あれから、3年
2014・3・11~愛媛・松山市~
日が暮れた城山公園には、たくさんの灯火があった。ボランティアグループ「まつやま万灯会(まんとうえ)」が毎年2、8月に行っており、今回で6度目となるそうだ。園内には、約1000個のろうそくが供えられていた。
同グループは東日本大震災で津波の被害に遭った宮城・女川町に定期的に赴き、救援活動をしている。みかんやタオルを贈ったり、清掃活動をしてきたのだという。「ろうそくは大震災で亡くなられた方々の数です」。関係者が教えてくれた。だれが呼びかけるわけでもなく、自発的にメンバーが集まり、このような万灯会をしているのだという。
あれから、3年の歳月が過ぎた。映像や写真で被災地の状況を見ているが、いっこうに進まない復興に、何もすることができない腹立たしさ、むなしさを感じるしかない。その一方で、子どもたちの無邪気な笑顔が映ると、希望を感じることができるのも確かだ。ただ、一日も早い、あのころの東北に戻ってほしい。ろうそくの灯りを見つめながら、そう願った。
どら焼きは別腹
2014・3・10~愛媛・松山市~
不惑を前にして新発見である。仕事仲間から、おみやげで島イチゴどら焼きをもらった。今治・大三島産のイチゴを使った和スイーツ。甘いものには目がない39歳のオッサンは、100円玉を握りしめてお菓子を買いに行った後の子どものように、スキップしながら(もちろん、心の中で)おウチに帰った。
「スイーツは別腹」とは、よく言ったものだ。脂っこい唐揚げ弁当の大盛りを平らげた。けっこう、おなかはいっぱいだったが、島イチゴどら焼きをひと目見たら、そんなことは一瞬にして忘れていた。焼き加減は普通のどら焼きよりも少し強いが、真っ赤なイチゴ3個とあんこがはみ出るように挟まれているのを見て、よだれが出てきた。
まずはイチゴをパクリ。う~ん、甘い。その後、イチゴとあんこをいっしょに食べてみた。う~ん、甘さが2倍や!でも、普通のどら焼きのように、あんこが詰まってはいないので、甘ったるくはない。イチゴの甘さ、あんこの甘さがほどよい感触で繰り返された。あっという間に1個を食い終わると、すぐに2個目へ。もちろん、あっという間に、お皿からなくなってしまった。
小さいころ、お皿に山盛りにのっているどら焼きを食べるドラえもんを見て「ロボットなのに、なんでどら焼きを食えるんだ?」と不思議がりながらも、うらやましくてしかたなかった。大人になって、あんなに一度に食べたら、糖尿病になっちゃうと理解できるようになった。2個ぐらいがちょうどいい。
いくら、ごはんをたくさん食べても「どらやきは別腹」ということである、ハイ。
日曜日はカレー曜日~その12・牛レバーとキャベツのカレー~
2014・3・9~愛媛・松山市~
最近、花粉症で苦しみ、元々弱っちい体がさらに弱り切っている。何か、体にいいものを摂りましょう…とスーパーマーケットで物色していると、真っ赤なレバーを発見した。いいねえ、レバーを食いましょ!いまは生レバーを食べられない。でも、ただ焼くだけじゃ、おもしろくない。なら、カレーに入れましょ!ということで、この日の具は牛レバーに決定だ。
レバーということで、野菜はニラ!といきたいところだが、同じく食べたくなったキャベツを選択した。残っていたジャガイモを炒め、レバーにしっかり火を通す。キャベツと絡めた後、水とカレールーを入れて、はいできあがり!う~ん、うまそう。レバーの、あの独特の食感が苦手という人は多いと聞くが、この食感がたまらなく好きなのだ。カレーがに染みていて、なおうまし。キャベツも正解だった。普通のカレーに飽きた人にオススメです。


