魅惑の九州ぶらり旅~⑦JR佐世保駅~佐世保港をてくてく~
2014・2・9~長崎・佐世保市~
海上自衛隊の艦艇見学前、ほんの短い時間だったが、JR佐世保駅周辺をぶらぶらしてみた。長崎市と同じで、やっぱり坂の町だんだな。遠くから眺めても、ちょっぴり急な坂に、建物がひしめくように並んでいた。上のほうから見た夜景って、どんな感じなんだろう?そんなことを思いつつ、まずは佐世保港へと向かった。
佐世保港には、さまざまなショッピングモールが入る「させぼ五番街」がある。フェリーから下りてきた人や買いもの客で、周辺はにぎわっていた。ちょっぴり休憩と海を眺めていた。よく見ると、所どころにオレンジ色の浮き輪を置いていた。誤って海に落ちる人も多いのだろうか。
五島列島へと向かうフェリーや高速船などが出入りしていた。キャリーバッグなどを引きながら歩いている人もけっこう多い。でも、のんびりした雰囲気。せかせかしながら動くのはイヤだもんね。一方で、お昼時だったので、飲食店前は人だかり。特に、佐世保バーガーを購入しようとする人が行列をつくっていた。遠くから聞くと、90分待ち!そこまでしてまで食べたくない。
フェリーターミナル内に向かうと、なにやら雰囲気のいいお店発見。「バーガーマップ」の中にも紹介されているが、意外と空いていた。穴場なのかな?せっかくなので、海を見ながら食べたい。ということで、テイクアウトで佐世保バーガーを購入した。
「させぼシーサイドパーク」のベンチに座って、さっそくいただいた。なるほど~。肉厚のハンバーグに、見るからに新鮮なレタス、トマトが窮屈そうに挟まれていた。海上自衛隊の艦艇を見ながらパクパク。できたてなのでアツアツ。ボリューム感も十分で、1個だけでおなかが満たされた。
なんだか見つめられている気がして、後を振り向いたら、ザトウクジラがブリーチするモニュメントがあった。夏場になると、五島列島でホエールウオッチングができるようだ。沖縄の座間味島が有名だが、長崎でもスポットがあるんだ。今度、行ってみようかな。
佐世保らしいタイルを発見。キャップをかぶった艦艇くんがあいさつしているようだった。こんなのを見たら、子どもは喜ぶだろうな。
佐世保港を少し離れると、教会を見つけた。三浦町カトリック教会の聖心天主堂。米海軍基地もあるし、やっぱりクリスチャンが他の場所よりも多い町だからね。間近で見ているだけで、なんだか異国情緒を感じることができる。
海上自衛隊の艦艇を見学後、再び駅へと向かっていると、日が暮れてきた。朝からずっと、上甲板の砲台などを見ている間も「夜景を見たい」という思いが心の片隅にあった。さあ、どこで見られるのかな?情報収集へ、駅構内の観光案内所へと急いだ。
魅惑の九州ぶらり旅~⑥日曜日はカレー曜日・出張編 海軍カレー~
2014・2・9~長崎・佐世保市~
立てかけられた看板には、海上自衛隊倉島庁舎内部の案内が書かれていた。その中央付近に「海軍さんのカレー」の文字。なんて、いい響きなんでしょう!ちょうど、この日は日曜日。旅行中なのでつくれないな、どっかで食べたいなと思っていたところだったのだ。まさに、佐世保ならではのメニュー。小腹も空いたし、食べて帰ろうっと。
庁舎に潜入すると、食堂があった。「いらsっしゃ~い」。かわいらしい声のおかあさんが出迎えてくれた。海軍さんのカレー、くださいな。「はい、はい」。メニュー表を見てみると、飲みものが多い。ふだんは職員の方々が利用しているんだろうな。
景色は最高だ。窓からは護衛艦がバッチリ見える。艦艇を眺めながら、海軍カレーを食べる。お茶を飲む。この場所でしかできない、ぜいたくだ。
「お待たせしました~」。銀皿に盛られたカレーには目玉焼きがトッピングされている。ルーは濃い目で、お肉はミンチ。サラダ付きだ。「野菜はじっくり煮込んでいるから溶けているのよ」。なるほど。
せっかくなので、護衛艦と海軍カレーを絡めてパチリ。「お兄ちゃん、冷めないうちに早く食べて」。はい、食べま~す。スパイスが効いていて、ちょっぴり辛めだ。「ちょうどいい辛さですね」と話しかけると「ここに停留している船にも、それぞれ料理長がいて、それぞれのカレーがあるのよ。つくり方も全然違うから、味がいろいろあるのよ」。だから「あの船のカレーはめちゃくちゃうまいらしい」などのウワサが隊員の間で広まったりするらしい。
もちろん、この食堂の海軍さんのカレーもオリジナル。リンゴなどのフルーツやハチミツも入っているそうだ。あまりにも好みの味だったので、あっという間に平らげた。「また、いらっしゃい」。はい、また来ますよ。おかあさんの笑顔に見送られながら、食堂を出た。護衛艦を見学して。海軍さんのカレーも食べられて大満足。まさに佐世保でしかできない旅の時間を過ごせた。「
魅惑の九州ぶらり旅~⑤海上自衛隊艦艇に乗船~
2014・2・9~長崎・佐世保市~
佐世保って聞いて、何をイメージする?そんな問いかけをされたら、真っ先に「海軍の町」と答える。海上自衛隊があるし、米海軍基地もある。長崎でぶらり旅をするなら、遠くからでもいいから、艦艇を見てみたい。そんなことをずっと思っていた。出発前、どこに行こうかなあ、とインターネットで観光地を調べていたら、一覧の中に「海上自衛隊、艦艇一般公開」の文字があった。なんだと?護衛艦に乗れるのか??内部に潜入できるのか???それなら、行くしかないでしょ!!
ということで、長崎ランタンフェスティバルの興奮が冷めやらぬ中、移動してきた。さっそく佐世保港に行ってみると、海上自衛隊倉島岸壁に停留する多用途支援管「あまくさ」が見えるではないか。映像や写真でしか見たことがなかったから、一気にテンション上がりまくりだ。遠くから眺めていても、しょうがない。案内の看板を目印に10分ほど歩いて、海上自衛隊倉島岸壁に到着。受付を済ませて進んでいくと、目の前に大きな船が迫ってきた。
デカ~イ!!宇宙戦艦ヤマトみたいだ!!1/1サイズのプラモデルが海に浮かんでいるみたい。もう、気分は子どもと同じだ。周りを見渡すと、休日とあって、家族連れやカップルが見学に来ていた。なんだか、自分と同じで、みんな興奮しているようにみえる。
2艇ともに護衛艦で、手前が「いそゆき」で、奥が「じんつう」。今回、見学できるのは「じんつう」だそうだ。さあ、内部潜入。はりきって、タラップを進んだ。
「こんにちは!」。制服姿の男性4人が出迎えてくれた。お勤め、ごくろうさまです!「さっそく、ご案内させていただきます!」。ナビゲーターをしてくれたのは、写真右の吉田射管。よろしくお願いします!しばらく、マニアックな武器の紹介になるので、あしからず。
最初は「76ミリ速射砲」。最大射程距離は16キロで、発射速度は毎分80発。360度回転。対空・対艦両用で、自動化と遠隔操縦により、砲塔内を無人化した砲口武器だ。
「アスロックランチャー」は最大射程10キロ。事前にセットされた時機に、アスロックミサイルのロケット部及び機体部が分離。弾頭部の魚雷がパラシュートで降下して着水。パラシュート部を切離し、目標の潜水艦を攻撃する。
「水上発射管 HOS-301C」。後部にある球体に空気を送り込み、その圧力で魚雷を発射させる装置。発射された魚雷は水中にいる潜水艦を捜索し、攻撃する。主に、近くにいる目標に対して攻撃する対潜水艦用の武器だ。
「高性能20ミリ機関砲 CIWS」。対艦攻撃用ミサイルに対し、最終防御の役割を果たす。センサーと攻撃武器の両方を統合した独立のシステム。捜索から攻撃まで完全自動。最大射程はなんと1万2000ヤードだ。
「艦対艦ミサイル ハープーン」。ハープーンとは、エスキモーが狩りに使用しているモリのこと。全天候性で、最大射程距離100キロ以上。発射後は自分で目標を捜索し、命中させる。
まあ、こんな感じで説明をしてもらった。上甲板しか案内されなかったので「内部は見学できるんですか?」と尋ねると、吉田射管は「ダメなんですよ」。まあ、そりゃそうだ。「松山から来られたんですか?こういう武器に興味があるんですか?」。そう聞かれたのだが、はっきり言って知識もないし、チンプンカンプン。すごいなあと単純に感じただけだ。ミサイルが100キロ以上も飛ぶとか、イメージがまったくわかない。「1億円あげる」と言われても、持ったこともないし、触ったことがないから、イメージが分からないのと同じだ。とにかく、すごいものを見させていただきました。ありがとうございました!!
ほかにも、上の護衛艦「ありあけ」が停留していたが、見学できず。残念…。
まあ、どう見ても男の世界だから、興奮しているのは男子だけかと思っていたら、後方から「早く、あっちに行こう!」とか「あれ、前から撮ろうよ!」という黄色い声が聞こえた。カメラを持った女子グループが走ってきた。いろんなアングルから、シャッターを押しまくり。なるほど。撮り鉄と同じで「護衛艦女子」というのも存在しているんだなと知った。
普段は絶対に入れない敷地で、護衛艦を見学できるなんて、幸せな時間を過ごせてよかった。満足気分で帰ろうかなと思っていると「カレー男子」としては見逃すことができない文字が書かれた看板が目に入った。
佐世保って聞いて、何をイメージする?そんな問いかけをされたら、真っ先に「海軍の町」と答える。海上自衛隊があるし、米海軍基地もある。長崎でぶらり旅をするなら、遠くからでもいいから、艦艇を見てみたい。そんなことをずっと思っていた。出発前、どこに行こうかなあ、とインターネットで観光地を調べていたら、一覧の中に「海上自衛隊、艦艇一般公開」の文字があった。なんだと?護衛艦に乗れるのか??内部に潜入できるのか???それなら、行くしかないでしょ!!
ということで、長崎ランタンフェスティバルの興奮が冷めやらぬ中、移動してきた。さっそく佐世保港に行ってみると、海上自衛隊倉島岸壁に停留する多用途支援管「あまくさ」が見えるではないか。映像や写真でしか見たことがなかったから、一気にテンション上がりまくりだ。遠くから眺めていても、しょうがない。案内の看板を目印に10分ほど歩いて、海上自衛隊倉島岸壁に到着。受付を済ませて進んでいくと、目の前に大きな船が迫ってきた。
デカ~イ!!宇宙戦艦ヤマトみたいだ!!1/1サイズのプラモデルが海に浮かんでいるみたい。もう、気分は子どもと同じだ。周りを見渡すと、休日とあって、家族連れやカップルが見学に来ていた。なんだか、自分と同じで、みんな興奮しているようにみえる。
2艇ともに護衛艦で、手前が「いそゆき」で、奥が「じんつう」。今回、見学できるのは「じんつう」だそうだ。さあ、内部潜入。はりきって、タラップを進んだ。
「こんにちは!」。制服姿の男性4人が出迎えてくれた。お勤め、ごくろうさまです!「さっそく、ご案内させていただきます!」。ナビゲーターをしてくれたのは、写真右の吉田射管。よろしくお願いします!しばらく、マニアックな武器の紹介になるので、あしからず。
最初は「76ミリ速射砲」。最大射程距離は16キロで、発射速度は毎分80発。360度回転。対空・対艦両用で、自動化と遠隔操縦により、砲塔内を無人化した砲口武器だ。
「アスロックランチャー」は最大射程10キロ。事前にセットされた時機に、アスロックミサイルのロケット部及び機体部が分離。弾頭部の魚雷がパラシュートで降下して着水。パラシュート部を切離し、目標の潜水艦を攻撃する。
「水上発射管 HOS-301C」。後部にある球体に空気を送り込み、その圧力で魚雷を発射させる装置。発射された魚雷は水中にいる潜水艦を捜索し、攻撃する。主に、近くにいる目標に対して攻撃する対潜水艦用の武器だ。
「高性能20ミリ機関砲 CIWS」。対艦攻撃用ミサイルに対し、最終防御の役割を果たす。センサーと攻撃武器の両方を統合した独立のシステム。捜索から攻撃まで完全自動。最大射程はなんと1万2000ヤードだ。
「艦対艦ミサイル ハープーン」。ハープーンとは、エスキモーが狩りに使用しているモリのこと。全天候性で、最大射程距離100キロ以上。発射後は自分で目標を捜索し、命中させる。
まあ、こんな感じで説明をしてもらった。上甲板しか案内されなかったので「内部は見学できるんですか?」と尋ねると、吉田射管は「ダメなんですよ」。まあ、そりゃそうだ。「松山から来られたんですか?こういう武器に興味があるんですか?」。そう聞かれたのだが、はっきり言って知識もないし、チンプンカンプン。すごいなあと単純に感じただけだ。ミサイルが100キロ以上も飛ぶとか、イメージがまったくわかない。「1億円あげる」と言われても、持ったこともないし、触ったことがないから、イメージが分からないのと同じだ。とにかく、すごいものを見させていただきました。ありがとうございました!!
ほかにも、上の護衛艦「ありあけ」が停留していたが、見学できず。残念…。
まあ、どう見ても男の世界だから、興奮しているのは男子だけかと思っていたら、後方から「早く、あっちに行こう!」とか「あれ、前から撮ろうよ!」という黄色い声が聞こえた。カメラを持った女子グループが走ってきた。いろんなアングルから、シャッターを押しまくり。なるほど。撮り鉄と同じで「護衛艦女子」というのも存在しているんだなと知った。
普段は絶対に入れない敷地で、護衛艦を見学できるなんて、幸せな時間を過ごせてよかった。満足気分で帰ろうかなと思っていると「カレー男子」としては見逃すことができない文字が書かれた看板が目に入った。
























