溜池ではたらく不動産屋のブログ_Season 3 -260ページ目

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六本木ヒルズ

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六本木ヒルズ

春ですな

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夜桜

アヒージョ

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あちー

ユニクロ帝国

これまでユニクロ関連の本と言えば、柳井さん自身の著作か、またはユニクロはすごい会社だ!というようにユニクロを褒め称える本(ユニクロを肯定的にとらえた本)ばかりでした。今回の本は批判的というわけではありませんが、ネガティブな面にもスポットを当てた内容となっています。

なかなか面白いですが、どうも柳井さんの本からの引用がけっこう多くて、また過去のインタビューからの引用もあるので、けっこう知っている内容が続きます。現在、ローソンで副社長をやっている玉塚さんを更迭するときの話とか、澤田さんが辞めるときの話なども、そんなに目新しい情報はありません。中国でユニクロが使っている工場ではたらく人々にも取材に行っていますが、それほど、ユニクロに対して否定的な言葉は出てきません。日本で店長さんとしてはたらく人々のコメントはリアリティがあって、仕事もとてもきつそうです。朝8時から夜の11時くらいまではたらくと。

そして最後は、マクドナルドの藤田田さんやダイエーの中内功さんとの比較の話になります。柳井さんも明確な後継者がおらず、柳井さんがマーケットとずれ始めたときが、ユニクロの凋落の始まりだと。柳井さんには息子さんが二人いるみたいですが、継がせるつもりはないようですね。

最後まで読んでみて、『ユニクロはひどい!、柳井さんはひどい!』と思うかと言うとそんなことは無くて、お父さんから継いだとはいえ、実質的には創業者で、ここまで会社を大きくするんだから普通の感覚じゃだめだよな、多少は非情なところがないと、こんな大きい会社は動かせないよなと妙に納得してしまいます。ソフトバンクの孫さんが100億寄付する!と宣言してしまったのでみんな忘れてしまいましたが、柳井さんも私財から10億寄付されるようです。どんなに社員に厳しくあたっていても、渋谷で豪邸に住んでいても、こんなときにポンと10億出すおじさんは尊敬に値するなーーと思ってしまう一冊なのでした。。。
ユニクロ帝国の光と影
横田 増生
文藝春秋
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春ですな
今日は寒いけど

復旧と復興

3.11を境に大きく日本社会が変わろうとしています。世界は、日本が変われるか、特に日本の政治が変われるのかを注意深く見つめています。原発対策については、政治のリーダーシップの欠如がすでに現れています。今回の震災が、阪神大震災と大きく違うのは、範囲が広くしかも東京を含んだ範囲であることと、原発に多大な影響を及ぼしたことによる、電力不足という、数年単位で続く影響です。

ただ元に戻すのではなく、いかにして国力を維持し成長する方向に持っていくことを考えながら復活させるか、そのような難しい舵取りが今まさに求められているのではないでしょうか。ガソリン泥棒があったり、被災した金融機関の金庫から4千万円が消えてしまったりとか、日本人は災害時にも冷静で秩序だっているとばかりは言えない事例も出ていますが、それでもやはり日本人は冷静に対応していると思います。暴動も起きていませんし、いつもより時間がかかっても、(多少は文句を言いながらも)いつもどおり会社に行っています。あとは政治がどのようにリーダーシップを発揮していくかにかかっています。そんなことを考えながら読みました。なかなかためになる本です。
新しい経済の教科書2011年版 (日経BPムック 日経ビジネス)

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銀座

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歩行者天国が復活!

キング・カズ!

さすがキングです。Jリーグ選抜と日本代表の試合でゴールしましたね。なんと44歳です。僕はもうすぐ35歳ですが、その昔はサッカー少年で、カズがブラジルでプレーしているときからサッカー雑誌でチェックしていました。当時はカズが日本に帰ってきて、読売クラブでプレーする!と言ってもそんなに話題にならなくて、日本代表といってもアジアでも全然勝てない時代でした。

それが今では、ワールドカップに出るのが当たり前で、決勝トーナメントまで行け!とみんなが期待するようになりました。引退したはずのジーコを選手として引っ張り出してきてまでして、Jリーグの開幕を盛り上げようとしていたころがとても懐かしいです。

そのカズが書いた本が出ましたね。『やめないよ』というタイトルです。内容は、日経新聞のスポーツコーナーで2週間に1回のペースで連載しているものをまとめたものなので、特にこれからどうするとか、いつまでプレーするとかが書いてあるわけではありません。でもカズが子供のころからずっとサッカーが好きで、今も同じ気持ちでプレーしていることがよくわかる内容です。

大震災のあと、サッカーはすごいはやさでチャリティーマッチを企画して実行に移してしまいました。プロ野球はナイターをやるとかやらないとか、セリーグだけやるとかやらないとか、よくわからないことでゴタゴタしています。プロスポーツとしての歴史はサッカーのほうがはるかに浅いのに、カズが引っ張ってきたJリーグは、完全にというわけではないと思いますが、ある面では成熟度という点で野球を追い抜いてしまったのかもしれません。やはり、キングがいるスポーツといないスポーツは違うなと思わせてくれます。カズ!まだまだやれる!
やめないよ (新潮新書)
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財閥

財閥といって日本ではなく、韓国のことです。韓国は財閥系の会社が国を引っ張っていると言ってもいいくらいに力を持っています。国家も財閥系の会社をものすごくサポートしています。びっくりしたのは、韓国は恩赦がとても多いということです。サムソンの会長さんも、会社を子供に譲るときの不正で失脚していましたが、オリンピックを誘致する!という名目であっという間に復活です。同じように、経済を再生する!という名目で多くの、一度捕まってしまった経済人がどんどん復活します。日本だとこんな簡単に復活できませんよね。これが良いか悪いかは別として、国が企業をサポートし、グローバル企業に育てていくという強い意志が感じられます。

財閥は政府がこれほどまでに後押ししているので、学生はみんな財閥系の大きな会社に入りたがります。そして日本の就活など比較にならないくらい過酷な競争を繰り広げています。TOEIC900点はあたりまえ!というような戦いです。日本の企業もアジアの学生を採用し始めています。今後ますます世の中がグローバル化すると、新卒だけじゃなくて、転職市場でも外国の人と戦う日がくるかもしれませんね。恐るべし。。。