魅惑の九州ぶらり旅~⑥日曜日はカレー曜日・出張編 海軍カレー~
2014・2・9~長崎・佐世保市~
立てかけられた看板には、海上自衛隊倉島庁舎内部の案内が書かれていた。その中央付近に「海軍さんのカレー」の文字。なんて、いい響きなんでしょう!ちょうど、この日は日曜日。旅行中なのでつくれないな、どっかで食べたいなと思っていたところだったのだ。まさに、佐世保ならではのメニュー。小腹も空いたし、食べて帰ろうっと。
庁舎に潜入すると、食堂があった。「いらsっしゃ~い」。かわいらしい声のおかあさんが出迎えてくれた。海軍さんのカレー、くださいな。「はい、はい」。メニュー表を見てみると、飲みものが多い。ふだんは職員の方々が利用しているんだろうな。
景色は最高だ。窓からは護衛艦がバッチリ見える。艦艇を眺めながら、海軍カレーを食べる。お茶を飲む。この場所でしかできない、ぜいたくだ。
「お待たせしました~」。銀皿に盛られたカレーには目玉焼きがトッピングされている。ルーは濃い目で、お肉はミンチ。サラダ付きだ。「野菜はじっくり煮込んでいるから溶けているのよ」。なるほど。
せっかくなので、護衛艦と海軍カレーを絡めてパチリ。「お兄ちゃん、冷めないうちに早く食べて」。はい、食べま~す。スパイスが効いていて、ちょっぴり辛めだ。「ちょうどいい辛さですね」と話しかけると「ここに停留している船にも、それぞれ料理長がいて、それぞれのカレーがあるのよ。つくり方も全然違うから、味がいろいろあるのよ」。だから「あの船のカレーはめちゃくちゃうまいらしい」などのウワサが隊員の間で広まったりするらしい。
もちろん、この食堂の海軍さんのカレーもオリジナル。リンゴなどのフルーツやハチミツも入っているそうだ。あまりにも好みの味だったので、あっという間に平らげた。「また、いらっしゃい」。はい、また来ますよ。おかあさんの笑顔に見送られながら、食堂を出た。護衛艦を見学して。海軍さんのカレーも食べられて大満足。まさに佐世保でしかできない旅の時間を過ごせた。「




