吉川なまずの里マラソンを走ってきた。今シーズンの最終戦。
今回で27回目を迎えるそれなりに伝統ある大会のようで、自分は初出場。
非公認の大会ではあるものの、距離は足りていることは確認済。起伏がほとんどなく、記録が出しやすいコースという触れ込みということもあって、自分も記録を出すためにこの大会を選択した。
4月の大会は気温がどうなるか全く読めないので、どんなコンディションで走ることになるかは直前まで分からない。
直前の天気予報では雨が降る可能性があるようだったので少し不安があった。ただ、基本的には曇りでたまに日が出るという悪くない天候で、幸いにしてスタートからゴールまで雨が降ることはなかった。
気温はスタート前で16℃とやや高め。閾値走で何度か経験している気温だけど、暑さにどの程度耐えられるかは分からない。
☆シューズ
メタスピードスカイ
初代にするかプラスにするか、今回も直前まで迷った。ハーフならプラスでもいけるんじゃないかという思いは最後まであったけど、さいたまで好走した感触を大切にしようと決め、今回もメタスピードスカイにした。
☆目標
80分切り
加須で達成できなかった80分切りはここで出すんだという強い思いをもって今日まで練習を積んできた。最後まで練習をやりきれたので準備は万端。
今回は記録を出せるように直前に練習量を落としたので状態も悪くないはず。
ここでしっかりと結果を出して、いい形で来シーズンに向かいたい。
●スタート~5km(19'16")
今回は3'50"程度で入り、徐々に上げていって7km前後から最後まで3'45"で押し切れるようにするというレースプラン。
スタートから混雑することなくスムーズに走り出せた。自己申告で並ぶことになっているが、みんなマナーが良くて素晴らしい。
最初の入りは3'48"。大体予定していた通りで悪くない。
2km前に最初の給水。ここでの給水は早すぎるだろうと事前にパスすることを決めていたのでスルー。
2kmを超えたあたりから、日が出てきて体感の温度が一気に上がる。それでも練習の時の気温よりまだ低いし、雲もあるのでそこまで悪条件ではないはず。
それなのに3km前後から一気に苦しくなる。閾値走はもっと速いペースで走って5km以上持つんだからしばらく我慢すれば大丈夫なはず、と自分を鼓舞するもペースがどんどんダウンしてしまい、5kmのラップは3'58"と当初の想定から大幅に遅れる。
そんな5kmの通過は19'16"。この時点で自分の吉川なまずの里マラソンは終わった。
●5~10km(39'54")
5kmを過ぎてからも調子は悪くなる一方で、6kmの時点で4'03"とキロ4ですら走れなくなる。これ以降はさらに失速してキロ4どころか4'10"を超えるか超えないかくらいまで一気に落ち込んだ。このラップでは当然のごとくどんどん後ろから追い抜かれてしまう。抜かれた人に着いていくこともできない。
この大会も加須と同様に、給水が水→スポーツドリンクの順番で、しかもカップに入っている量が非常に少ない。大きい大会でないとこんなもんだろうか。水を身体にかけつつスポーツドリンクを飲むも全然足りない。去年のふくしまと比べれば気温は大分低いんだけど、あの時の同じ感じの頭痛がしてフラフラする。脱水症状だろうか。
●10~15km(1:00'46")
今やっていることはもはやジョギングと変わらない。走るのをすぐに止めたい辛くはあるのだけれど、このペースなら呼吸の乱れや苦しさは全くないので、なんとか体調が回復してくれないかじっと待ち続ける。
14km過ぎにあった給水で、水とスポーツドリンクの両方を口に含んで、できるだけの水分を身体にぶち込んだ。すると、身体の重さが緩和され、少しずつスピードが戻りだした。15kmのラップは4'04"。ここから3分台に戻せるかどうか。
●15km~21.0975km(ゴール)
15km以降一気に回復、とまではいかなかったものの、なんとかキロ4程度では走れる。このくらいのペースで走ると、途中で抜かれた人達を抜き返せるようになる。
最後の給水は、20km手前。ゴール直前だし1秒でもタイムを短縮したいわけで、当初の予定ではここで給水をとるつもりは全くなかった。でも、水分が足りないせいでスピードが出ないんだったら飲むしかないでしょう。ラストスパートをするために水とスポーツドリンクを両方飲む。
ここからは一気にスピードを上げることができて、どんどん前を追い抜く。抜いた人が着いてくる様子も全くない。それもそのはずでゴール直前の21kmのラップは3'40"。そりゃあこのラップで周りの人が着いて来られるわけないわな。このラップで走れる人は本来もっと速くゴールしなくてはなりません。
最後にもう一人抜けそうだったので、勢いのままゴールに突入。ギリギリのところでその人を抜いた。
良かったのは最初と最後だけという全く収穫のないレースとなってしまった。ベストから5分以上遅かったどころか、さいたまの後半より遅いというあまりに悲惨なタイム。
走り終わった後、まさかと思ってシューズの裏側を見たら、両足のかかと部分が案の定ボロボロになっていた。ああ、せっかくの高級シューズが。。。
途中から脚が重たくて前になかなか進まないから、もしかしたらヒールストライクになってるんじゃないかと思ったんだよね。さいたまで倍の距離を走った時はほぼ無傷だったのに。
残念ながら今シーズンはこれにて終了。この悔しさは来シーズンで晴らすしかない。
辛い練習はやりたくないけど、また地道に頑張ろう。