6/22-6/29
ドイツハンブルク-大阪市姉妹都市35周年
マンチェスターシティMOUに基づく大阪市代表団
(結論)今回の訪問成果メモ
- チェンチャー市長とさらなる連携確認
- ハンブルク市、来年EXPO 開催時にスタートアップ等企業派遣の意向、今後具体的に協議し詰めていく
- 大阪イノベーションハブとの連携強化
- MEBICとハンブルククロスイノベーションハブは連携を具体的に進めることを確認
- フィンテックセンター機能の必要性、ハンブルクファイナンシャルプラッツとのMOU 締結に向けての協議を実施
- 海外企業と在阪企業を繋げるワンストップセンター機能の必要性
- バーナム市長とさらなる連携確認
- バーナム市長、EXPOに来阪予定(6月中旬予定)、その際、ヘルステック、製造業などの企業を連れてきて、大阪企業とビジネス交流を図る意向を確認、今後具体的に協議を実施
- グレーターマンチェスターが英国 PV での参加予定であり、大阪 PV でのイベント
- 共同実施に向けて検討
- 来年9月にグレーターマンチェスターで実施されるジャパンウィークと万博が連携。手法について具体的に検討
- 英国経営者協会と継続したビジネス交流及び協力を確認
帰阪中の空港・機内で記載し複数ポストした訪問先メモを写真のあるところは写真入りで、まとめて記載します。
ドイツハンブルク
ジャパンフェスティバル大阪ハンブルク35周年
@ plauten un blumen内 日本庭園
1986から開催されており今年は大阪市訪問団に併せて式典名称も変更頂いてました。
1968年に5000本の桜を日本から寄贈している庭園。オープニングセレモニーにてご挨拶。多くの方とハンブルク-大阪の友情を確認。
大阪プロモーションセミナー
@ハンブルク商工会議所
アンドレアス・ドレッセル自由ハンザ都市ハンブルク財務大臣などご挨拶の後、20分のプレゼンinEnglish。
(以下、日程中プレゼン、面談の機会では国際金融都市の取組(補助制度や税減免制度)、万博の取組状況などについてこちらから冒頭説明)
大阪企業として4社
ケアフォート株式会社代表取締役社長 春山氏
帝人フロンティア(ヨーロッパ)管理部門長
窪美氏
株式会社ホバーズ CFO 木村氏
株式会社未来のコト代表取締役 中農氏
より取組についてプレゼン。大阪の取り組みについて質疑。
ゲアハルト・ヴィースホイ氏面談
ドイツと日本で長年金融・資産運用業務に従事され日独の架け橋となっている氏に大阪の国際金融都市に向けた課題等議論。
1.金融業にかかるインフラ整備
2.インターナショナルスクールなど環境整備
特に2点について必要性を強く認識。
ハンブルク市長表敬訪問
ペーターチェンチャー市長を表敬訪問。
ゴールデンブックに署名。
意見交換ではハンブルクにおける水素エネルギーへの転換についてなど。
さらにハンブルク市長からEXPOに向けて来年の大阪への訪問の方向性を表明。
双方の連携強化を確認。
その後会場を移して35周年レセプション。
日独の多くの関係者が出席。
ミャクミャクも登場。人気者でした。
ファイナンスプラッツ・ハンブルクとの意見交換
経済界、商工会議所、支援機関など様々な立場のメンバーが金融機能強化に向けてチームとなり取り組んでいる。
大阪の国際金融都市の取り組み状況を説明後意見交換。
大阪とのコンサルティングを求めているフィンテック企業に対するケアの必要性、大阪におけるフィンテックセンターの立ち上げの必要性を強く認識。
フィンテック企業3社と意見交
①Next commerce accelerator
スタートアップアクセレラーター。
②DealCircle
企業承継などM&AをAIを駆使して戦略的効果的なマッチアップ
③VAARHAFT
生成AIなどによる偽造画像のリスク摘出。保険会社における保険金詐欺等の対応。
いずれも大変興味深い取り組み。日本でも十分に必要性のあるマーケット。
AIを活用したM&A事業承継についてはハンブルクと同じく多くの中小企業を擁する大阪も取組を進めるべき。AIフェイク画像の抽出も防災対応等においても効果を発揮する。
next commerce Acceleratorは多くの企業とプレシード期スタートアップの投資基盤確保等のためのプラットフォームとしても活躍。
大阪の取り組みを紹介し関心を高めてもらうとともに大阪や日本の企業と連携の可能性を大いに感じる。
大阪・在ハンブルク総領事館共催答礼レセプション
戸田総領事のお取り計らいで総領事公邸にて答礼レセプション。ここまでご参加頂いたハンブルク市の方々や企業さんと意見交換。
ハンブルク・クリエイティブ・ソサイエティ
ハンブルクにおけるクリエイティブ産業(ソフトウェア、広告、デザイン、プレス等)とパートナー企業とのマッチメイク機関。
ex.店舗等の空きを利用して不動産業と連携し、ショップやアート展など展開。ハンブルクも歴史的な建物が多く、倉庫街など活用したモダンなデザインのカフェや店舗が多く見受けられた。
大阪においてはMEBIC(メビック)が産業創造館にあり。既存企業とデザイナーをマッチメイクし新たなイノベーションを生み出す取り組みを実行中。
メビックとハンブルクのクリエイティブソサイエティの連携など模索。
ハンブルクスタートアップ施設(105 VIERTEL Hamburg)
スタートアップ支援機関。特にプレシード期のネットワーキングスペース。2019年にオープンし2024年に現在の方針へ転換。スタートアップのピッチイベントなども開催。
ここでも10分程度のプレゼンをあたくしの拙い英語で披露。意見交換。
大阪においてはうめきたにて大阪イノベーションハブ(OIH)が重要な役割を果たしてくれてます。OIHとの連携なども視野にハンブルクとの連携も深めたい。
在阪企業からもプレゼン、ネットワークワーキング。
ハンブルクから来年のEXPOに併せて企業団の派遣を発表頂きました。さらに連携を加速させます。
その後ハンブルク発。夜の0:00にマンチェスターホテル着。
ハンブルクは街並みが美しく、様々な産業が活発に動いていることを改めて感じました。
大阪や日本との連携にはいずれも強い関心を感じた次第です。またシカゴやメルボルン同様スタートアップエコシステムの確立に向けて様々な機関が動いているのを確認。
街全体がアートや音楽、デザインへの関心も高い。これも若い世代が活躍しイノベーションが生まれる街には必ず必要。
最後に改めてペーターチェンチャー市長はじめハンブルク市およびドイツ関係各位に深く感謝。これからもハンブルク-大阪、ドイツ-日本の連携を深めたい。
イギリス・マンチェスター、ロンドン
グレーターマンチェスター市長表敬訪問
2024.5月に3選再選されたアンディバーナム市長を訪問。
昨年来阪時にはレセプションにて「自治体とはいかにあるべきか」を情熱をもって話して頂きました。再会を本当に楽しみにしてましたが、素晴らしい時間となりました。
昨年グレーターマンチェスター市とは経済分野などを中心としたMOUを締結しましたが、企業や大学(DAIKIN、Panasonic)など具体的な連携が進み始めています。
マンチェスター側からアンディバーナム・グレーターマンチェスター市長はじめ、訪問団がEXPO期間中の6月に来阪されることを発表。
また音楽・アート分野へのさらなる連携拡大として、来年のマンチェスター派遣団にハレオーケストラ等の選抜メンバー加えて文化交流を行うことや来年開催される50回目のジャパンウィークのマンチェスター開催において2025EXPOとも連動するように準備を進めることで合意。
また来阪時には会場外でビジネス交流を図るための経済派遣団を進める方針も確認。
アンディバーナム市長からは、晩餐会の席にて、「万博でDJバトルしようぜ」と言われました。是非!と答えてしまったので「グレーターマンチェスター市長VS大阪市長」でDJバトルしたいと思います。ところでDJバトルってなんだ?
マンチェスターのみんな、ほんとに明るくて前向きで情熱的。大好き。
(なお英国総選挙の関係で市長の写真掲載は7/4まで不可)
大阪プロモーションセミナー及びネットワーキングランチ
行政関係者や企業・団体関係者のもとで大阪のプロモーションセミナー。
また英語で20分程度のプレゼン(国際金融都市、万博)
パネルディスカッションではジョーメアード在マンチェスター日本名誉領事がコーディネートされて企業や大学からプレゼン。
すぐにロンドンへ。マンチェスター→ロンドンは英国の高速鉄道で2時間程度。
ロンドンではギルドホールにてロードメイヤー主催の晩餐会へ。恐れ多くも天皇陛下のもと式典に参列。
席のお隣はアンディバーナム・グレーターマンチェスター市長。今後の連携について協議。
英国と日本の素晴らしい友情が未来に向けてさらに深まることを強く感じました。
英国企業との意見交換
英国経営者協会主催でのラウンドテーブルにてミーティング。10分プレゼンIn English
各社さまから大阪、日本への強い関心と、大阪、日本からのPR機能、コンサルティング機能の充実を要請されました。
2時間のディスカッションでしたが具体的な提案や課題の指摘などがあり充実した時間となりました。
しかし国内企業にとって海外マーケットはやり方次第でいくらでもブルーオーシャンになるんじゃないかと感じます。逆も然りですが。いずれにせよボーダレスな世界でいかに戦略的に社会全体で事業を進めるか、強みを伸ばすか。
立ち止まってる暇はない。大阪は進むぞ。
改めて、関係各位に心から感謝!