満開のSAKURA
 2010・4・3~東京・千代田区~
 前日のどんよりした天気がスカッと晴れた。そうだ、さくらを見に行こう。地下鉄・九段下の階段を上がると、うわあ、すごい見物客!!土曜日でもあり、日本武道館でH大の入学式も行われていたため、身動きが取れないほどの見物客でごった返していた。歩いた沿道は、千鳥ケ淵。そうかあ、ここが爆風スランプの「大きなたまねぎの下で」の詞にも出てくる有名な地なんだねえ。満開のさくら並木を無の境地で歩けば、ひらひらと落ちる花びらの音も聞こえてきそうだ。カメラを手にしている外国人観光客も多い。四季があることをはっきりと認識できる国・日本。その象徴的な花でもある「SAKURA」はもう、世界共通語なんだね。千鳥ケ淵を見ると、カップルや親子連れがボートに乗って、さくらを見上げながらはしゃいでいる。う~ん、春だ。花粉症で苦しみながらも、冬が完全に終わったことを実感した。
水中で見たかった…。
 2010・4・2~東京・某所~
 やっぱり見たかったなあ…。東京に滞在していながら、一日中、ホテルで写真整理をしていた。小笠原で撮影したデータを最初から見直していくうちに、悔しさがぶり返してきた。当地でのダイビングの最大の目的は「水中でザトウクジラを見ること」だったからだ。現地ガイドいわく「水温が例年より早く上がったから、クジラが早くいなくなっちゃかも」。くそ~、もう少し早く行きたかった~!!!温暖化の影響で、例年の傾向がアテにならなくなってきているのだ。船上ではザトウクジラのパフォーマンスを見られたから、まだよかったが…。まあ、次回にリベンジだな。
上の写真は「フルークアップ」。水面で呼吸をしたクジラが再び、水中に戻る時、尾びれを高々と上げる。尾びれが水中から水面より上に出た時に尾びれから滴る水しぶきがとてもきれいだ。数あるパフォーマンスの中で一番好きかも。クジラはボートの動きを嫌うため、普通は横に泳いだり、沈んでいく姿を見るのだが、このようにボートの方向に向かって沈むシーンは珍しい。
下の写真は「スパイホップ」。穴から出てくるモグラのように、水面から顔を出して、水面上の様子をうかがう行為だ。ボート上で「キャ~、キャ~」と興奮している人間の声が気になったんだろうね。「なんかうるさいなあ」なんて声が聞こえてきそうだ。今回は、お世話になったボートの近くで泳いでくれたため、こんな近いところから撮影できた。今度はぜひ、水中でお会いしましょ!!!
大都会のさくら
 2010・4・1~東京・浜松町~
 25時間半の船旅を終えて、東京・竹芝桟橋へ。あ~、しんど~。まだ、体が揺れている。そんな気持ちでJR浜松町駅への沿道を歩いていると、さくらがきれいに咲いていた。そうだ、今年初めてのさくら鑑賞だ。小笠原でも咲いていないかな~って探したけど、さくらの木はどこにもなかったんだよね。東京には一度も住んだことがないから、東京で初めて見るさくらだった。大都会でのさくらって、どんな感じなんだろう??ずっと思っていたが、ビルと絡めてもいい感じだ。西日を浴び、花びらが輝いていた。花心がまったく分かっていない拙者でも、さくらの季節になると「日本人でよかった」と思うのだ。東京に住んでいるみなさん、どこか「ここでは見とけ!!」というような鑑賞スポットってご存知ないですか??



