フーテンの横チン -259ページ目

日曜日はカレー曜日~その13・ゴーヤカレー~


2014・3・16~愛媛・松山市~
 何をどう間違ったのか、脳の中がポカポカ陽気でほぼ真夏になっていた。夏になれば、食べたくなるのがゴーヤなのだ。16年前の沖縄・宮古島の食堂。ゴーヤチャンプルなるものを先輩に勧められて食べたのだが、それまで味わったことのない苦さに、すぐに戻してしまった。でも、何度か食べるうちに、この苦さが病みつきになった。
 スキューバダイビングに出会い「沖縄病」を患って以来、南国に行けば必ず、食べるようになった。現実の世界に戻っても、スーパーマーケットに行けば、ゴーヤを探して、いろんな料理を試すようになった。もちろん、カレーライスに入れるのも時間の問題だった。
 ゴーヤカレーは自分のツートップの一角。夏になれば、ほぼ毎日食べている。まだ春にもなっていないのに、なんだか無性に食べたくなった。少し早いとは思ったが、ゴーヤをメインの具にすることに決定。いつもの店で探すと、値札には「198」。高っ!少しだけ悩んだが、食い気が勝った。相性のいい豚肉も購入し、さあ調理だ。
 ゴーヤが苦手という人は少なくないだろうが、しっかり火を通して炒めれば、あの独特の苦みは少しだけ和らぐ。しょうゆを少しだけたらすのがポイント。豚肉と絡めて、あとはいつも通りに水を入れて、カレールーを混ぜるだけだ。これだよ、これ!ルーの辛さとゴーヤの苦さの絶妙なハーモニーが口の中で奏でられる。食は止まることなく進み、いつの間にか、皿からはカレーがなくなっていた。毎日食べても飽きない味なのは間違いない。今年の夏もゴーヤカレーざんまいか!?
 

ツバキカンザクラとメジロ


2014・3・16~愛媛・松山市~
 ちょっくら愛車を飛ばして、道後公園にやってきた。ツバキカンザクラが満開とニュースで見て、行ってみたいなと思っていたのだ。それに、ツバキカンザクラを見たことがなかった。最初、梅の花に似ているので素通りしてしまった。木に掛けられている札を見て気づいたぐらいだった。缶コーヒーを飲みながら鑑賞していると、遠くの木から、ウグイス色の鳥たちが集団で飛んできた。メジロだった。メジロって梅の木によくいるという先入観があったのだが、サクラの花も好きなのね。
 ウグイス餅の色を連想して、このメジロのことをウグイスと勘違いしている人は少なくないだろう。実際のウグイスは、どちらかといえば茶色っぽいのだ。毎年撮影しているが、ピンク色のツバキカンザクラと緑色のメジロは、やっぱり絵になるなあ。ちっちゃな男の子が「わあ、ウグイスがいっぱいいる~」と指を差してパパに教えていた。「ホントだねえ」と笑っている親子に「違いまっせ~。メジロでっせ~」と心の中でつぶやくオッサンだった。

坊っちゃん列車と松山城


2014・3・15~愛媛・松山市~
 春ですねえ。暖かくなりましたねえ。陽気な青空に誘われて、ちょっくらブラブラしてきた。マフラーを巻くのを忘れて家を飛び出したが、まったく必要がなかった。それほどポカポカしていた。もちろん、花粉症対策のマスクは忘れなかったけどね。
 南堀端を自転車で走っていると、ポッポーと汽笛を鳴らして、坊っちゃん列車が松山城を背に通過していった。毎日のように見ている光景だから、新鮮ではなくなってきているけど、ソメイヨシノが咲き始めるころには、さまざまな場所でたくさんのシャッターチャンスを呼び込んでくれるんだろうな。楽しみだなあ。