特急くろしお号に立席特急券で乗ってみた! | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

よしひろよしちゃんをご利用いただきありがとうございます。不定期で私が撮影した写真を投稿します。

テーマ:
よし行こう!今日も一つ一つの出会い大切にしていろんな所を旅するで〜

よしひろよしちゃんです。

今回は大阪(京都)と南紀(和歌山)を結ぶJRの特急列車「くろしお」をご紹介します!

●特急くろしおに使用されている車両



★287系電車
長年カーブが多い紀勢本線の特急列車は振り子式が採用されていましたが加減速性能の向上やコストを抑えるために、当形式が初めて非振り子式となりました。


★287系電車 普通席車内
なお車体ライン「くろしお」がオーシャングリーン色で北近畿で活躍する「こうのとり」や「はしだて」などがピンク色になっています。



★パンダくろしお
また白浜アドベンチャーワールドとコラボしたラッピング列車も運行されています。

1運用固定ダイヤになっているほか公式Twitterにも運行情報が掲載されているので、狙いやすい列車です。




★289系電車
こちらは北陸新幹線(金沢延伸)で開通したときに余剰となった683系の交流機器を外し転属した車両です。


そして最後に一番人気また唯一の振り子式列車





★283系電車

当列車は非貫通顔と貫通顔の2種類があります。

白浜アドベンチャーワールドのイルカをイメージした車体です。

基本編成である6両編成2本と付属編成3両編成が2本吹田総合車両所日根野支所に所属しています。

基本編成は新宮駅側が非貫通顔で京都駅側が貫通顔であります。

通常は6両編成、繁忙期は付属編成を連結し9両編成で走行します。



★283系 9両編成
付属編成は前後貫通顔の編成と京都側が非貫通顔で新宮側が貫通顔の編成があります。

283系の運用は2つあるため基本編成2本では予備車がありません。


★付属編成で組まれた283系電車
そのため基本編成が故障や検査のときは付属編成を2つ繋げ6両で運行します。

この場合、撮る側はラッキーかもしれませんが乗る側は少し残念なことになります。後ほど・・・


★283系電車 普通席車内
車内はオーシャングリーン色と紫色のモケットがあります。

そしてこの列車の特徴はフリースペースがあることです!








★283系電車 ラウンジ(3号車)
美しい海を大きな窓から眺めることが、できますが先程記載しました。

基本編成の3号車に設置されているため付属編成2本の代走時にはフリースペースはないんです。

確認方法は交通新聞社が発行するDJ鉄道ダイヤ情報などでわかりますが、急遽変更される場合があるので最新情報はTwitterの目撃情報ですね。

もう皆さんご存知だと思いますが特急「くろしお」に乗るには列車を利用するのに必要な乗車券のほかに料金券(特急券)が必要です。


先日、私が指定席券売機に並んでいると前の女性組2人に「くろしお」の自由席券を買いたいんだけどメニュー欄にないから教えてほしいと話しかけられました。

特急列車には必ず指定席と自由席の両方があると思われている方がいるようですが、それは間違い。

特急は原則指定席です。
しかし鉄道創業期には現在のように座席を確保するコンピュータ(マルス)は開発されていないため窓口では係員が指定席計画と呼ばれる台帳がある本部に電話をして席を確認し手書き販売されていて、ものすごく時間がかかり大行列になったことから救済措置として自由席が設けられました。

いまでは自由席は当たり前に利用していますが、あくまでも救済措置的役割なのです。


それから数年が経ちマルス端末が開発され指定席発行が簡単になったことで、今は逆転現象が起きています。

指定席は販売数に限りがあり車掌が持つ端末でどの席に客が座っていることが、わかることから基本的に現在は検札(車内改札)が省略されています。

しかし自由席客は料金券(特急券)を所持しているか端末でわからないため、車掌が検札する必要があり手間が掛かることから、近年は指定席より自由席の方が会社側からすると厄介となっているでしょう。

このようなことから自由席を廃止にする特急列車が増えていて「くろしお」も2022年3月のダイヤ改正でなくなり全車指定席となりました。

当ブログでは何度かご紹介しています。
自由席より指定席の方が料金は高いので、これまで自由席を利用していた人からすれば事実上の値上げになりますよね。

★車内補充券(車内で購入した料金券)
またこれまで料金券(特急券)を所持していなくても車内で購入が可能な自由席に飛び乗りができなくなりサービスダウンと思われた方も多いでしょう。

そこでインターネット予約サービス利用者には安くする制度が広がっています。

JR西日本の特急列車には「e5489」が便利でお得です。

さまざまな企画券が販売されています。


★企画券 eきっぷ
eきっぷは、JR西日本の特急列車を自由席価格で乗ることができる企画券であります。

これを使えば、これまで販売されていた自由席料金で座席確保もされるので今までよりサービスアップですよね!

まだまだありますよ!

★企画券 eチケットレス
チケットレスは購入日によって価格変動します。発車直前になればなるほど安くなることが多いです。

特に1日前〜直前までは、eきっぷ及びこれまで販売されていた自由席料金よりも安くなることもありますね〜

またeきっぷは窓口や指定席券売機で切符引き換えが必要なのに対してチケットレスは不要なので、先程少し触れた今まで特急に飛び乗って車内で買われていた人にもオススメです。

乗りたい列車を見つけたらスマホで購入しスマホがチケットになります!

なお一応チケットレスも窓口や指定席券売機で切符引き換えが可能なので旅の記念に残したい方にもオススメできます。

「eきっぷ」及び「チケットレス」は基本的にスマホ画面から変更も無制限で可能!

しかし以前にも説明しましたが「eきっぷ」「チケットレス」窓口や券売機で切符に引き換えると変更や払い戻しに制限がかかるため確実に乗車が決まってから発券しますが繁忙期は混み合うため余裕を持つ必要もあり注意ですね。

また今回は触れませんが、早得企画切符や旅行会社が販売する契約乗車票などを利用するとお得になることもあります!


まずは2023年4月15日乗車分からご紹介します。

この日は新大阪駅から藤並駅までを通常の特急料金は1730円(乗車券は含まず)のところキャンペーン価格で390円(乗車券は含まず)で利用しました。


★J-WEST チケットレス390 座席指定券
2023年3.4月に行われた「すわっていこかキャンペーン」開催中だっため一律390円とめちゃくちゃ安く乗ることができました!


ちょこちょこキャンペーンがネット予約限定などで実施されているので、こまめにチェックすると安い商品に出会えるかも。

この日は藤並駅から有田鉄道の廃線跡を散策しその後に普通列車で御坊駅まで移動し紀州鉄道に2回目の乗車をしました。

紀州鉄道沿線紹介は以前にご紹介しているので良かったら合わせてご覧いただければと思います!

紀州鉄道の終点、西御坊駅です。





★紀州鉄道 西御坊駅
開業当初からの駅だそうですね。
かつては、どんなローカルな駅でも係員さんがいて遠距離の切符が販売されていたそうですが最近は都会でも無人駅が増えています。

紀州鉄道では今でも遠距離切符が販売されていて以前18切符で訪問時に話しかけてくださった運転士さんに「今度来るときは遠距離切符を買って帰りますね!」と言って帰りました。

今回は西御坊駅で買おうと思ったんですが、2018年で閉鎖していたんですね。ここでは買えませんでしたが大丈夫。

西御坊駅から2駅先、歩いても20分かからない紀伊御坊駅には販売されているので、歩いて移動しました。


★紀伊御坊駅 運賃表
すごい!結構遠くまで販売されています。
近年はICカードが普及し連絡乗車券は縮小傾向にありますが北は大阪駅で南は新宮駅までありました。

早速購入します。

★紀伊御坊駅→御坊駅→大阪駅 乗車券
なんと硬券なんです!
2022年3月まで信楽高原鉄道や近江鉄道などでも硬券の連絡乗車券販売がありましたが廃止され近畿圏で唯一硬券でJR線に乗れる方法になっています。

紀州鉄道には券売機はなく窓口販売または車内精算となるため、硬券購入が基本的なためオススメです。

なお補充券発行はしていないので、学割乗車券などを希望する場合は御坊駅までの乗車券を購入し御坊駅の「みどりの窓口」で買うことなります。

私は学割対象ですが、こんな機会滅多にないので硬券で無割引乗車券で行きます。


★御坊駅


★御坊駅 改札口
JRと紀州鉄道はノーラッチで繋がっていて改札口は共用しています。


★紀州鉄道 精算済証明書
御坊駅から紀州鉄道に乗車するときはJRの係員に声を掛け乗車し降車時は紀州鉄道車内で精算して証明書を貰いJRの係員に渡して出場、乗り換えの場合は証明書を持って車掌または駅係員から切符を購入することになります。


なお紀伊御坊駅から大阪駅までは100kmを超えるので途中下車できます。



★紀州鉄道とJRの列車が並ぶ御坊駅
紀州鉄道に降りたらすぐにスマートフォンでe5489を検索しチケットレス特急券を購入。

御坊駅から再び特急「くろしお」に乗り大阪へ帰ります。

ちなみに往路は283系.復路は287系どちらも快適でしたね!



★J-WEST チケットレス390 座席指定券
御坊駅から新大阪駅まで390円は安いですよね〜 またこのようなキャンペーンを是非やってほしいところ。

記念に発券していますが、チケットレスなので本来であれば発券は不要。

スマートフォンがチケット代わりになります。

★乗車券と料金券
今回、乗車券は硬券。料金券はチケットレス
なかなかない組み合わせになっています。

おさいふケータイ機能があるスマホなら乗車券はモバイルICOCAやモバイルSuicaを料金券をチケットレスにすれば、スマホ1つで鉄道利用ができる便利な時代です!

お気付きの方も多いと思いますが、乗車券は大阪駅まで。料金券は新大阪駅までとなっているので、終着まで乗ると硬券乗車券は乗り越し扱いとなり記念に持ち帰れません。

またJR西日本は硬券や補充券の持ち帰りが厳しいため1つ手前の大阪駅で降りても持ち帰れるか微妙なので2つ手前の天王寺駅で降りることにしました。

天王寺駅なら途中下車扱いで切符は返却されます。

実際そうして良かったです。
硬券は自動改札機に通せないので、有人改札ですが係員さんは見たことなかったみたいで、奥に行き確認されていたので天王寺駅で途中下車しこのまま持ち帰ったのは正解だったでしょうか。

この日はJR西日本のネット予約サービス「e5489」を上手く活用し快適そしてお得に移動ができました!

それでは続いて新型コロナが落ち着きマスク着用は個人判断で行動制限のないゴールデンウィーク(GW)がやってきた2023年5月3日。

ここからはスマートフォンを持っていない想定で進めていきます。

大型連休の後半戦、久しぶりの行動制限がない連休だったと共に、全車指定席になった2022年は混雑しなかったため、初めてといえる自由席がない「特急くろしお」

最初でも書きましたが自由席廃止を知らない人が結構いたように見えました。

朝2番目の「くろしお3号」は満席でした。

全車指定席の特急列車が満席になるとどうなるのか?

自由席特急券と違い数量限定で立席特急券が販売されます。数に限りがあるのでラッシュのような満員状態にはならないようですが。

指定席のみ設定の列車が満席時、前日と当日に窓口と指定席券売機のみで販売されます。(ネット予約での販売ないそうです。) 

この特急券は全くいいことないです。

★立席特急券
料金は指定席料金を差し引いた昔の自由席料金になりますが全車指定席のため着席できません。

また自由席特急券ではなく立席特急券は指定席特急の仲間なので時間と号車指定がされています。

自由席なら当日に窓口や指定席券売機で料金券を購入し列車到着よりもっと早くからホーム列の先頭に並び座席確保をすることで着席できるチャンスがありましたが、立席特急券にはそんな希望もありません。

今回私は、あえて立席特急券を利用したいだけのために和歌山まで行きましたが、そうでない場合はかなりの地獄でしょうね。

なお車内購入した場合でも立席特急券となります。また列車によっては駅での発売額と異なる(高くなる)こともあるのでオススメできません。

インターネットを利用しない人からすれば、立席特急券は指定席を差し引いた額になるのでお得に感じられる方もいるようですが、ネット利用者からすれば「eきっぷ」や「チケットレス」の方がもっとお得で快適なので・・・


★6号車のデッキに乗車
立席特急券と印字された切符がほしかったので乗った旅ですが。

今回の特急料金は1200円。
4月15日に利用したときは閑散期でキャンペーン中だったとはいえ和歌山駅より、さらに先の藤並駅や御坊駅までを利用し390円。

3倍以上の運賃を払って前より短い距離を立席特急を利用しています。別に不正乗車をしたわけでもありません(苦笑)

私の知り合いでもパソコンは苦手やから一生使わん!と断言している方もいますが、こうみるとインターネット予約使わないと大損になっている世の中です。

事前に切符をスマホで好きな座席を選んで購入し基本的に何度でも変更が可能で駅で買うより安く買えるなら使わない選択肢はないでしょう。

今回は特急「くろしお」の立席特急券を利用してみたということで、満員時にしか販売されない珍しい切符である立席特急券をはじめ便利でお得なネット予約で切符が購入できるご紹介でした。

ご覧いただきありがとうございました。
いいね・フォロー・コメント
お待ちしております!