心の花嫁学校マリアージュスクールの斎藤芳乃です。
実は私たちは抱えている問題について、視点を少し変えてあげるだけで…問題が瞬時に消えてしまうこともあります。
その中でも、簡単に解決できることの中には、「劣等感が原因の他者への恐怖感」も含まれるんですね。
他人が怖い、自分に自信を持てない、自分と他人とを比べてしまい、どうしても一歩踏み出せない…いつも消極的になってしまう。対人関係において、そうした悩みを持っていらっしゃる方も少なくないと思います。
今回は、こちらの他者への劣等感を消し、他人への心の壁を消し、人と再びつながりを取り戻すためのメソッドをお伝えしていきたいと思います。
◆劣等感から他人に怯えてしまうー他者と共感することで他人への恐れはたちまち消すことができます
他人が怖い、人の目が気になる、どうしても相手の考えていることが気になって深い交流が出来ない…
そんなとき、私たちの心の中では、
◎相手の機嫌を損ねてしまったらどうしよう
◎私には自信が無い、だからうまく話せない
◎あの人は私と比べてとても出来る人だ、だから不安で仕方ない
◎もしも失敗したらどうしよう
◎周りの人がみんな自信満々に見える、だから私なんて本当にダメだ
◎自分のことが嫌い、こんなに出来なくて、こんなにダメで…
◎一度やってみたけれどダメだった、どうせまた失敗するに違いない
◎私には悪いところばかり、だから人に対して堂々と接することができない
◎また馬鹿にされるかもしれない
などなど、たくさんのマイナスの独り言や、過去の苦しかった体験を思い出していると思います。
けれども、こうした考えにいるとき、私たちはあくまで「自分一人の考えの中に閉じこもっている状態」です。
つまり、自分の頭の中だけでさまざまなことを考えてループしてしまい、そして自分をおいつめて、責めて、否定して、苦しんでいる…
だからこそ、余計に行動できなくなる、余計に人が怖くなる、ということをしてしまっているんですね。
もちろん、こうした考えをしてしまうのは、過去にたくさん体験してきたトラウマ(辛い出来事)が原因なのですが、今回は、この原因を見つけるのではなく、簡単に人との関わりを取り戻すやり方をお伝えしたいと思います。
それは、とてもシンプルなことですが…
あなた自身だけではなく、実は他人も、あなたと同じような苦しみや悲しみ、辛さを体験し、失敗もし、出来ないこともあり、出来ることもある…「完璧ではない人間だ」ということを、「理解してあげる」だけなんですね。
私たちが他人に対して恐怖や不安を感じているとき、そこには「自分自身の体験から起因するレッテルを貼っている」という状態が存在しています。
つまり、頭の中でごちゃごちゃと考えてしまい、自分よりも他人のほうがずっと素晴らしく大きな人間だと思ってしまう…
あるいは、他人よりも自分のほうがずっとダメで、小さな取るに足りない人間だと思って、それを決めつけてしまうと、自分よりも他者の存在が大きくなりすぎて、そこに恐怖感を感じてしまうんですね。
けれども…実は、人というのは、誰しもがこうしたマイナス感情やマイナスの価値観、観念、思い込みを誰でも持っているものなのです。
つまり、誰しもが、
他者に対して緊張することもあり、
何か物事に失敗することもあり、
人を許せずに憎んでしまうこともあり、
両親と仲が悪かったり許せないこともあり、
恋人に対して冷たくしてしまうこともあり、
自分が疲れているときは思いやりを忘れることもあり、
過去に虐められた経験もあり、
誰かを傷つけてしまったこともあり、
やろうと思っても出来なかったことがあり、
認めてもらおうと思って認められなかったこともあり、
愛する人と上手に話せなかったこともあったり、
全ての人が、みんな、どこかしらで悩みや不安、恐怖を抱えていて、それは一見どんなに美しい女優さんでもモデルさんでも、あるいは社会的に認められた人であったとしても、必ずこうした「マイナスの体験」や「マイナスの感情を感じる」ことはしている、
つまり、あなた自身と何も変わることはないということなんですね。
出来ることもあり、出来ないこともあり、みんな、喜怒哀楽を持った人間であるということ…。どちらが優れているということもなく、恐れる必要はないのです。
何も自分との違いはなく、誰しも持っているマイナスの感情を認めることができれば、「私だけがこんなにダメな人間だ」と自分を責めることはなくなります。
そして、他人が持っているこうしたマイナスの感情を理解し、共感すればするほど、「あの人も私と同じだったんだ」というように、今まで持っていた心の壁は壊れ、そこで「同じ対等な人間として」相手と触れあうことができるようになるのです。
恐れとは、私たちが頭の中で創り出してしまった幻想であることがとても多いのです。
実際に暴力をふるわれたり、傷つけられたり、酷い言葉を投げかけられること人と人との間では、こうした「本当に傷つく恐怖を感じる出来事」も起きますが、
一方で、人は相手の心に共感し、理解し、互いに寄り添いあうという、素晴らしい心と心のつながりを持つことも可能です。
あなたがもしも、自分の中の殻に閉じこもり、他者を「どうせ◎◎だ」と決めつけて孤独に入ってしまえば、誰もあなたの心とつながりを持てなくなってしまうでしょう。
けれども、こうしたマイナスの部分でも人を理解し、共感することができれば、それは何にも勝る癒しになっていくのです。
この人も、私と同じなのかも知れない。
私と同じように傷ついているのかもしれない。
自分に自信がないのかもしれない。
見えないだけで、本当は愛に飢えていて、他人に辛く当たってしまっているのかもしれない。
強そうに見えているだけで、本当は他人に対して大きく見せようと必死なだけかもしれない。
そう思えたとき、あなたの思い込んでいた世界は、どんなものへと変化していくでしょうか?
むしろ、今まで怯えていた相手が、突然小さく見えたり、「なんだ…全然見当違いのことを恐れていたんだ」と思えたり、相手のことをかわいそうだと同情できるほどになるかもしれません。
あなたの中にあるマイナス感情やマイナスの出来事が決して悪いわけではなく、こうした部分であるからこそ、人はつながりあい、互いに癒し合うことができるのです。その現実に、少しでも心を許してあげて欲しいと思います。
あなたの心が今日もどうか穏やかでありますように、心からお祈りしています。
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