またカンチブレーキを買った。
今度はBR-M565、DEORE LXです。
大量のバルク品が毎回出品されてますが、アレじゃなく一般の方が出品した激安中古品です。
ここいら近辺?と言いますか、これ以降のSHIMANOさんのカンチブレーキは性能的には申し分無い高性能を発揮しますが、低グレードから高級グレードまで似たような形状ばかりになり正直言ってつまんないです。
カンチブレーキ不足?で困った時以外は使わないと思いますが、黒かったんで買いました。
まず、SHIMANO独自のリンクワイヤーは捨てます。
DEORE LXのカートリッジシューは既に廃盤で、海外通販ではなんとか互換品が手に入る様ですがめんどくさいので使いません。
未だに新品のLXのカートリッジシューがヤフオクで出品され買えたりするんですが、鮮度の悪いシューはもう懲り懲りです。
ガワだけ3台分程ありますが貧乏性なので捨てられない。
持病とも言える、プラパーツの割れはどうでもいい。
しかし、このBR-M565はカンチ台座から伸びるピボットボルトに、ひと回り大きいピボットが被さり固定され、それとアームのスリーブ部分が回転軸となります。
しかしコイツが細い、幅1ミリも無いようなワッシャーで、緩めですが圧入され固定されてます。
このままでは回転軸部分のグリスアップが出来ません。
スモールパーツとして細いワッシャー、プラのスペーサー、ひと回り大きいピボットが設定されていますので、グリスアップ時は緩めだから圧入されたワッシャーを外してね、と言う事なんでしょう。
そしてグリスアップしたら台座と固定ボルトでそのまま締め込んで圧入するか、プレスなどでワッシャーを入れてくれと言う話かな。
きっと軸周りは交換推奨なのでしょう。
その時代の技術資料は持ってないので知りませんけど。
性能向上や重量軽減などの為に必要だったのかもしれませんが、将来的にそのワッシャーが手に入るのか不安が残りますし、頻繁?にメンテナンスが必要な箇所に圧入や交換が必要なのはどうなんですかねえ。
まあ逆に考えると、スモールパーツさえ確保しておけば軸側に過度な摩耗が起きても、BR-M565は復活させる事が出来ると言う事かもしれません。
軸側だけにダメージがあり、スリーブ側(アーム側)が無傷とか言うのも可能性としては微妙ですが。
このくらいの時代にはもう使い捨ての文化が自転車にも始まっていたのだろうか。
カンチブレーキの歴史や文化的、金銭的価値を含めて考えても、このくらいの時代になってくると愛着を感じるようなカンチブレーキは減ってきます。
でも一つは持っておきたい。