オーストラリアでヨガ講師をしている
佐々木はるかです。
多民族国家の環境の中で
ハタヨーガを指導しながら、
インドの学校を通して
クリシュナマチャリア伝統における
哲学を学んでいます。
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インターネットが普及して、
世界中の情報と人々にアクセスできるようになったと同時に、
SNSの拡大は窮屈な環境を生みつつもあります。
誰もが何者かでなければいけないような雰囲気や、
有益なこと以外は呟きづらい時代の流れ、
情報についていかなければ
置いていかれるようなプレッシャーと煽り。
そういう世界もあっていいと思う、
でも私はその世界は選ばないと思う。
個人的な選択として。
科学は、間違っていることも、
解明できていないことも多いのに、
絶対的真実だと思って
信じている人がたくさんいるのは、
科学がある意味宗教化しているからだと言ってる人がいて、
すごい面白いと思っている。
ヨガもアーユルヴェーダも科学も、
一つの世界の見方でしかない、
優劣のない対等性の中で存在している。
現代科学にそこまで重きを置かない私は、
盲目的に現代科学を持ち上げる現代社会に対して、
横目で流しながら過ごす暮らしですが、
同じ理由から、
ヨガ絶対至上主義には
私はならないのだろうと自分に対して分析をしています。
それは、ヨガを信じないということではなく、
ヨガこそが唯一の正解で
他の思想は間違っていると思わないこと。
もし他の思想を否定することがあるとしたら、
自分自身で修正してあげられる、
そんな私でありたいなと思います。
ヨガだって結局、One of many でしかない。
私はヨガを選んだけれども、
それは他の思想が間違っているということと
イコールではないのだよと
いつもいつも
今のこの感覚を忘れずにヨガを学べたらいいなと思います。