本を片手に街に出よう -34ページ目

火山高



アミューズソフトエンタテインメント
火山高

 韓流の源流ここにあり!?
 ずいぶん前にDVD購入までしてしまっている、韓国映画では№1のお気に入り。

 日本の学園マンガ、格闘マンガのテイストを匂わせつつ、ワイヤー&テジタルのマトリックス風味を更に進化させたようなつくり。
 白黒グレー基調の映像処理がアジアの建造物や漢字やお茶や箸と茶碗といった小道具、ガクランファッションに至るまで奇妙にマッチしていてエキゾチック×ノスタルジック。また格闘シーン以外も全編小気味よいテンポの展開であきさせない。

 極めつけは、濃いキャラ達。

 チャン・ヒョク(主人公ギョンス)…ユーモラスながらも要所要所で主役級のきりりとしたカッコよさを漂わすなかなかの好演。バトルシーンもスタントなしのイキのよさですわ。

 シン・ミナ(氷の美少女ユ・チェイ)…モデル出身の現役女子高生(当時)。凛としてて美しいです。声も抑えの効いた感じで、愁いのある佇まい。ガクラン着て竹刀を構える姿はかなりマンガ的絵作りですが、ぶっちゃけいいです。

 キム・スロ(野望あふれる怪力男チャン・リャン)…怪力布袋。いちいちオーバーアクションで、憎めない熱演で、本作のムード作りを牽引。

 クォン・サンウ(火山高№1ソン・ハンニム)…悟りの境地、思慮深い言動で新人俳優なのに貫禄が漂う韓流スター。

 ホ・ジュノ(学園鎮圧教師マー・バンジン)…ちょっと白竜エキス入ってます。ダークでクールなベタベタVシネマ風キャラ作りでいかにも適役に相応しい。

 ハンニムを片思いするソ・ヨソンを演じたコン・ヒョジンなんかも結構好演してます。

 音楽もカナリいいんだよね。
 どうやら日本版では元SIAM SHADEのDAITAが、音楽監督として全曲を新たに書き下ろしているらしい。日本語の曲が入っていると思ったら、そういうことだったのね。

 この荒唐無稽なマンガに金をかけて大ヒットさせるというその気概に、シビれますね~。韓国オタクパワー、恐るべし。


他の記事も読む!

丸惣、そして映画

丸惣仕事の道中で新木場の丸惣にて昼飯。
ガード下の定食屋である。店に入るなり片面いっぱいに並ぶ惣菜から食べたいのを取って最後に飯の大中小盛を選びつつ清算する。
惣菜は手作りながらレンジで温めなおしてくれる。

なんか何ともいえない、ほのぼのした懐かしい感じ。雰囲気が昭和にタイムスリップしたような。さばみそが190円だったり、納豆が50円だったり、納豆にかけるねぎは無料だったりするせいかも知れない。
これぞ庶民の店、おふくろの味。


まったく話が変わるが、2月は好みっぽい映画が立て続けに上映される。

大御所が自分のために撮った問題作「ミュンヘン
世界で最も恐ろしいタブー、解禁。なのにタイトルで噴出してしまう「シリアナ←ごめんなさいこれは2月じゃないみたい
目を背けてはいけない。ヤバすぎる真実の物語「ホテル・ルワンダ
シティ・オブ・ゴッドを超えるか?「タブロイド

どうも自分は重いやつが好きみたいだ。

でも有頂天ホテルとかイーオン・フラックスとかも観たい今日この頃。

2月のblogは映画中心になりそう。

無敵家(池袋)

無敵家池袋ラーメンの雄、無敵家に突入。

人気店な割には今のところ池袋一筋。
店もそんなに大きくなくてカウンター主体のこじんまりした感じなのですが、TV紹介などを機に行列が出来るラーメン屋に昇進しました。

麺は中太ストレートでコシがあって好みではあります。
そしてスープはというと、王道の豚骨醤油ですが結構あっさりしたもんです。そのワケは…オリジナルMyめんを創れ!というのがお店のコンセプトなんでしょう。なんてったって店名の枕詞は「麺創房」ですから。

創作用のトッピングはどれでも100円なので分かりやすいです。また豚骨にはお約束のニンニク、高菜がご自由にトッピング可。しかし両方とも調子に乗りすぎるとキビシーことに。

定番の本丸めんはかわして、ねぎ豚めんで。厚切りチャーシューが5枚、相変わらず食いでがありますね。
しかし最近年のせいか、チャーシュー残2、くらいになると食傷気味になってきます。
このレベルのこってり系でも、究極の空腹状態にしないとペースが保てない年頃になってきてしまいました。イヤだね、昔はさらに麺を大盛り(無料!)にしたところで余裕だったんだけどな。


ねぎ豚めん ¥980-


他の記事も読む!

風邪

をひいてダウンしている間に、ライブドア(というよりマネックス)が大変なことをやらかして自分の保有株もダウン。
ライブドアとは関係ないのに…悲しいっす。マネックスの野郎、さてはインチキ外資とつるんでやがるな。あんまり調子こいてナメたことしてると次はお前の番だぞ(ってくらいの気概を見せてくれ東京地検特捜部または金融庁…ってもしかしてみんなグル?)

久々にやる気出して「カレンダーの全ての日にアンカーが打たれるように!」と書き続けていたblogも、風邪と株のおかげで皆勤賞は断念ですわ。残念!

それにしても、風邪で家にいたので久々にテレビを見ていましたが、すごいですね。
何がすごいって、テレビに出ている人たちのライブドア(ホリエモン)に対する手のひらの返しっぷりといったら、ここはマトリックスの中か?と勘違いしそうな高速っぷり。

つい数日前までは「時代の寵児」とか言ってたのに、顔を真っ赤にして公共の電波使ってそんなに口からつば飛ばしてまで糾弾しなくても。
ライブドア株大量に買ってたのかな?
しかも「だいたい、こうなることは前から分かってた」なんてしたり顔で評論ぶってるやつがお笑い芸人とか「アンタblogで集めた情報をしゃべってるだけじゃないの?」というようなエセ評論家気取りだったりするからどうしようもない。

ほんと最近のテレビってつまらない。

電波に乗せてコンテンツを垂れ流すという、前時代的な少品種大量消費的テクノロジーの分際で、いまだに流行最先端の時代をリードする業界だという意識で強力自己催眠状態だから性質が悪い。流石、最後の護送船団と言われるだけあるよ。

もはやコンテンツ配信はネットを使った多品種少量選択消費時代に変わりつつある。
テレビはコミュニケーションのメインストリームではなくなった。マス=コミという言葉もそのうち意味を失っていくだろう。

IT企業たちよ、めげずにがんばろう。そして今度こそ真の変革を実現していこうではありませんか。

とえらそうに吼えても自分は末席中の末席ですがね。
身の程をわきまえつつ、適度に理想と野心を持って鋭意努力する次第。

光麺(恵比寿)

光麺 池袋発の人気店、光麺の恵比寿店に潜入。

 もともとデザート「史上最強 プリン」「世界最強 杏仁豆腐」(ほんとにこういうメニュー名です)があったりして若い女性などにも人気の店なんですが、ここ恵比寿店では更に集客力がありそうな仕掛けがあります。

 1Fは間口が狭いが奥行きがあるお洒落な雰囲気のカウンター席なんですが、2Fがびっくり。なんとシアタースタイルの座席になっていて正面には大画面61インチディスプレイがどーんとCMやらランキングやらいろんな映像を流しています。
 これはすごい仕掛けですね。

 オリジナルの光麺は醤油ベースのあっさり系。麺は太めです。熟成光麺というとんこつ系もあり、当然ながらどれもトッピング「全部のせ」がお奨めであり定番ですが、ここは数量限定メニューでTVでも絶賛紹介中らしい「焦がし坦々麺」を行きます。

 その名に相応しく真っ黒いチャーシューが乗った、辛党にはかなりそそる色合いのスープに包まれた麺が登場。ラー油が独特の風味で、香ばしい辛さが炸裂します。
 チャーシューは黒胡麻をまぶして炭火で炙っているようです。坦々スープと絡めて食べると一切れでかなりご飯がイケる辛党+ご飯党にはたまらない味わい。

 後半、辛さはいいんですがラー油の風味が若干しつこくなってきて、スープも含めて完食まで至らなかったのが後悔ですが、冬場に坦々麺はやなり旨いね!

 しかし年齢的にそろそろ必ずライスをつけるのはやめないとまずいかな…
 ベルトが1年に穴1つずつ拡がっているような…

 しかし所詮人間、旨いものには、勝てません。


焦がし坦々麺 ¥880-
半ライス ¥120-


他の記事も読む!