ハジメテノハツヒノデ
2011・1・1~大阪・大阪市~
やっぱり、お初はいいですねえ。冷え込む早朝、初日の出を拝みに梅田スカイビルの展望台に上った。予報通り、東の方向にある生駒山の上空は雲で覆われていたが、午前7時を過ぎると、その切れ目から、まばゆいばかりに輝く太陽が現れた。陽光を浴びると、コンクリートジャングルはもちろん、大阪城も真っ赤に染まった。夕陽は好きでよく撮影するのだが、日の出は初めて。実は36年間生きてきて、初日の出を見ること自体、初めてだったのだ。昨年までは、夜遅くまでテレビを見て早朝に床に就くパターンだったのだが、一念発起??して出掛けた。満足のいく初日の出ではなかったが、まあいいか。いつかは日本人の誇り・富士山と初日の出のコラボレーションを見たいな。2011年こそ、いい年になりますように…。
大みそかのビッグサプライズ
2010・12・31~京都・京都市~
最後の最後で、びっくらこいた!!ふとんから抜け出せず、ぬくもりの中でニュースを見ていると、雪化粧をした鹿苑寺金閣の映像が流れてきた。うすら雪の大阪とは違い、京都では早朝から大雪が降り始めた。あまりの衝撃的な映像に、寒さも一気に吹っ飛んで、大急ぎで着替えて京都市内へ。参道を通り抜けて目の前に現れたのは、おしろいを施したような雪景色。傘の下からは「うわあ、きれい」なんて声が飛んでくるが、ずっと、ずっと見たかったあこがれの景色を目の前にして、言葉が出てこない。寺関係者いわく「こんなに積もることはめったにない。十数年ぶりじゃないかな」。へえ、そうなんだ。あわててやってきたかいがあった。日本中で大荒れの天候の大みそかだったが、僕にとってはビッグサプライズで熱くなった最高の2010年最後の一日だった。
人気者の王様
2010・12・22~大阪・大阪市~
その歩き方は、まさに王様だった。僕の大好きなスポット・海遊館で開催中の「ペンギン・パレード」を見物してきた。子どもはもちろん、大人も大好きなオウサマペンギンが水槽の中から抜け出して、お客さんの前でパレードするのだ。足をペッタン、ペッタンさせて大きな手をいっぱいに広げて、胸を張って歩く姿は、文字通り王様。いつもガラス越しで観ているだけだったペンギンちゃんが目の前にいる。その事実だけで、テンションが上がる。係員が「くちばしが危ないので、手で触れないでください」とお客さんに注意喚起しているのだが、王様自らが子どもたちに近づいていく。だから「かっわいい~♥」なんて声が、あちらこちらから飛んでくる。目もクリクリしていて、とってもキュートなのだ。
実は冬至の夕陽を見るのが最大の目的だった。大阪港の西に望む関門の間に夕陽が沈む瞬間を見たかったのだが、あいにくの天気で、雲がいっぱい。太陽は姿を見せてはくれたのだが、水平線上には雲が漂っており、雲と雲の間からのぞくのが精いっぱいだった。だから、ペンギン・パレードを見られたことは、その消化不良に終わっていた心を十分に埋めてくれた。今度は自然の中、できれば海の中で見たいな。


