テキトーに組んでいたV900を真面目にセッティングし始めたら絶妙にリアブレーキだけセッティング沼にハマる。
メカニカルアドバンテージを上げ過ぎてレバータッチがフニャり始めたりストローク不足で効かない状態とか効きはイマイチでレバータッチだけが良い状態を行ったり来たり。
なかなか納得のいくセッティングにならず、カンチブレーキ本体もDIA-COMPE VC-800からBR-M565に交換してあともう少しと言う所まで行くが、握り込んだ奥でのロック直前あたりのコントロール性がいかん。
私のブログ内ではあえて1度も触れた事の無いアレに頼るしかないのか・・・。
そうブレーキブースターです。
カンチやVでシートステーが開いちゃうのは周知の事実ですが、それを抑制するブレーキブースター。
効果的ですけど、美しいカンチブレーキが見えなくなっちゃうのが嫌であまり使った事が無い。
それにセッティングだけで納得いく所まで引き上げられないのもちょっと悔しかったりはします。
V900はアルミ極太モノステー下のたわみが大きい気がするので、これ以上は無理かなあとの判断です。
別にCANNONDALEの設計が悪いと言っているのでは無く、その時代のCANNONDALEの設計思想と私の求めるモノ(カンチブレーキ命)が違うだけなので、お間違いの無い様にお願いします。
乗り心地がアルミにしては良かったので、衝撃吸収性を実現する為に後三角の剛性が調整されているのか、軽量化の為に肉厚が薄く横方向の剛性が低めなのか。
ウチのクロモリMTBのシートステーのブレーキレバー馬鹿握りの開き具合は、0.3ミリから0.5ミリ程。
それに対してアルミのV900は1ミリ開く。
BR-M565を若干、弱め方向にセッティングし直し、馬鹿握り時に0.7ミリほど開く位にして残りはブレーキブースターでシートステーの開きを制限して良好なフィーリングを狙う。
付属のスペーサーだけでは足りず、ナットを挟み、固定ボルトも手持ちで1番長い物に交換。
クリアランスがカツカツでセッティングの度にブースターを外さなきゃいけないですね・・・。
カメラがブレちゃって分かりづらいですが、ブレーキブースター装着後のシートステーの開きは0.4ミリと数字上では有意な差が出た。
ご近所をちょいと走ると、明らかにコントロール性の向上が感じられたので、後日もう少し走り込んでみたい。
これならイケそうな気がする。