日曜日はカレー曜日~その13・ゴーヤカレー~
2014・3・16~愛媛・松山市~
何をどう間違ったのか、脳の中がポカポカ陽気でほぼ真夏になっていた。夏になれば、食べたくなるのがゴーヤなのだ。16年前の沖縄・宮古島の食堂。ゴーヤチャンプルなるものを先輩に勧められて食べたのだが、それまで味わったことのない苦さに、すぐに戻してしまった。でも、何度か食べるうちに、この苦さが病みつきになった。
スキューバダイビングに出会い「沖縄病」を患って以来、南国に行けば必ず、食べるようになった。現実の世界に戻っても、スーパーマーケットに行けば、ゴーヤを探して、いろんな料理を試すようになった。もちろん、カレーライスに入れるのも時間の問題だった。
ゴーヤカレーは自分のツートップの一角。夏になれば、ほぼ毎日食べている。まだ春にもなっていないのに、なんだか無性に食べたくなった。少し早いとは思ったが、ゴーヤをメインの具にすることに決定。いつもの店で探すと、値札には「198」。高っ!少しだけ悩んだが、食い気が勝った。相性のいい豚肉も購入し、さあ調理だ。
ゴーヤが苦手という人は少なくないだろうが、しっかり火を通して炒めれば、あの独特の苦みは少しだけ和らぐ。しょうゆを少しだけたらすのがポイント。豚肉と絡めて、あとはいつも通りに水を入れて、カレールーを混ぜるだけだ。これだよ、これ!ルーの辛さとゴーヤの苦さの絶妙なハーモニーが口の中で奏でられる。食は止まることなく進み、いつの間にか、皿からはカレーがなくなっていた。毎日食べても飽きない味なのは間違いない。今年の夏もゴーヤカレーざんまいか!?
