どら焼きは別腹 | フーテンの横チン

どら焼きは別腹


2014・3・10~愛媛・松山市~
 不惑を前にして新発見である。仕事仲間から、おみやげで島イチゴどら焼きをもらった。今治・大三島産のイチゴを使った和スイーツ。甘いものには目がない39歳のオッサンは、100円玉を握りしめてお菓子を買いに行った後の子どものように、スキップしながら(もちろん、心の中で)おウチに帰った。
 「スイーツは別腹」とは、よく言ったものだ。脂っこい唐揚げ弁当の大盛りを平らげた。けっこう、おなかはいっぱいだったが、島イチゴどら焼きをひと目見たら、そんなことは一瞬にして忘れていた。焼き加減は普通のどら焼きよりも少し強いが、真っ赤なイチゴ3個とあんこがはみ出るように挟まれているのを見て、よだれが出てきた。
 まずはイチゴをパクリ。う~ん、甘い。その後、イチゴとあんこをいっしょに食べてみた。う~ん、甘さが2倍や!でも、普通のどら焼きのように、あんこが詰まってはいないので、甘ったるくはない。イチゴの甘さ、あんこの甘さがほどよい感触で繰り返された。あっという間に1個を食い終わると、すぐに2個目へ。もちろん、あっという間に、お皿からなくなってしまった。
 小さいころ、お皿に山盛りにのっているどら焼きを食べるドラえもんを見て「ロボットなのに、なんでどら焼きを食えるんだ?」と不思議がりながらも、うらやましくてしかたなかった。大人になって、あんなに一度に食べたら、糖尿病になっちゃうと理解できるようになった。2個ぐらいがちょうどいい。
 いくら、ごはんをたくさん食べても「どらやきは別腹」ということである、ハイ。