溜池ではたらく不動産屋のブログ_Season 3 -278ページ目

マイクロジャーナリズム

気楽なツイッター本かなと思って買いました。

フリージャーナリストの上杉隆さんが、政治家や
ジャーナリストたちと、ツイッターの可能性、
今起きていることを語ります。

読み進めていくうちに全然違うことに気が付きました。
上杉さんといえば、記者クラブの壁を打ち破ろうとしてきた
ひとですが、ツイッターやユーストリームの登場で
劇的な変化が起きようとしています。

これまで、新聞やテレビといった巨大マスコミが
情報を流すのが当たり前で、当然その中で、情報は
生理整頓されてきました。一般庶民には知らされない
ことが多々あったわけです。

いまや、ツイッターの登場により、たとえば原口大臣とか、
自分のメディアを持っているような状態になりつつあります。
そして、上杉さんのようなフリージャーナリストでも
かなりの影響力をもつようになっています。

いまだに日本では、ツイッターやったことあるかないかという
レベルですが、アメリカではインフラになりつつあります。
グーグル以来の発明と言われています。

『今から寝ますなう』だけで終わるにはもったいない
ツイッターの可能性を教えてくれる本です。
選挙前にジャーナリズムについて考えてみるきっかけにも
なります。今は公職選挙法で、ネットは使えませんが、
今後使えるようになった場合、ツイッターはちからのある
候補者にとっては相当な武器になりそうです。
おすすめです。
なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか(晋遊舎新書007)
上杉 隆
晋遊舎
売り上げランキング: 9234
おすすめ度の平均: 4.5
4 ともかくツイッターをいじり始めてからを読むと、「マイクロジャーナリズム」としての可能性に目覚めると思う。
5 ツイッターが何かが知りたい方のために
5 世界が変わります。
5 ツイッターの楽しさも意味もわからない方にこそ
4 ツイッターを使って自分自身が影響を感じた人の対談集

京都

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暑い 暑すぎる

『新』日本経済入門

・本当に日本は財政破綻するのか?
・日本が財政再建するためには何が必要なのか?
・構造改革で景気は本当によくなるのか?
・日本は中国経済に飲み込まれるのか?
・ユーロの失敗から日本は何を学ぶべきなのか?
・今後のアメリカ経済は日本にどう影響するのか?

これらに対する回答が本書のなかにあります。
新聞やテレビで報道されている論点を徹底的に検証し
その間違いを説明してくれます。

完全に鵜呑みにするのも良くないと思いつつも、
マスコミで報道され、常識だと思っていたようなことを
どんどん切り捨てていく痛快さに、ぐいぐい引き込まれます。

いくつか、このひとの本を読んでみようと思います。
おすすめです。


経済ニュースが10倍よくわかる「新」日本経済入門 (アスコムBOOKS)
三橋貴明
アスコム
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おすすめ度の平均: 5.0
5 パンキッシュな経済本
5 日経読んだりニュース見ても経済がわからない人へ
5 「実践・『本能寺』なき日本の未来」が、今ここに
4 新聞とは違った視点

JAL崩壊

うーん。これを読むとJALに乗りたくなくなります。
全てを鵜呑みにするのは良くないと思いますが、あまりにひどい。

まさに、自分たちの権利を主張しあうことに明け暮れた
歴史がえがかれています。
本当に再生できるんでしょうか・・・
この本を読むと、出来ない気がしてきます。
がんばれ!と言いたいところですが、がんばってくれなさそうです。

アマゾンの評価はかなりひどいですが、
内容は悪くないと思います。
みなさん、手厳しいですな。
JAL崩壊 (文春新書)
JAL崩壊 (文春新書)
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日本航空・グループ2010
文藝春秋
売り上げランキング: 10411
おすすめ度の平均: 2.0
1 星ゼロである
1 ひどい文章
2 これが新書か??
1 本を読む気持ちになれませんでした。
2 途中から複雑な思いになりました

ブログは講演会でツイッターは立食パーティー

うまい表現だと思いました。
確かにそんな印象があります。

ソフトバンクの孫さんとUstreamで長時間の対談をした、
佐々木俊尚さんの著作です。

エゴサーチって、日本ではあまり耳にする機会は
ありませんが、欧米では随分前から言われています。
僕が英語のリスニング用に使っているCNNニュースでも
2008年版で、相手をグーグルするという記事がありました。

会社に頼って、肩書きに頼って生きていくことが
だんだん難しくなっていきているのは間違いないでしょう。
それならば自分で出来ることはやっておこうと。

『今日は暑いですなう』みたいな意味の無いつぶやきは
ほどほどにしておいて、他者にとって有益な情報も発信しようと。

僕もいちおうそう思って自分が読んだ本を紹介してみたり
していますが、もう少し本業の不動産ビジネスについても
発信してみようかなと、そんな気にさせてくれる本でした。
誰が読んでいてくれるかわかりませんしね。
ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術 (宝島社新書)
佐々木 俊尚
宝島社 (2010-01-09)
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おすすめ度の平均: 4.0
4 ツイッター、SNS、ブログを個人の営業ツールに変える
3 そのまま実践できるか?
3 フリーランスの人とか向けかも
3 セルフブランディング?ギルド社会化?
4 クラウド活用のいろは

日本の論点

『人口が減少すると国力が低下する』
『日教組が強いと子供の学力が低下する』
『日本の大停滞の本質は何か』

などなど、なんとなく受け止めている事柄を
データをもとに客観的に分析して、説明してくれます。
そして、これまでの思い込みや通説のほとんどが誤りだと。

日本経済の行く末を考えるにあたっての論点が
かなり網羅されており、ひとつひとつの論点がコンパクトに
まとめられているので、最初から全部読まなくても、
気になるところだけ読むことも出来ます。

思い込みにとらわれずに、その背景にある
データを読み解いていくことの重要性を教えてくれます。
アマゾンのレビューはなかなか手厳しいですけど、
悪くないです。(図表がわかりにくいというのは確かにそうかも)

新潮選書 日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学
原田 泰
新潮社
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おすすめ度の平均: 4.0
4 各章末に簡潔なまとめがある。
2 恣意的なデータの羅列・モデルの構築は浅薄
4 図表が解りにくすぎる。
1 定義
3 官僚の考え方を知る本

強欲社会主義

またしても中国関連です。
7月17日から19日まで上海に行くことにしたので
中国関連をいくつか読んでみることにします。

タイトルにあるように、まさに強欲です。
日本人とはまったく違うメンタリティです。

そもそも社会の体制がまったく異なります。
1989年からの約20年で考えても、日本は総理が海部さんから
はじまって菅さんまでで15人、中国の総書記は江沢民さんと
胡錦濤さんの2人で政権交代もありません。

しかも13億人の規模があります。
このまま世界を征服してしまうのでしょうか・・・
日本で新聞を読んだり、テレビを見たりしているだけでは
わからないことが数多く書いてあり、参考になります。

強欲社会主義 中国・全球(グローバル)化の功罪 (小学館101新書)
遊川 和郎
小学館
売り上げランキング: 138057
おすすめ度の平均: 5.0
5 中国のありのまま
5 日本のメディアでは知り得ない最新の中国の実態を10年余の中国滞在経験と多くの情報パイプを持つ筆者がわかりやすく教えてくれる必読の本です。
5 日本式社会主義(官僚主義)の発展型?
5 「強欲経済」と「国家戦略」の境目
5 中国と付き合う上で必読の書

拝金

元ライブドア 堀江さんの自伝的(?)小説です。
これまで世に出てこなかったエピソードがちりばめられており
新たな発見があります。

語り口がとてもライトなかんじなので、どんどん読めます。
ワールドカップの試合を見ながらでも読めます。

もともとアマゾンで注文していたのですが、
iPadでも読める電子版があるのを知って、アマゾンを
キャンセルして電子版を買いました。
紙版が約1400円、電子版だと約1000円です。
iPadで読みましたが、特に不都合はありませんでした。
これからどんどん電子版が出るようになると便利ですな。

小説としては、よく出来ていると思います。
ビジネス書みたいな要素もあるし。
拝金
拝金
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堀江 貴文
徳間書店
売り上げランキング: 41
おすすめ度の平均: 3.5
5 当時の狂乱を思い出した
1 あ~あ・・・ヒドすぎ
4 ジャンクフードっぽく
2 マンガだな。
5 ビジネス立志伝として、啓発書として面白い。

中国

中国の人々が世界で繰り広げていることが描かれています。

中国からの移民がオーストラリアを乗っ取ろうとしています。
中国からの移民がカナダを乗っ取ろうとしています。

これから中国がもっと経済力をつけていったら
どうなるんでしょうな。

北京五輪や上海万博などの華やかな部分だけではない
中国の側面を見ることが出来ます。
それなりにおすすめです。

でも、上海万博は行ってみたいです。
中国人の世界乗っ取り計画
河添恵子
産経新聞出版
売り上げランキング: 2205
おすすめ度の平均: 5.0
4 中国人と民主党の外国人優遇政策に注意を!
5 徐々に回りが本書のようになって来ています。
5 押し寄せて来るものに。
5 世界中で問題になっていることが分かる
5 世界中にチャイニーズコミュニティが出来上がっていく

北斗神拳より太極拳

サイボウズの社長の青野さんの著書です。
確かに、ワタミの渡邉さんの熱闘経営みたいなものとは
対極にあるといえます。

ものすごくできるビジネスパーソンになるのは
難しいから、ちょっとデキるビジネスパーソンを目指そうと。

Q&A方式で、たんたんと進んいきます。
ビジネスでとても苦労されたんでしょうが、
それを感じさせない軽快さがあります。
本は読み飛ばして気になるところだけ読もうとか、
新聞は見出しをチェックして、気になるところだけ読もうとか。

誰でも出来ることを積み重ねていくことが大切なんでしょうね。
ちょいデキ! (文春新書)
青野 慶久
文藝春秋
売り上げランキング: 3174
おすすめ度の平均: 4.0
3 やってみようか。ちょっとだけ。
4 難しいビジネス書のサブとして
4 ちょっと役立つTips集
4 めちゃ参考になるよ!
4 大切なのは自然な姿勢。