まぐろ参拝で大漁や!!
2011・1・10~兵庫・西宮市~
こりゃ、大漁の予感やなあ。「十日えびす」の本えびすは、総本社である西宮神社に出向いた。本殿で参拝後、拝殿をのぞくと、大きなまぐろが置かれていた。商売繁盛、五穀豊穣の神で知られるえべっさんは元来「大漁追福」の漁業の神。聞けば、神戸東部中央卸売市場が豊漁を願い、1970年から日本人が大好きなまぐろと鯛が奉納されるようになったという。体長290センチ、体重280キロの招福大まぐろに、参拝客が硬貨をペタペタと張りつけ、手を合わせていた。僕も「まぐろ参拝」をやってみたが、最初は冷凍状態だったまぐろも、すっかり解凍されており、なかなか硬貨がうまく張り付かない。できるだけ粘りが残っているところを狙って、うまく張りつけた。う~ん、なんだかいい感じ。えべっさん、みんなの願いを聞きましたね。たくさんの福を、よろしゅう頼んまっせ~!!!
おのみっちゃんが福を届けた~
2011・1・9~大阪・大阪市~
なんだか、景気がよくなった気分になった。商売繁盛の神様「えべっさん」で知られる今宮戎神社の「十日えびす」が開幕。宵えびすの午前、恒例の宝恵駕籠(ほえかご)行列を見物しに繰り出しきた。元禄期に南地の芸妓さんたちが船場の旦那衆の代わりに同神社に参拝したことから始まった行事。現在では、芸妓さんはもちろん、福娘やタレントが宝恵駕籠に乗り込んで、総勢約500人が同神社まで、ミナミの商店街を練り歩いている。大阪に長年住んでいながら、生で見たのは初めて。日曜日とあって、見物客でごった返していたが「ほえかご、ほえかご~」という掛け声が街中に響きわたった。今年は昨季のプロ野球パ・リーグの本塁打王・T-岡田らが乗り込んだが、一番人気は瀧本美織。NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」のヒロインだ。大阪が舞台でもあり、通り過ぎるたびに「あかりちゃんだ~」「きれい~」なんて声があちらこちらから飛んできた。テレビの中ではお好み焼き店を開いているおのみっちゃんも笑顔いっぱい。ナニワのみんなに福を届けると同時に、店の売り上げもよくなるかも??
ピョンピョン、うさぎのように…
2011・1・3~京都・京都市~
なんだか、飛躍できそうな気分になった。例年通り、三が日最終日に初もうでに出掛けた。左京区にある岡崎神社。安産、厄除けの神が祀られており、いまの僕には全く関係ないのだが、注目すべきは本殿前に狛犬ならぬ狛うさぎ像があり、通称・うさぎ神社と呼ばれている点だ。神様と政治家をまったく信用していない無宗教の拙者だが、興味は十分にそそられた。さっそく社内をのぞいてみると、参拝を待つすご~い行列。本殿前に行くと、赤い目をした狛うさぎが、まるでアイドルのように囲まれていた。お子ちゃまからおじいちゃん、おばあちゃんまで、カメラや携帯電話を手に写真をパシャリ、パシャリ。賽銭箱の後方には、招きうさぎも飾られていた。参拝後は「物事が右肩上がりに進んでいく」という意味がこめられた「飛躍(ぴょん)守り」も購入。「亀のように、遅くても地道に、着実に前に進む」が僕のモットーなのだが、この時だけは「うさぎのようにピョンピョン跳ねてジャンプアップしたいな」と思ったりした。

