【ビジネス】ブログ・オン・ビジネス

シックス・アパート株式会社
ブログ・オン・ビジネス 企業のためのブログ・マーケティング
ブログの考え方をビジネスに応用するにはこうしましょう、といった入門書に近い内容。
この本の説得力の源泉は何と言ってもブログの生みの親、シックスアパート社が編集しているところ。実際、同社代表取締役の関さんも執筆している。
さらに、Webプランナーがある企業のWebサイトをリニューアルする経過や、ブログをビジネス活用している企業の事例などが載っていて、Webをビジネスに応用しようと考えている諸氏には参考になろう。
ただし本文は156頁程度、膨大な資料的価値を求めている場合は不向きである。あくまで基本的なことを再認識する、あるいは思考のスパイス、読み物的に捉えるべきものである。
そう言えば、ブログってどうやって生まれたの?誰がどうやって考えたの?といったうんちくも得られるので、ブログをやっているならビジネス応用意図の有無に関わらず一読しても良いかも知れない。酒の肴に小話として語れることうけあいである。
実際、ブログツールは、Webというものを、HTMLだのCGIだのDBだのといったシステム開発会社主体で「おい、日本語しゃべれよ」とつっこまれてしまいそうな技術用語連発の閉鎖的な世界から、企画力、表現力、ビジネスモデルといった本来のビジネステーマ主軸の世界にぐっと引き寄せた。
そもそもシステム開発という、作り手側の論理がこれほど横行していた業界というのも珍しい。
システム・インテグレータは、あくまで顧客主体のビジネスプロジェクトにおける一要素でしかなかったシステム開発というものを、独立した仕事・プロジェクトにしてブラックボックス化してきた。
そして顧客も「コンピュータは訳の分からない難しいもの」として思考停止状態になり、本来考えるべき領域までまとめて、あるいは満足にビジネス目的を考えきらずに目的そのものをシステム化にすり替え、システム・インテグレータに丸投げしてきた。
昔はインターネットというインフラやWebといった「自ら標準化され拡張化されていく」革新的なソフトウェア基盤もなかった。全てにおいて、技術者が何かしらの手を入れなくてはならない。確かにそんな時代だったからこそ技術者集団というのは重宝されわが世の春を謳歌していた。
もはや現代では顧客自身が「なんだ。私でも出来るじゃん」ということに気づく土壌が出来、条件が揃ってしまった。
そのことを一番分かっていないのはシステム・インテグレータ自身かも知れない。
いま、システム・インテグレータに人材が集まりにくくなってきている。
また、SEは3K職業だ、と言われて久しいが、これらのことはブログの台頭と全く無関係という訳ではあるまい。しかしSEという言葉すらも、単なるソフトウェア技術者のことを指してSEとくくられることも多く、この辺の定義の曖昧さがプロフェッショナル欠乏症に陥っているIT業界の問題点と言えなくもない。
こういう本を読むと、つくづく「ソフトウェアは単なる道具。要はどう作るかじゃなくてどう使うかでしょう!」ということを再認識させられる。
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東京とんかつ&陽光城

シカァモゥ!(にきび治療薬CMに出てくる外人風)ヨリニヨッテとんかつなんて食っちまった!
もおダメだ。監理ポスト行き確定。こうなったらマイクロダイエット教に入信か?
誰かこのほとばしる食欲を止めて…
東京とんかつでロースかつ。何が東京なんだかは不明だが、とりあえず池袋の深夜帯、両隣の席はキャッチの仕事をたった今終えた風なイケメンガングロあんちゃん2名、およびピアスあけまくりのチンピラ風スキンヘッド。ちょっと怖いぞ。
さらに、コの字型カウンターの対面には、なんだかずっと怪しい独り言を言うおばちゃんと、パチンコで大敗でもしたのか?やたらと店員にあたる30代後半ちょいケバ女、強制捜査に入られた当事者並に顔面蒼白な小室風あんちゃん。
うーん。確かに東京かも。
満腹度ストップ高で店を出ると、隣には池袋では結構有名?な陽光城がある。特定アジアンテイスト漂う24時間雑貨店だ。思わず寄り道。

↑こんなの買いました。
ここ数年急速にチャイナタウン化してきた池袋界隈でも、2002年の7月7日オープンのこの店は中国の食材や雑貨、CD、中国で放送されたテレビを録画したビデオ等を販売しており、店内は中国語表記、店員の使う言葉も中国語。中国人にとってはまさに異国におけるオアシスだろう。
豊島区は東京都の外国人のうち5%弱がいてそのうちの半分以上は中国人。なにげに家賃が安いアパートが多いのが外国人集結の理由とされている。
しかし中国人はどこに行ってもチャイナタウンを作り、自分達の文化を持ち込んでくるね。日本人はどっちかと言うと「郷に入っては郷に従え」的なところがあるような気がするけど、彼らのバイタリティと自分世界構築能力は目を見張るものがある。
しかも中国人達、よく言えば大陸的おおらかさ、悪く言えば超テキトー。
↓これを見よ。いくら見た感じ似てるからってユユナッツはねえだろうが!

手書きの張り紙ならまだ許すが、売り物に表記する日本語くらいはちゃんとしようぜ!まったく
よくそれで人を宇宙に送れたな。
NET&COM2006

日経コンピュータ(広告が多くてちょっと騙された感もあるが、たまに特集がイカしてるために、別れようと思いつつも付き合い続けてしまうIT業界向け雑誌)の購読権がついているので、それにつられて有料セミナーを申し込んでしまい聴きにいったんですが、卒倒するくらい退屈だったので途中で抜けて、展示会へ。
ここ数年不景気だったせいか、この手の展示会は心なしか元気ない感が漂っていましたが、今年は景気の先行きも良くなって来たのか、どこも派手にアピール合戦をやってます。
景気回復感を感じさせる具体的な現象として、コンパニオンの数が多いような気がします。あと、どこもアンケートに答えてもれなくプレゼント!みたいなことをやってました。
各社だんだん絨毯爆撃風攻撃重視の営業になってきたみたいですな。
しかしコンパニオンのお嬢様方がアンケート用紙をちらつかせて道行く来場者にアピる姿が通路の先までずーっと続く光景はなんだか繁華街に迷い込んでしまった錯覚をしてしまいます。
いかんいかん、オヤジかオタクじゃないか、しまりのない顔で微笑みかけるコンパニオンにふらふらと寄っていこうとする自分を抑えつつ、仕事に関係ありそうなブースだけ手短に観てまわります。
ここで知ってても何の役にも立たないコンパニオン雑学その1。
コンパニオンってつま先の位置や、スカートの端の位置、視線の位置を合わせるために、各人それぞれの身長調整用ハイヒールを履いているんだそうです。
広告アピールのプロフェッショナル達はシークレットな部分で努力をしているのですね。
帰り際に、100円で10分間インターネットが出来るコーナーを発見。
新橋で食べる夕飯をどこにするか、思わず検索してしまいました。
このアイデアって、もっと普及しないですかね。昔の電話BOXのように、ネットBOXっていうのが街中にあっても良さそうな気がするんですが。
NTTさんとか折角持ってる電話BOXの資産を転用してやってくんないかな。
(しかし現実にはどんどん減ってますね…ネットBOXのアイデアがイケると思ったら是非やめずにおいたほうがいいですよ)
例えば、1分10円とかにすれば回転率も多少良いだろうし、それで日中10時間の使用率30%としても1,800円/日。30日で54,000円だから半年~1年で元が取れるのでは?無理?
問題は酔っ払いに破壊されたりとか、メンテナンスコストがかかるのでしょうかね?
正拳突きでも割れない液晶ディスプレイ、叩いてもジュースこぼしても動作し続ける強靭なキーボード、ひっぱっても切れないコードでボタンも頑丈なマウスがあれば、耐久性もあがって実用性が出てくるのではないかと思います。
#電子機器に、家電のように一般社会に溶け込めない弱みがなんとなく漂っているのは、この辺のデリケートさ故だと思うな…
誰か有識者が、まじめに計算&検討してみてほしいなあ。
どうせイキオイで敷いた光ファイバとか、余ってるでしょ?e-Japanという「IT土建国家」構想のもと、一年で数件しかないような申請システムとか無駄なシステム沢山作るよりは、ネットBOXに予算つっこんだほうがいいかもよ?
おばあちゃんでも小学生でも、ちょっとネットBOXで探し物をして街を闊歩する社会。いいじゃないですか。
国民のPCリテラシ底上げが出来て、電子立国に役立つと思いますが!
…すみません雑学その2はありません。
番外編:屋台(池袋東口)

屋台と言えば九州博多の屋台が観光名所になるくらい有名ですが、ここ東京のコンクリートジャングルにある屋台は、どこか哀愁が漂います。
最近では道行く人もグルメが多いのか?屋台も結構大変みたいですね。
せめて一番高価なチャーシューメン\800-を注文しときます(あと他はラーメンと味噌ラーメンしかないけど)。
ばりばりの醤油に細ストレート麺。薄切りチャーシューとねぎ、メンマ。
That's屋台!!!って感じです。
外の空気にあたりながらすするラーメンは当社比1.5倍速で流しこむことが可能です。
しかも、塩分取りすぎ、と判っていても、つゆは全部飲んでしまいます。
しかし隣の初老の親父、ゆでたまごをピンで頼んだあげくに、ラーメンにも入れてたなあ。
あなどれないぜ団塊世代。
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末廣(大久保)

秋田の居酒屋チェーンが経営する新福菜館が東京進出するのに作ったラーメン屋らしいのですが、入ってびっくりするのはその内装。
昭和のレトロ看板が壁一面を囲み、一段カウンターのみの座席。
クリーム黄色がかった店内照明なども、力の入ったプロデュースぶりを垣間見せます。

名物肉中華そばが定番のようなのでそれをいきます。
博多人の大嫌いな、まっ黒いスープは若干塩辛い正真正銘の醤油味。とんこつ多国籍軍が砂漠の嵐作戦も顔負けの勢いで押し寄せてきているここ東京砂漠においては、どこかほっとさせる味わいながらも、なかなか特異な味。
麺は細麺ストレート。宣伝文句「屋台の味」を追求するならこれが王道でしょう。

肉はフツーに薄切り肉が無造作に大量投入されてます。ねぎが入れ放題なので忘れずに入れます。具はほんとに肉だけなので、アクセントとしてねぎは必須。アト入れねぎのひんやりした新鮮シャキシャキ具合が、程よく真っ黒醤油と肉に絡んで心地よいです。
夜中だったのでごはんは頼みませんでしたが、これはごはんが食べなくなりますな。途中で放り込んでラーメンライス化するのも良いかも。
うん。大好きって感じではないが周期的に食べたくなる感じだね。しかし昨今の醤油とんこつ+具沢山の流行に反していることは事実。お願いだからつぶれないでね。
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