本を片手に街に出よう -55ページ目

マックスヘッドルーム

WWWをうろついていたら、ふとしたことで目に留まり、思い出した。

80年代のSFドラマ。公式サイト?はここ
ニューロマンサー同様、かなりハマっていた。

20分後の未来。Network23。TV電源OFFは重罪!懐かしい。
TV依存、視聴率至上主義、人工知能、人格・記憶のデジタル化、現代そして近未来を予見しているような内容。よくよく考えるととても15年以上前に作られたとは思えない。

猛烈に見たくなった!しかしビデオ販売終了、DVDなし。
レンタルビデオにあるかな…ないだろうな…誰か録画とか持ってないかな?
(こういうのを動画配信してくれると良いのだが!)

いろいろ探したらファンサイトらしきものも発見。こんなカルトな情報が直ぐ得られる、やっぱWWWって素晴らしい…

もう1つファンサイト発見。

代々木

代々木新名物のドコモタワーを見上げながら新宿御苑方面へ散歩。

代々木の思い出と言えば予備校。
自分は勉強嫌いだったので受験勉強はろくにせず、もっぱら友人を誘い出しに行く場所だった。

あのころ、ベビーブームだったこともあって予備校は盛況、「数学の~」「英語の~」といったカリスマ講師が沢山いて、立ち見まで出る講義もあったことをかすかに覚えている。←予備校生徒じゃないのだが、興味本位で「もぐって」みたことがあるので知っているのだ。

ギラギラした新宿と、チャラチャラした原宿に挟まれ、特徴と言えば予備校とドコモタワーと公園(代々木公園+新宿御苑)というくらいの、悶々とした、時が止まった感のある街、それが代々木だ(代々木地元の皆さんすみません)。

しかしこの気だるい雰囲気は、欲望や希望にまみれて前向きに頑張るのに疲れた時には、ふと心を休ませてくれる良さでもある。


このまま再開発などせずに、残していてほしい。





タイトル: ロスト・イン・トランスレーション

Skypeを使ってみた

○感想!

噂どおり音が良い。
Skypeoutなる一般電話との接続サービスもある。
他のIP電話サービスと比べて海外が安いみたいだけど、海外には現状全く知り合いがいないので関係なし。しかし国内通話でも便利そうなのでそのうちやってみよう。

他の事務所や東京以外の営業所との連絡など、早速試行してみることに。
現状のオフィス電話は当然1人1台なんてないので、ぱっと連絡つけたいときなどは席から立って、手を伸ばして受話器とって、番号押して、と結構面倒なのだ。

その点、Skype+ヘッドセットならばPCで何かしながらでも「さあ電話するぞ!」という意識をせずにかけられる。


こうやって人間は便利さに溺れて堕落していくんですね…



○IDパスワードだらけ?

ところでこういったサービスは大体それ用のIDを取得してログインする仕組みになっているが、最近いろいろと手を出しているせいかIDパスワードだらけになって困っている。

大体自分が決めたIDとパスワードがあるのだが、既に使用済みやルール外で使えなかったりすると、微妙に違うIDになり、これが覚えられないのだ。

結局、テキストファイルに各サービスのIDパスワードを書いたり、手帳や付箋に書いたりしている(セキュリティ!とか騒がれる昨今、典型的な悪い例を実践中)。

IDパスワードを管理するソフトなんかもあるみたいだが、なんだか管理のための管理、みたいな変な感じである。



○SuicaをPCに標準装備しよう!

なんか一元管理出来る上手い仕組みが出来ないものだろうか?
個人的にはSuicaなどを拡張していってほしい気がする。
PCにR/Wを標準装備してしまうとか!

Edyってのもあるけど、最近Suicaに押され気味?
なんたってSuica、駅ナカにコンビニ、Suicaで買えます、ってコレは反則でしょう…

【ビジネス】徹底解説!プロジェクトマネジメント―国際標準を実践で活かす



著者: 岡村 正司
タイトル: 徹底解説!プロジェクトマネジメント―国際標準を実践で活かす



 今更感はあるが勉強しようかなという事でまたしても衝動買い。

 一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法(熊谷正寿)
を遅まきながら読んでしまい、すっかり感化されて人生目標なるものを立てた一環で、今年はPMI資格でも取ってみようかな、という考えに至った次第である。

 今までは現場の経験とカン至上主義でこじんまりとやってきたのだが、そろそろ理論立ててやらんとまかないきれなくなってきた。

 自分の周囲の仕事は、この本の理論をあますところなく使う大規模プロジェクトというよりも、数人・数ヶ月・低予算で突進するプロジェクトが多いので、果たしてどこまで本書の理論・知識が実践できるか?は少々疑問だ。

 が、知っていて敢えて省略するのと、知らないのは雲泥の差があるということで、やっぱり勉強は必要ですね。

 横文字と略語が多くて多少やられ気味であるが、まあ少しづつやるとしよう…

【小説】亡国のイージス





著者: 福井 晴敏

タイトル: 亡国のイージス 上 講談社文庫 ふ 59-2



著者: 福井 晴敏

タイトル: 亡国のイージス 下 講談社文庫 ふ 59-3







 前から気になっていたのだが、ついに読んだ。

 正直、専門用語バリバリできっついのかな~と思っていたら、違った。

 

 人間くさいがエンターテイメント性も極めて高い快作。

 全編通じて、早く先を読みたいと感じさせるのは久々である。



 息子が死んだ、その息子を殺した、妻が別居した、極めつけは父親を殺した、とすねに傷持ちすぎなそれぞれの主要キャラが、イージス艦の内外で北のテロリスト絡みの七転八倒(走ったり捕まったり転んだり爆発したり撃ったり撃たれたり隠れたり)、また極秘開発の大量破壊兵器や日米の陰謀対決まで出てきて、まさに一難去ってまた一難、二転三転の展開。



 しかし、単なるドタバタ、ドンパチだけでなく、それぞれのキャラがいちいち怒ったり泣いたり笑ったり葛藤したりがっくりしたりする。ちゃんとそれぞれの背景があるので、キャラの行動に薄っぺらさを感じさせず、かと言って重たすぎでもない、このバランス感覚が著者の凄いところ。



 一連の著書がものすごい勢いで売れているのも、うなづける。



 2005年夏に映画化するそうだが、まさに映画向き。自衛隊全面協力だそうです。

 皮肉なことに、近年の派兵や憲法論議、更には災害支援によって、自衛隊関係の認知度もだいぶあがってきたことも実現の後押しをしたのではないだろうか?

 なんせイージス艦がないと物語は成立しないし、自衛隊の協力は必須ですね。

 (このタイミングでの映画化自体が、自衛隊美化・右傾化の世論コントロールだったら…というのは陰謀小説の読みすぎかな?)



 ここ近年、ハリウッドはもとより韓国映画などにもかなり押され気味で、邦画景気は下がりっぱなしだけど、今回は元ネタは極上エンターテイメントだし、キャストも豪華だし、映画版も久々に期待できるかな?

 (頼むからへんな端折り方はしないでくれ!)



 終章は出来すぎハッピーエンドだが、1つ1つのシーンが情緒豊かで、結構泣ける。

 特に墓参りのシーンでの宮津夫人と渥美のやりとりは「静」の美しさが上手く表現されていて非常に好き。





P.S.著者様



 ご結婚、おめでとうございます。