万博会場におけるメタンガス等の発生についてご心配をおかけいたしております。


この度、博覧会協会より事案の概要と安全対策及び専門家からの意見について公表されましたので共有しますとともに、抜粋・要約して下記にお示しいたします。


安全対策を万全に行い、皆様にご心配なくご利用頂けるよう取り組みを進めておりますので何卒引き続きよろしくお願いします。



メタンガス等に関する会期中の安全対策(概要)

https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/240624_gas_anzen_digest_2.pdf


メタンガス等に関する会期中の安全対策(本文)

https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/240624_gas_anzen_taisaku_3.pdf


万博会場内におけるメタンガス等の検知状況

https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/1.pdf


以下、上記の「安全対策(本文)」より要約・抜粋



  夢洲1区(GWグリーンワールド)




 夢洲1区は一般廃棄物と上下水道汚泥等の廃棄物最終処分場として、1985 年に埋め立てが開始されており、現在は大阪広域環境施設組合が焼却残滓のみの埋立処分を行っております 

 最終処分場では、埋め立てられた廃棄物に含まれる有機物が埋め立て層内において、微生物により分解が進む過程で、メタンガス等が発生するとされています。

 このため、夢洲1区(最終処分場)では地中に滞留するガスを効率的に大気へ放散させ、安定化を促進するためにガス抜き管が設置されています。



  グリーンワールド(GW)工区 測定


<測定結果のまとめ>


 1.5vol%(=労働安全衛生規則の作業基準値30%LEL)を超えるメタンガスを検知したのは東トイレ近辺に限定され、他の建物内でも検知されているが、最大でも 0.3vol%と低濃度のものである。


 一般的に廃棄物処理場では、埋立廃棄物中の有機物が腐敗・分解してメタンガスや炭酸ガスが発生するとされています。

(※メタンガスは人体に対する毒性は無く、空気より軽いため、埋立地から放出されると空気中では直ちに拡散・希釈されます)


<考 察>

 埋立終了後から廃棄物処理場の廃止に至るまでの間、暫定的に土地を利用することは、各地で行われてきており、埋立地から発生するガスの特性を十分認識して測定・検知・換気など適正な対応を講じ、測定値がそれぞれの基準値を大きく逸脱していない場合は、安全な土地利用を行うことが可能とされています。

 GW (グリーンワールド)工区についても、継続的な測定・調査により濃度等を把握し、十分な換気対策等を実施することで、安全に会場をご利用いただけると考えています。




  パビリオンワールド(PW)工区 測定


<測定結果のまとめ>

 電気・通信設備の地下ピット 284箇所中 280箇所でメタンガスは検知されませんでした

 メタンガス検知のあった4箇所での10営業日連続測定ではメタンガスは検知されませんでした

 また、これまでの作業入構時の測定結果では、ガス検知後、一定期間経過(最短期間29日)しなければメタンガスを検知しませんでした。

 これらのことから、検知のあった4箇所の地下ピットにおけるメタンガスの侵入は日々あってもごく微量であり、蓋を開ける自然換気により排出され、ガスが検知されない状態になったと考えられます。

<考 察>
 
 一般的に海底や古くは海であった大阪平野・南関東地域などでは有機物や腐植土を含む地層があり、有機物の分解によって発生するメタンガスが分布・点在すると考えられています。

 PW エ区については、電気・通信設備の地下ピット等においてメタンガスが検出されましたが、一般的に考えられるメタンガス発生機構であることから、継続的な測定・調査、検知箇所での換気対策等を実施し、測定値がそれぞれの基準値を大きく逸脱していない場合は、安全に会場をご利用いただけると考えています。



  ではなぜ事故は発生したか


<事故の原因>

  GW工区内 屋外イベント広場横 東側トイレ一階にて、床下の配管ピット直下となる土壌から発生した埋立ガスが、配管ピット内に入り滞留し、ガス濃度が高くなっていた。

 配管ピット内においては自然換気や機械換気を作業開始前に実施し、ガス濃度が基準値未満であることを確認する手順を踏んだうえで作業を開始していたが、作業する範囲が地上階であり、配管ピット内はガス濃度測定の対象エリア外であると認識していた。

  結果、1階床上での火気を使用した作業時に、床コンクリート下の配管ピット内のガス濃度を測定せず、火気使用作業を行い火花が引火したことが、ガス爆発の直接的な原因と推測される。



※横山メモ 

 メタンガスは空気より比重が軽く空気中では拡散希釈される。

 本件は①地下の配管ピットに滞留していたこと②そこに火花が落ちたことが主因。通常の興行利用では発生が想定されないような態様での事案と考えられる。



  会期中の安全対策

 

GW 工区
次の3つの柱で対策を講じ、来場者等の安全に万全を期します。
①ガス侵入の抑制
②侵入したガスの適切な換気
③ガス濃度測定の継続実施とガスが滞留した場合の早期検知

PW工区
低濃度のガスが検知された地下鉄工事上部エリア、GW工区からのガス流入が懸念されるGW区近接エリアのガス濃度測定を重点的に行い、その結果を踏まえて、雨水排水、電気設備等の地下構造物のマンホール等の換気(通気孔の設置やマンホール等の蓋の開放)を実施。
上記エリアでのガス濃度測定を実施するとともに、ガスが検知された箇所等で換気を実施。




 引き続き博覧会協会、経済界、国、府、市、事業者のみなさんと連携して工事を安全に進め、会期中も安心してご利用いただけるよう万全を尽くして参ります。



6/22-6/29
ドイツハンブルク-大阪市姉妹都市35周年
マンチェスターシティMOUに基づく大阪市代表団

(結論)今回の訪問成果メモ

  • チェンチャー市長とさらなる連携確認
  • ハンブルク市、来年EXPO 開催時にスタートアップ等企業派遣の意向、今後具体的に協議し詰めていく
  • 大阪イノベーションハブとの連携強化
  • MEBICとハンブルククロスイノベーションハブは連携を具体的に進めることを確
  • フィンテックセンター機能の必要性、ハンブルクファイナンシャルプラッツとのMOU 締結に向けての協議を実施
  • 海外企業と在阪企業を繋げるワンストップセンター機能の必要性
  • バーナム市長とさらなる連携確認
  • バーナム市長、EXPOに来阪予定(6月中旬予定)、その際、ヘルステック、製造業などの企業を連れてきて、大阪企業とビジネス交流を図る意向を確認、今後具体的に協議を実施
  • グレーターマンチェスターが英国 PV での参加予定であり、大阪 PV でのイベント
  • 共同実施に向けて検討
  • 来年9月にグレーターマンチェスターで実施されるジャパンウィークと万博が連携。手法について具体的に検討
  • 英国経営者協会と継続したビジネス交流及び協力を確認


帰阪中の空港・機内で記載し複数ポストした訪問先メモを写真のあるところは写真入りで、まとめて記載します。

ドイツハンブルク


  ジャパンフェスティバル大阪ハンブルク35周年

@ plauten un blumen内 日本庭園

1986から開催されており今年は大阪市訪問団に併せて式典名称も変更頂いてました。
1968年に5000本の桜を日本から寄贈している庭園。オープニングセレモニーにてご挨拶。多くの方とハンブルク-大阪の友情を確認。




  大阪プロモーションセミナー

@ハンブルク商工会議所

アンドレアス・ドレッセル自由ハンザ都市ハンブルク財務大臣などご挨拶の後、20分のプレゼンinEnglish。

(以下、日程中プレゼン、面談の機会では国際金融都市の取組(補助制度や税減免制度)、万博の取組状況などについてこちらから冒頭説明)

大阪企業として4社
ケアフォート株式会社代表取締役社長 春山氏
帝人フロンティア(ヨーロッパ)管理部門長 
窪美氏
株式会社ホバーズ CFO 木村氏
株式会社未来のコト代表取締役 中農氏
より取組についてプレゼン。大阪の取り組みについて質疑。




  ゲアハルト・ヴィースホイ氏面談

ドイツと日本で長年金融・資産運用業務に従事され日独の架け橋となっている氏に大阪の国際金融都市に向けた課題等議論。

1.金融業にかかるインフラ整備
2.インターナショナルスクールなど環境整備

特に2点について必要性を強く認識。



  ハンブルク市長表敬訪問

ペーターチェンチャー市長を表敬訪問。
ゴールデンブックに署名。

意見交換ではハンブルクにおける水素エネルギーへの転換についてなど。
さらにハンブルク市長からEXPOに向けて来年の大阪への訪問の方向性を表明。
双方の連携強化を確認。

その後会場を移して35周年レセプション。
日独の多くの関係者が出席。
ミャクミャクも登場。人気者でした。






  ファイナンスプラッツ・ハンブルクとの意見交換


経済界、商工会議所、支援機関など様々な立場のメンバーが金融機能強化に向けてチームとなり取り組んでいる。

大阪の国際金融都市の取り組み状況を説明後意見交換。

大阪とのコンサルティングを求めているフィンテック企業に対するケアの必要性、大阪におけるフィンテックセンターの立ち上げの必要性を強く認識。




  フィンテック企業3社と意見交

①Next commerce accelerator
スタートアップアクセレラーター。

②DealCircle
企業承継などM&AをAIを駆使して戦略的効果的なマッチアップ

③VAARHAFT
生成AIなどによる偽造画像のリスク摘出。保険会社における保険金詐欺等の対応。

いずれも大変興味深い取り組み。日本でも十分に必要性のあるマーケット。

AIを活用したM&A事業承継についてはハンブルクと同じく多くの中小企業を擁する大阪も取組を進めるべき。AIフェイク画像の抽出も防災対応等においても効果を発揮する。

next commerce Acceleratorは多くの企業とプレシード期スタートアップの投資基盤確保等のためのプラットフォームとしても活躍。

大阪の取り組みを紹介し関心を高めてもらうとともに大阪や日本の企業と連携の可能性を大いに感じる。




  大阪・在ハンブルク総領事館共催答礼レセプション


戸田総領事のお取り計らいで総領事公邸にて答礼レセプション。ここまでご参加頂いたハンブルク市の方々や企業さんと意見交換。

  ハンブルク・クリエイティブ・ソサイエティ


ハンブルクにおけるクリエイティブ産業(ソフトウェア、広告、デザイン、プレス等)とパートナー企業とのマッチメイク機関。

ex.店舗等の空きを利用して不動産業と連携し、ショップやアート展など展開。ハンブルクも歴史的な建物が多く、倉庫街など活用したモダンなデザインのカフェや店舗が多く見受けられた。

大阪においてはMEBIC(メビック)が産業創造館にあり。既存企業とデザイナーをマッチメイクし新たなイノベーションを生み出す取り組みを実行中。

メビックとハンブルクのクリエイティブソサイエティの連携など模索。

  ハンブルクスタートアップ施設(105 VIERTEL Hamburg)


スタートアップ支援機関。特にプレシード期のネットワーキングスペース。2019年にオープンし2024年に現在の方針へ転換。スタートアップのピッチイベントなども開催。

ここでも10分程度のプレゼンをあたくしの拙い英語で披露。意見交換。

大阪においてはうめきたにて大阪イノベーションハブ(OIH)が重要な役割を果たしてくれてます。OIHとの連携なども視野にハンブルクとの連携も深めたい。

在阪企業からもプレゼン、ネットワークワーキング。

ハンブルクから来年のEXPOに併せて企業団の派遣を発表頂きました。さらに連携を加速させます。

その後ハンブルク発。夜の0:00にマンチェスターホテル着。

ハンブルクは街並みが美しく、様々な産業が活発に動いていることを改めて感じました。

大阪や日本との連携にはいずれも強い関心を感じた次第です。またシカゴやメルボルン同様スタートアップエコシステムの確立に向けて様々な機関が動いているのを確認。






街全体がアートや音楽、デザインへの関心も高い。これも若い世代が活躍しイノベーションが生まれる街には必ず必要。

最後に改めてペーターチェンチャー市長はじめハンブルク市およびドイツ関係各位に深く感謝。これからもハンブルク-大阪、ドイツ-日本の連携を深めたい。


イギリス・マンチェスター、ロンドン


  グレーターマンチェスター市長表敬訪問


2024.5月に3選再選されたアンディバーナム市長を訪問。
昨年来阪時にはレセプションにて「自治体とはいかにあるべきか」を情熱をもって話して頂きました。再会を本当に楽しみにしてましたが、素晴らしい時間となりました。

昨年グレーターマンチェスター市とは経済分野などを中心としたMOUを締結しましたが、企業や大学(DAIKIN、Panasonic)など具体的な連携が進み始めています。

マンチェスター側からアンディバーナム・グレーターマンチェスター市長はじめ、訪問団がEXPO期間中の6月に来阪されることを発表。

また音楽・アート分野へのさらなる連携拡大として、来年のマンチェスター派遣団にハレオーケストラ等の選抜メンバー加えて文化交流を行うことや来年開催される50回目のジャパンウィークのマンチェスター開催において2025EXPOとも連動するように準備を進めることで合意。

また来阪時には会場外でビジネス交流を図るための経済派遣団を進める方針も確認。

アンディバーナム市長からは、晩餐会の席にて、「万博でDJバトルしようぜ」と言われました。是非!と答えてしまったので「グレーターマンチェスター市長VS大阪市長」でDJバトルしたいと思います。ところでDJバトルってなんだ?

マンチェスターのみんな、ほんとに明るくて前向きで情熱的。大好き。
(なお英国総選挙の関係で市長の写真掲載は7/4まで不可)

  大阪プロモーションセミナー及びネットワーキングランチ


行政関係者や企業・団体関係者のもとで大阪のプロモーションセミナー。
また英語で20分程度のプレゼン(国際金融都市、万博)
パネルディスカッションではジョーメアード在マンチェスター日本名誉領事がコーディネートされて企業や大学からプレゼン。




すぐにロンドンへ。マンチェスター→ロンドンは英国の高速鉄道で2時間程度。



ロンドンではギルドホールにてロードメイヤー主催の晩餐会へ。恐れ多くも天皇陛下のもと式典に参列。

席のお隣はアンディバーナム・グレーターマンチェスター市長。今後の連携について協議。
英国と日本の素晴らしい友情が未来に向けてさらに深まることを強く感じました。





  英国企業との意見交換


英国経営者協会主催でのラウンドテーブルにてミーティング。10分プレゼンIn English
各社さまから大阪、日本への強い関心と、大阪、日本からのPR機能、コンサルティング機能の充実を要請されました。

2時間のディスカッションでしたが具体的な提案や課題の指摘などがあり充実した時間となりました。

しかし国内企業にとって海外マーケットはやり方次第でいくらでもブルーオーシャンになるんじゃないかと感じます。逆も然りですが。いずれにせよボーダレスな世界でいかに戦略的に社会全体で事業を進めるか、強みを伸ばすか。
立ち止まってる暇はない。大阪は進むぞ。

改めて、関係各位に心から感謝!


 ネット社会においてリアルに万博会場にいく「需要」はあるのか


コロナ後の世界で最初となる世界規模のイベントである万博は、リアルに会場に来て体験する価値のあるイベントだと改めて確信を持ちます。

2025万博における会場での体験は唯一無二、生涯一度の最上の経験になります。

万博の趣旨や展示内容など、その価値はさることながら、今回は「現代社会におけるリアルでの体験の消費需要」について考えてみます。


 モノ消費からコト消費、トキ消費へ



NTTコムウェア株式会社

2万人の定員のボランティアが想定を大きく超える5万5千人の方に応募頂いたことや、ヘルスケアパビリオンのアテンダントスタッフも定員の10倍の応募で早々の締め切りとなりました。感謝申し上げます。

メディアなどから応募が想定より遥かに上回った理由を聞かれましたが、もちろんそれぞれ動機はあるものの、きっと人生においてなかなかない、ともすれば最初で最後の経験になると多くの方に感じてもらえたことも大きかったのかなと感じてます。

NTTコムウェア記事内引用


いわゆるモノ消費からコト消費、そしてトキ消費へと消費ニーズが移り変わりを見せていると感じます。

あらゆる情報がウェブ上で取得でき、かつモノを持たない、共有する社会となりました。サブスク社会。

データもかつては紙→フロッピーディスク→USB、いまはクラウド上にあります。車も服も然りです。アプリで決裁機能をもつのでお財布も持たない。とにかく個人がモノを保有しない現代です。

するとモノを消費する社会から経験の消費にニーズが移り、かついまはより希少価値の高い「時」を過ごす「トキ消費」の社会となりました。


トキ消費とは、博報堂生活総合研究所が提唱した概念で「その日」「その場所」「その時間」でしか体験できない消費行動のことです。何度も体験・経験できる「コト消費」では満たすことのできない欲求・価値の体験が可能です。
上記のDXblog内記事より引用


つまりネットで情報を取得し、物的な消費ニーズは減少する中で、だからこそ「その日その時そこでしか経験できないこと」に価値がおかれる社会に変容しています。

コンサートプロモーターズHPより


再度になりますが、ボランティアへの応募などが若い方を中心に想定外の募集を頂いたことも、何より新しい時代を生きる方々は既にトキ消費へとニーズが移行しており、だからこそ日本で数十年に一度となるイベントへの参加を決めて頂いたのではないかと感じています。


「万博はもう古い」という発想が既に古くなりつつあると感じます。


人生で最初で最後となる可能性の高い経験を得られる万博はこの時代だからこそ高い消費需要があるものと確信しています。



 ぜひ、万博会場へ






いずれも博覧会協会HPより引用


会場では唯一無二、生涯最初で最後となる最先端技術と世界中の美しい文化が華開く会場となります。


多くの方に、会場で素晴らしい時を過ごして頂きたいと思います。

課題や乗り越える壁はたくさんありますが、乗り換え、多くの方とこの新たな価値観の世界を経験できる日を楽しみにしています。

  (メモ)大阪市の介護保険料が高くなる要因について


 要因① 

一人暮らしの高齢者が多く要介護認定率が高い


①-1 大阪市は一人暮らしの高齢者が他の市町村と比して非常に多い

・一人暮らし: 45%(全国平均29.6%)

・全国を100とした割合 : 152


①-2

一人暮らしの高齢者は家族による介護・支援が望めないため要介護認定を受ける割合が高い

・一人暮らしの要介護認定率 37.3%

・二人以上世帯 18%


以上2点より大阪市は他の市町村と比べ要介護認定率が高い

要介護認定率 大阪市27.2%(全国平均19.3%)


 要因②

介護保険料の負担が少ない低所得層の割合が高い

⇨ 相対的に保険料が高くなる


・大阪市における低所得者割合※ 49.3%

  (全国平均33.2%)

※被保険者に占める国基準保険料段階の1-3(本人非課税)の割合



  一般会計から財源を繰入れて、保険料を抑制できないのか

市の財源をつぎ込んで保険料を下げることはできないのか、という点。国からは不適当との見解。

○保険料引き下げのための一般財源投入に対する国の見解


介護保険制度は、高齢者の介護を社会全体で支えるために創設された社会保険制度であり、50%の公費負担と50%の保険料負担で制度設計されている。

保険料を引き下げるために、法定割合を超えて一般財源を投入することは、健全な介護保険制度運営と財政規律の観点から適当ではない。


↓↓


介護保険制度を長期的に安定して運営するため、 国の負担割合の引上げについて、機会あるごとに国に要望



 国の取組


医学的なエビデンス (※)に基づき、住民主体の通いの場づくりを推進

 (※)人との交流が週1回未満となることが健康認知症、介護、死亡リスクになる (KPI) 介護予防に資する通いの場への参加率: 8%程度へ

 (国実績 R3年度 5.5%)


 本市の取組


介護予防に資する住民主体の通いの場 (※)の充実に取り組んでいる ⇒ R3年度実績 12.8% 

既に国のKPIを達成 

(※) 体操や趣味活動等を実施し、住民主体で月1回以上活動


待機介護にならぬよう施設整備を進めてきました。必要な時に介護を受けられるまちづくりと、何より健康で介護を受けずに済む社会づくりを進めます。


5/21追加 

市会の委員会で公明党議員から介護保険料の高まりを無策と批判されましたがそもそも私よりながく市政に関わってこられ、かつ政権与党として国費の投入など抜本的制度改革ができるお立場の公明党に対して、政権与党としてさらなる取り組みを求めたいと思います。



BSフジの出演終えて


2時間みっちり議論でしたが緊張感あり、またCM中も含めて前向きな議論で過ごせました。


自治体として給付の適正化に取り組むとともに、これだけ国民負担率が上がる中で制度の抜本的な在り方の議論は必要と感じます。


自治体として、ご高齢のみなさまがいきいきと集える環境づくりは当然引き続き行い、より市民の皆様が利用しやすい環境を整えることや、ケアプランの適正化および適切な執行について、なすべき取り組みを引き続き行っていきます。


出演者の皆様にも感謝いたします。

何より見てくれた方、ありがとうございました!

選挙のたびに出るデマについて、思いついたものを簡単に記載しておきます。ごく簡単に。



  上海電力と変な繋がりがあんのか


ないよ。


過去記事ですが。上記も参照ください。

再三言ってきたけど、いまだに何の根拠もない。


にわかに信じ難いが、いまだに「維新や大阪市と上海電力の変な繋がり」を信じてる人がいるなら、本当に一度インターネットから離れることをお勧めします。


今後もネット上の根拠なき陰謀論にはくれぐれもご注意ください。


あとそんなに中国製品を警戒するなら、お手元の携帯端末等を構成している中国産の部品やその携帯に入ってるアプリ等も警戒してください。



  一帯一路に組み込まれるのか


組み込まれないよ。落ち着け大人。

一帯一路は中国が他国のインフラに資金を拠出して実質的に支配するリスクがあるから懸念されるもの。

日本に、もちろん大阪にもそんな施設はないよ。

たしか姉妹港協定を発端にこのデマがでたと記憶してますが、姉妹都市協定ってのは「交流しようね」という趣旨のもので、どちらかが破棄を申し入れれば破棄されるものです。

それを一帯一路というなら世界の港は大体全て繋がっちゃってますね。

まじでいまだに本件を言ってる人がいるなら、ほんとに笑われますのでご注意くだされ。


  中国と変な繋がりあんのか


ないって。しつこいな。
ちなみにわたしは3年間、大阪維新の会の幹事長をしています。

「なにを小物がッ」と言われるかもしれませんが、大阪維新の会の事務的な責任者であり、大体のことは入ってきます。

「もしかして家出たら美人局に会うのか」とドキドキした時もありましたが、びっくりするくらい何もなかったよ。

個人の議員レベルで付き合いのある方はいると思いますが、そんなもん自民党にも立憲にもどこにでもいるよ。

むしろ立憲にはもちろん、自民党にも中国と縁のある議員は大勢いらっしゃるよ、検索したら山ほどでるじゃないか。

議連レベルのものや友好都市レベルのものは他国同様にある。

重ねて言うが組織として中国と変なつながりなどない。

もう選挙のたびにこれいうのめんどくせぇ。


  維新は保健所を減らしたのか


減らしてないって。




維新誕生以前に機能再編があっただよ。

 

保健所は国の法改正等にともない機能再編された結果いわゆる「保健所」という看板の機関数は減少してます。


ただ都道府県が担っていた保健所行政を中核市に移行したり、保健所がになっていた機能を保健センターに移行し各行政区に設置するなど、時代に併せた機能再編がなされてきました。


保健所数が減ってもその機能はどこかで担われています。推移は上記のとおりです。


これは当然全国的な傾向であり、維新が政党として誕生する以前の話しになります。


維新府政市政とはまったく関係なく、維新が保健所を減らしたというのは完全なデマです。


 


  維新が保健師減らしたのか


常勤保健師数は増えてる




府保健所の保健師数だけをピックアップして悪意ある主張をするケースも見受けられますが、上述のとおり保健所の行政機関間の移管にともない各移管先でむしろ増加してたりします。


大阪府下全体をみて保健所のリソースが減らされたわけではありません。

 


  維新のせいで病院職員が減った


病院職員数は増えてる

 


こちらも府下全体のリソースをみると増加しているのに、一部の数値を抜き取り医療リソースが削られたと主張する悪意あるケースがあります。


より柔軟な事業経営判断の実現のため独法化が加速、公営企業病院に限らず医療資源は様々な形で提供されています。


公営病院職員数だけをぬきとり病院職員が激減!は悪意ある主張に過ぎません。

 

 

以上差し当たって思いついたデマへの回答!

過去記事再掲。

あと医療リソース関連はバレットさんに感謝。



しょうもない中国関連デマや陰謀論には特にご注意を。ネット社会では広く客観的に情報を取得くださいね。


そして、各地で頑張る維新の志士たち、最後まで頑張って、応援してます!!