廃棄予定自転車の再生(比較検証用Vブレーキ車の作成) | 休業日報

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地味な自転車や機械、軽トラの事。

ブログに書いてないジャンク回収も行っているけど、この頃は空振りばかり。


それはそれとして、1台ブレーキ性能の比較用にVブレーキ車を作ろうと考えていたが進まない。



ジャンクとして回収時の写真



庭の廃棄物置場には分別済みのカンチ台座の付いた安物のクロスバイクが転がっている。


まあ朝活とお留守番タイムにテキトーに弄っていく。





あまり乗り気じゃないと言うか、作っても乗らない自信がある。


車名は修正入れてます。


複数の販社で扱っていた様ですが、こう言った日本の会社が中国で星の数ほどあるフレーム、パーツメーカーの素材を選んで現地組み立てさせた車両って微妙ですけど、しっかり組み上げれば街乗りに必要十分な安全性と走行性能は確保出来るかと。


フレーム破断などのネットで騒がれる様なトラブルは価格、出荷台数に対する不良割合、使用環境を考慮すれば中華車もそんなもんかねえみたいな気がします。


別にブランド車だから絶対安全、中華車だから絶対駄目なんて事は無い。


安全に対して他力本願な人は何に乗っても危険です。


知らんけど。


それはさておき、チョコレートのお菓子ではありません。





ヘッドリテーナーです。


よく、ここまで錆びるもんです。


グリスが付いてた気配がカケラも無い。


ノーマルサイズ(1インチ)はそれなりに在庫があるけどオーバーサイズはリテーナーしか在庫がない。





使えないと思うが、試しに電動リューターで錆を削ってみる。


分かっていたが、ガタガタで使えない。


試しにリテーナーを当てがうと笑っちゃう位にゴリゴリです。


仕方がないのでテキトーな中華ヘッドパーツを注文。





ヘッドパーツ到着まで、他の作業を進める。





フレームのステッカー剥がし。


実はコレが1番大変。


パーツは有り物を見繕う。





ストレートフォークはあんまり好みではありません。


特に横から見てフォークの中心線に沿って前後のテーパーが掛かってる奴。


そこでフォーク前部のラインに合わせて曲げ直し、後部が傾斜している様にしたい。


思いの外、丈夫で頑張ったが少し曲げた程度でやめた。


疲れる。





ホイールベースが110センチに伸びたが気にしない。


元々、トップが58センチ(H換算62センチ)とえらく大きいのと、無駄に長いリアセンター49センチ、700Cで135ミリエンド、45ミリ程のRタイヤが入る、フォーク側も余裕で45ミリ幅までのFタイヤが入るコンセプト不明の車体。


何に使えばいいのか分からん。


今でこそ、ロードバイクですらどんどんタイヤが太くなって来てクロスバイクもそれに倣い太めがトレンドの様ですが、十数年前にそのブームを予見した様な設計か。


そんな訳が無い。





2日でヘッドパーツが届きました。





基本的に前後Vブレーキは久しぶり。


瞬間的にノースウイングに付けた気もするが覚えてない。





3x7速ボスフリー。

Fディレイラー DEORE DX。

Rディレイラー ALIVIO。

シフター SL-TX50系。

クランク SR SUNTOUR 42-32-22。

Vブレーキ テクトロぽいけど知らん。

ブレーキレバー テクトロ。

ペダル 手持ちのAmazonの中華フラペ。

ヘッドパーツ Amazonの中華ストレートOS。

チェーン CN-7701 DURA-ACE9速時代の中古余り物を繋いだやつ。

BB SHIMANOの中古カートリッジBB。

グリップ 余ったバーテープ。


6、7、8速に9速チェーン使えるんですよ。(自己責任)


どうしてもセッティングの都合で擦って音鳴りが止まない時に使うと良かったり。(個人の感想です)


中古があったから使いましたが、新品買ったりするなら使う理由はほぼ無い。(当然)





今回は珍しく、フリクションレバーじゃない。


乗るか分からん車体にフリクションレバーは勿体ない。


組み上げはあっという間だけど、こんな鉄屑(アルミ屑)から引っ張り出して再生した自転車でも、走って曲がって止まります。





試乗して、ああやっぱりVブレーキは制動力が違う。


カンチブレーキで苦労して得た制動力をサラッと組み付けただけで実現してしまう。


そこは素直に認めるし、カンチでたまに調整、軸ズレ、調整、レバーフニャフニャの無限ループに陥るとゲンナリするのも事実。


Vはコントロール性はイマイチだが、明らかに制動力を上げたカンチブレーキよりは疲労が少ない。


それだけ確認したら、満足。


もう乗らない。


40ミリくらいのタイヤを履けばカッコよくなるかなあ。


それをしても、コレに乗る優先順位は圧倒的に低い。


リアセンターが49センチとか、いくら何でも長過ぎで綺麗じゃない。


走るのに悪影響は無いかも知れないが、こう言った部分のデザインセンスがアレな車体が中華車には多いかも。


国産電アシでもシートチューブ後ろにバッテリーを置く為にこんな感じのデザインになってる奴ありますよね。


あれも苦手。





じゃあ何故、組んだのか・・・。



作った自転車には乗らず、マッドロックでポタリングへ。





私は自転車を組んでれば幸せ。


ポタリング中に放置されたロードエース発見、空き家っぽいので手出しが出来ない。


しばらくご近所さんの聞き込み(笑)


ああ、もっとレストアの難易度が高いポンコツがたくさん欲しい・・・。