フーテンの横チン -312ページ目

夜のシャンパン・ロード


フーテンの横チン

 20101217~大阪・大阪市~

 1本の通りがシャンパン・カラーで彩られていた。クリスマスまで10日を切り、大阪の夜の街もきらびやかな明かりで、とてもにぎやかだ。淀屋橋から難波へと抜ける御堂筋では、イチョウ並木を利用してのイルミネーションが施され、仕事や食事を終えてのサラリーマンやカップルが見上げては「うわ~、きれい」と目を癒していた。1・4キロに及ぶ光のロードで目に留まったのは「星くずエリア」。通常バージョンは金色にホワイトなのだが、しばらく歩いていると、遠くにピンク色に輝く一帯を発見。金色にピンクの共演で、まさにシャンパン・ロードとなって、キラキラと輝いていた。歌手・欧陽菲菲の「雨の御堂筋」で初めて知った御堂筋。この冬には「雪の御堂筋」を見られるかな??


21世紀のルネサンス


フーテンの横チン

 20101214~大阪・大阪市~

 新旧の芸術の光の共演だ。オフィス街が並ぶ中之島周辺で開催中の「OSAKA 光のルネサンス」。暗闇が街を支配すると、無限の光が辺り一帯をまばゆいばかりに明るさを放った。その一角にある大阪市中央公会堂でも、光の演出が訪れた観衆の完成やため息を誘っていた。大正時代のネオ・ルネサンス様式の歴史的建造物として有名なレンガ造りの建物に、複数の絵画が音楽に乗って色彩鮮やかに映し出される。フランス・アベニューと名付けられた街灯の下で眺めると、本当にヨーロッパにいるような錯覚に陥る。クリスチャンでもないのに、ひと足早い神聖な夜に思わず感動していた。


ぬくもりを感じる時間


フーテンの横チン

 20101211~大阪某所~

 やっぱり、夕空が好きだ。寒冷前線が通過し、雨も降った大阪は最高気温13度と冷え込んだ。寒がりの僕は冬が苦手だが、24時間の中で太陽が沈む時はぬくもりを感じることができる。もちろん、晴れわたった青空も好きなのだが、太陽が大きくなって水平線へと消え、空が真っ赤に染まる瞬間は、いまが冬であることを忘れさせてくれるし、幸せな気持ちになる。写真は前日10日の鉄橋を走る阪急電車。雲が多かったが、少しの時間だけ顔を見せた夕陽の日差しを浴びて、とっても気持ちよさそうだ。これからもっと、もっと寒くなるが、お日様からパワーをたくさんもらって、冬を乗り越えていきたいな。