少し前に作った丸石ノースウイングのシングルスピード車両がちょっと気に入ったので、細部を詰めていきます。
この丸石ノースウイングですがBBシェル幅が70ミリ、イタリアンでは無く、ママチャリ規格のアレだったりします。
仮組みで使っていた68ミリ用カップアンドコーンBB軸長は3S(124.5ミリ)
カセットBBはいつものVPさんBSA68ミリ、軸長122.5ミリを使います。
ちなみにVPさんの型番がVP-BC73になってますけど、コレはBBシェル幅が73ミリだと言う事ではないです。
VP-BC73シリーズのシェル幅68ミリ、シャフト幅122.5ミリと言う表記なので、間違って買ってないです。
左側アダプターにフチがついて無い事、BBハンガー内に左側アダプターが余計に入り込むのに十分なネジ切りがされているか。
そこをしっかりとクリアしていれば、左右クランクがちょっぴりセンターからオフセットするのを許容出来る人なら、70ミリのBBハンガーに68ミリのカセットBBが使えます。
それが我慢出来ない、こだわりの御人は知りません。
左側アダプターがしっかり奥まで入ってBBボディを保持していないとBBぶち壊しますので要注意です。
私はテキトーな人間なので、チェーンラインの計算もザックリ。
VPに変更後もチェーンラインのズレは1ミリ、許容範囲です。
JISテーパーとISOテーパーでシャフトにクランクのはめあい深さが変わるとかもありますが、アレも新品やビンテージパーツでなければ現物合わせでチェック。
シャフトが出過ぎてたり浅過ぎたり、テーパー部を超えて内側にいかなければいいんじゃないかと。
当然、みんな大好き自己責任ですけどね。
組み替え前
組み替え後(マイナス3ミリ)
リアチェーンラインの調整にはシングル化したボスフリーハブを組み替えて対応。
そしてクランク、ペダル位置でどこまでズレているかと言うと・・・。
右側約10ミリ
左側約10ミリ
カップアンドコーンBBの時には詳細寸法を計測していないので何ミリとは言えないんですが、もっと大きくズレるかと思ったら、良い所に収まってます(笑)
公開されているか分からないデータシートを探しつつ余計な事を考えるよりも、現物基準の現物合わせが1番早いと言う・・・。
ついでにシングルスピード車両用、ハブシャフトストッパーを作成。
横着して2枚重ねで穴あけしたら豪快にズレてます・・・。
テンショナーとしての機能は無く、リアハブシャフトのズレを防止する保険的な部品です。
チェーンの張り調整は、ホイールを引っ張りながらハブナットを締め込むという原始的な方法(笑)
暫定でバンドブレーキの固定用ステーを使ったので大きなズレに対しては効果を発揮しますが、微小なズレの時は動いちゃいます。
ロウ付けでチェーンステーに固定用ブラケットを作ろうかとも思いますが、もう少し様子見。
このタイプのハブシャフトストッパーはまだまだ検討の余地がありますね。
それでもストッパーを付けておくと、気兼ね無く走る事が出来ます。
試走しましたが、今の所はトラブルも無く楽しい。
でもやっぱり、テンション調整が無い事がどうしても気になるので、昔作ったスネイルカム式テンショナーをつけてみる。
俄然、こっちの方が使いやすいです(笑)
しばらくこっちを使いながら、別のテンショナーを考えます。
またつまらぬモノを作ってしまった。