心の花嫁学校マリアージュスクールの斎藤芳乃です。
いよいよ2016年最後の日ですね。
本日も、潜在意識書き換えの方法についてお伝えしていきたいと思います。
「ココを変えれば現実が変わる①潜在意識を書き換えられない・現実が変わらない人の「期待クセ」」
「ココを変えれば現実が変わる②あなたの美しさを否定する人の支配から抜け出す覚悟、していますか?」
「ココを変えれば現実が変わる③本当のあなたの価値にふさわしい現実を、ただ選び直すだけでいい」
今日、お伝えさせていただくのは、「自分が嫌いな汚い・イヤな自分がいる、自分を許せない。そんな時どうすればいいの?」という課題についてです。
自分を許すということは大事だと分かっていながらも、それでも「ものすごくイヤな奴な自分」がいることも知っている・・・。
「私は皆みたいに綺麗じゃないし」
そう思ってしまうと、なかなか自分を許すことができず、潜在意識を書き換えることができません。
本当は、こうして自分の嫌いな自分をなかなか許せない方ほど、誠実で真面目で優しく、実直なんですね。ゆえに、自分がしたことを受けいれることができない。
でも、そうは言っても、心が納得しないし・・・そんな時ほど、ここから出られずにループしてしまいますよね。
今回は、こうしたT様よりご質問をいただきましたので、それになぞらえながら方法を具体的にお伝えさせていただきますね。
***T様からのご感想&ご質問***
斎藤 芳乃 様
11/20の復縁・復活愛特別講座と、12/18の女性性開花の基礎講座に
参加させて頂きました Tと申します。
たくさんの気付きと癒しを頂ける講座を開催して下さり、本当にありがとうございました。芳乃さんの優しくかわいらしく暖かいお声と、ところどころ笑わせてくれるトークがとても好きです。タイミングが合う時にまた伺いたいと思っています。
また、書籍も3冊ほど読ませて頂いておりまして、とても心地良いです。
他の本だと「こうしなさいああしなさい、それじゃダメこれじゃダメ」と言われているようで苦しくなってしまうのですが、芳乃さんの文章はそれが全く無く、抵抗や緊張無く拝読できています。
こちらも本当にありがとうございます。
講座の最後にある、「男性から愛される女性性・愛情表現の具体的プロセスワーク」が私にとってはとても難しく、講座中に固まってしまいました(苦笑)
理由としては、
・ひた隠しにしたかった自分の特徴というのが、思っていた事とは真逆の事だと気付いて面食らってしまった事
・その特徴が女性性とは真逆の事に感じて、受け入れ方や愛され方が全くイメージできなかった事
です。
具体的に言いますと、
常に元気で明るくパワフルでいなくてはいけないと思ってきたので、弱い一面を、儚さや脆さといった女性的な特徴として受け入れる事…私に必要な自己受容はコレだと思っていたんですね。
確かにそれもそうだとは思います。
カウンセリングやセミナーなどに足繁く行ったり、そういった関係の本を読みあさっている自分を知られたくない…とも思ってきましたし、寂しがったり悲しんだりして泣くのがとても苦痛でしたし。
ここ半年くらいで、やっとそういう自分も受け入れられそうだと思えて来てたんです。
ですが…昨日のワークで、誰にも見せたくない、自分の受け入れがたい一面は、全く違う事だと気付きました。
「他人に厳しく冷たく、身勝手で残酷なところ」でした…。
こんな事は女性性の柔らかさとは真逆の特徴な気がして、とても受け入れられないと思いました。これは女性としては克服すべき事で受け入れる事ではないと。
人からは優しいと言われますが、厳しい自分を隠すために敢えて優しくあろうとしてきた気がしますし、実際、身内には厳しいと思います。
全くの他人にも気に食わなかったりする事がたくさんありますし、長所を見る事もしてきたとは思いますが、隠れた弱さもすぐ気付くというか、あら探しをしてしまうのかもしれません。
過去うまくいかなかった事は全て、実は、私が優しく寛大なフリをしておいて、最後には厳しい自分が登場してきてぶった切ってきたのかもしれません。
そして「外面は良いけど、実は厳しく冷たく、身勝手で残酷」という特徴は、私が心の底では許せていない両親のイメージそのものでした。。
この特徴を、男性が受け入れ愛してくれるとは思えず、克服して修正すべきなのでは…というザワザワが拭えないまま、最後のワークを終えてしまいました。
こうした女性性とは無縁に思えるような特徴は、どうすれば自分でも受け入れられて男性からも愛されると思えるようになるのでしょうか。
今後も、芳乃さんのお力を借りつつ、幸せを諦めずにいきたいと思います。
いつか良いご報告ができますように…良いクリスマスと年末年始をお迎え下さい。
**********
T様、こちらこそ、真摯にご自身と向き合ってくださり、ここまで深い問題を真正面から受け止めてくださいましたこと、心より感謝申し上げます。
なかなかこの部分は、できる人も多くはないんですね。(どうしても、自分のイヤなところって、防衛本能もあり、ギリギリのところで見ないようにしてしまうからなんです。)
T様と同じように悩んでいらっしゃる方も多かったため、今回はT様のお力をお借りしながら、できるだけ具体的にお答えさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
この問題を解決するために大切なポイント=自分を受けいれるべきコトは、2つあります。
○まずひとつめが、
「自分が嫌いだった自分は、自分が心の底では許せていない両親そのものだったという事実を認めるということ」
です。
つまり、
「自分は本当はこんなに身勝手で外面がいい自分にはなりたくなかった。でも、両親がそうだったからこそ、潜在意識がいつのまにか真似して、同じようになってしまっていたんだ」
「私は、そんなこと真似したくなかったのに、そんな人間になりたくなかったのに、でもそういう環境の中にいたことで、自動的にその生き方を真似せざるを得なかったんだね」
と、被害者であることを、しっかりと受けいれてあげていいんですね。
これは、逃げでも何でもなく、言い訳でも慰めでもなく、「潜在意識はこういうもの」だからです。
よく、被害者意識を持ってはいけない、と言いますが、それは100%間違いです。
なぜなら、私たちの潜在意識は、「自分の意思とは別に」「100%、周囲から与えられた情報によって、生きる土台を自動的に創らされてしまう」からなんですね。
たとえば、皆さんがドイツに生まれたとします。
そこで周囲がドイツ語を話しているから、自動的にドイツ語が話せるようになったとしますよね。
ドイツ語が話せるようになってしまったことは、あなたのせいでしょうか?
違いますよね。これは、赤ちゃんの時から生まれながらに周囲がドイツ語を話していた=潜在意識が自動的に憶えたことだからです。
でも、高校時代に英語を勉強せず、25歳になったときに、Halloのスペルが分からなかった。これは、あなたのせいでしょうか?
これは、「自分で勉強するかしないか、選択する能力を身につけた上での、勉強しなかったことの結果」ですから、自分の責任です。
つまり、私たちは、「自分が大人になった後=自分で選ぶ能力を身につけた後の、あらゆる事柄」に関しては、自分の責任が発生しますが、それまでの、赤ちゃんから物心つく思春期頃までのことは、自分だけの責任ではないんです。
憶えたいかどうか自分の意思はまったく別にして、ドイツ語を強制的に覚えさせられる環境だった。
ということと同じように、「自分が冷たい人間になりたいかなりたくないかは別にして、自分は『こういうコミュニケーションが当然』の家にいて、これが当たり前だと強制されて育ってきてしまった」ということなんです。
これは、T様の場合であっても、どんな人でも同じです。
自分が嫌いな自分がいる。たとえば、愛情を素直に表現することができない。
でも、もしも自宅で愛情を素直に表現しあう環境だったのならば、「周囲が当たり前のように愛情を表現し合っている」からこそ、素直に愛情を表現し合える自分に自動的になる、ということ・・・。
つまり、自分が嫌いな自分になってしまった、T様のように、「冷たくて、嫌な自分がいる」としても、それは「冷たくて嫌な自分になるしかなかった環境に、居ざるをえなかった」ということなんです。
だから、ここでは、「自分が嫌いな自分になるしかなかった、その環境に生まれざるを得なかった、そんな悲痛な自分」を、改めて
「辛かったね・・・そうか、そんな自分になりたくなかったよね。もっと温かい、愛情あふれる、そんな自分に最初からなれる環境に生まれたかったよね・・・」
と、その悲しみを受けいれてあげてほしいんですね。
「両親のようになりたくなかったのに、気づけばそんな自分になってしまった、そのことに気づいてショックを受けることができた=その生き方を懺悔し、自分を変えたいと思えた」
その自分を受けいれてあげることです。
T様は、両親のようになりたくなかったんですね。
おそらく、これはほとんどの方がそうだと思います。
でも、そうならざるを得なかった。
そして、自分が実は両親と同じような人間になってしまっていた。
そのことに気づいた時は、とてもショックだと思います。
なんでこんなことしてたんだろう、私は両親のこと嫌いだったから絶対にあんなふうになりたくなかったのに!でも、本当は私も同じだったんだ・・・
気づいた瞬間は、ショックで、何してたんだろう・・・と、自分を責めたり、絶望する気持ちにもなるかもしれません。
けれど、ここで大切なことは、「気づけた」ということなんです。
もし、自分を省みる気持ちがなかったとしたら、いつまでも自分を誤魔化し、きっと「自分が嫌いな自分」をまっすぐに見ることもできなかったでしょう。
どこかで自分を美化していたとしたら、「冷たい自分がいる」「怠惰な自分がいる」「なんでこんなにワガママなの」「なんでいつも人を馬鹿にしちゃうんだろう」そんな自分がいたとしても、決してその姿を見ることができないと思います。
見栄っ張り、強欲、ずぼら、いい加減、差別意識がある、実は悪どい、ずるがしこい、自分だけが助かればいいと思っているなど・・・
そんな自分がいるのって、とてもショックですよね。
そしてこれらは、「いくらでもなかったことにできる」ことなんです。
見て見ぬふりをすればいい。
でも、勇気を出して、「あ・・・どうしよう、私、こんな自分がいたんだ・・・」と気づくことができると、潜在意識はその無意識のループを終わらせることができます。
つまり、「私、こんなに冷たかったんだ、そんな自分が嫌い、だからやめたい」と思えた瞬間に、無意識に繰り返してきた冷たい態度を、止めることができるんですね。
実例をあげてみますと、たとえば復縁復活愛のセッションで、
「私、本当は彼に依存してしまっていたんだ・・・彼が悪い、彼のせいでって恨んで来たけれど、私が重かったからこそ、彼は私から逃げ出したんですね・・・」
と、号泣され、反省されたクライアント様がいらっしゃいました。
彼女は、最初は彼のことばかり責めていました。
でも、自分を省みたときに、「本当は私が重かった、明らかに酷い態度をしてのしかかっていた」ということに気づいたんですね。
その結果、どうなったかというと、その日の夜に、彼から数年ぶりに連絡が来たのです。
このように、潜在意識は、「無意識に、自分が酷いことをし続けていた」としたら、その自分の態度にふさわしい苦しい現実を引き寄せ続けます。
しかし、自分が一番見づらい、本当に他人には言えないような、ゾッと血の気が引くような自分がいたことに気づいた時、もうその瞬間、それを終わらせることができる。
今まで嫌な自分のまま、(自分がそう生きたくはなかったのに)生きるしかなかったんだね。
そして、それに気づかせてくれる人もおらず、それ以上に、周囲がそうやって生きてきたからこそ・・・それが当然だと思うしかなかったんだね。
でも、よく気づくことができたね。
よく、こんな過酷な環境の中で、「自分が嫌いな自分になってしまっていた」と受け止めることができたね。
偉かったね。辛かったね。よく頑張ったね。よく生きてきたね。
これからは、その「嫌いな自分で居続ける」自分でいるのはやめようね。
優しく、温かく、「私が許せない、冷たい家族」のような人ではない・・・まったくその逆の、「私が本当はして欲しかった愛情」を与えられるような、そんな女性になっていこうね。
家庭がそんな環境だったことは、本当に辛かったこと。
でも、もうこれからは、私は私の責任で、生き方を変えることができる。
だから、もう今日から「温かい優しい女性」として人に優しく生きていこうね・・・
こうして自分の行動まで意識的に変えることができたら、そこでもう潜在意識は書き換わります。
人は過去を終わらせ、変わることができるのです。
そして最後に、質問です。
こうして「過酷な家庭環境で、自分が嫌な自分として生きるしか手段がなかった」女性に対して、あなたは冷たく断罪しようと思うでしょうか?
今までの生き方を恥じ、後悔し、ショックを受け、「もうその生き方を変えたい」と言っている女性を、軽蔑したいと思うでしょうか・・・?
思いませんよね。
「過去がどんなものであれ、真摯に自分を受け止め、反省し、生き方を懸命に変えようとしているとても誠実な女性」
だと感じるのではないかと思います。
これが、「男性が愛してくれる自分」の姿になるのです。
だからこそ、他人を許すだけではなく、そうせざるを得なかった、無意識にそうしてきてしまった自分のことも、許してあげてくださいね。
あなたにだけ許しが訪れないということはなく、あなたにだけ幸せになる権利がないということは決してないのですから。
それでは後ほど、今年最後となる潜在意識書き換え・年末ワークを掲載させていただきますね。
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