことになるのです。
これは、決して潜在意識を知っているとか、復縁を望むとか…そういう人に限ったことではありませんね。
誰しも、先のことは分からない。それは、すべての人が同じです。
だからこそ、ダメだと決めない。
①まずは、「ああ、そうなんだ。今あなたは好きな人がいて、そういう状態なんだね」と、現状をそのまま受け止めて尊重する。
そして、ありのままの相手を尊重することができたら、
②「でもそれは、今、そうなだけなんだな。それならその状況を受け止めるね」と、ただやわらかく、現状を認識する…ことに留めて欲しいんです。
ロジックだと難しいかもしれないので、2つ、実例をあげてみますね。
男性のクライアントAさんは、元彼女から「あなたとだけは絶対に恋愛関係になることはない」と言われて、とても落ち込んでいました。
そのとき、彼女の方には好きな男性ができてしまった矢先で、Aさんと彼女は、純粋な友人関係でした。
しかし、彼女は精神的に不安定だったり、悩みが深かったりして、好きな人に話をするよりも、Aさんと気軽に話すことが多かったんですね。
Aさんも彼女のことを誠実に好きだったので、断られた後も、いつも真剣に相談にのってあげたり、変わらず思いやりを持って接していました。
しばらく経つと、彼女の方が「自分はただ、会社や肩書き・見た目の派手さだけで男性を選ぼうとしていたのかもしれない」「本当はAさんと一緒にいるほうが、一番安心できて、それが自分が人生で求めているものなのかもしれない」と気づいたそうです。
そして…改めてAさんの優しさに感謝し、Aさんの愛を受けいれました。
結果、「絶対にあなたとだけはない」と言われたにもかかわらず、今ではAさんと彼女は結婚し、幸せな家庭を築いています。
2例目です。
女性のクライアントBさんには、職場に好きな男性がいました。
Bさん曰わく、周囲も羨むほど二人は仲が良く、ほとんどの人は付き合っていると思っていたそうです。
しかし、その男性は、ほどなくして別の女性とつきあうことになります。
その瞬間、Bさんはとてもショックを受けました。
「うまくいくと思っていたのに」
泣いて泣いて、「ああ、もう私は永遠に好きな人とは結ばれないんだ」ととても苦しまれたんですね。
けれど、それでも自分の気持ちと向き合ってみてみると、Bさんは、「それでもまだ」純粋に彼のことが好きだったのです。
「彼がどんな状況であれ、私は彼が好きだな」
「でも、付き合ったということだから、その彼の気持ちは尊重したいし、邪魔したくない。」
「だから私は、彼のことは好きな気持ちは残したまま、ゆっくりと次の恋に向くようにしていこう」
そう決められたんですね。
ご本人は、その気持ちを伝えるかどうかも迷っていらっしゃいましたが、でも、すでに彼女がいるということで、それさえも御自身の心の中に留めておこう、という結論を出しました。
こうして普通に同僚として普通に接しながら、以前とは違い、女性的なアピールをすることもなく…本当に仲のいいただの同僚の一人として、彼の幸せを応援しながら仕事をしていたある日。(3〜4ヶ月後だったと思います)
Bさんは、彼から連絡を受けました。
内容は、「彼女と別れた」というものでした。
青天の霹靂です。
驚きつつ話を聴くと、彼の方がBさんのことを忘れられなくて…いつも明るく、自分の変化も受けいれてくれたその優しさに愛情を感じるようになり、結果、お付き合いしていた彼女とうまくいかなくなってしまったということです。
今まではカフェでランチや、コンビニで済ますことも多かったのに、彼から正式にレストランで食事に誘われ、Bさんは告白され、結果、お付き合いをするようになりました。
自分の愛する人が、自分とは別の人を愛してしまう。
そういう現実に直面したときは、本当にショックで、どうにかなってしまうほど苦しいと思います…
けれど、「だからといって、未来を決めつける」ことをしたり、自分が相手のことを好きな気持ちまで無かったことにする必要はないですよね。
好き、そう思う気持ちを、とても大切にしてあげていいんです。
無理に忘れたり、無理に出逢い活動をしようとしても、辛いですよね。だってまだ好きだから。そのあなたの愛は宝物ですから、大切にしてあげてください。
そのうえで、「ダメだと絶望する」のでもなく、(ちょっと大変かもしれませんが、)
「それでも好きでいる自分の気持ちに誇りを持つ」
「自分が相手の邪魔をしない自尊心(良い意味でのプライド)を持つ」
「相手の変化=ありのままの状態を尊重し、受けいれる強さを持つ」
ことで、こうして現実が変わっていくこともあります。
未来のことは、どうなるか誰も分かりません。
だからこそ、ネガティブな気持ちに引っぱられすぎて、自分から「どうせ」と最悪のバッドエンドになることを決めてしまうのではなく、
「相手を好きなまま、相手の今を認めながら、これから不確定な相手の未来を、ただ見守る」
そんなふうに、自分をニュートラルな状態に持っていくことが大切です。
では、次回は2つめの方法をお伝えさせていただきますね。
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