オーストラリアでヨガ講師をしている

佐々木はるかです。

 

 

 

多民族国家の環境の中で

ハタヨーガを指導しながら、

 

 

インドの学校を通して

 

クリシュナマチャリア伝統における

哲学を学んでいます。

 

 

結構前ですが、

以前メルマガの中で綴った、

 

ヨーガスートラ第2章5節の話をシェアします。

 

 

 

 

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ヨーガスートラ

第2章5節

 

 

Anitya asuci duhkha anatmasu

Nitya suci sukha

Atmakhyatih avidya

 

 

- Avidya is to mistake the non-eternal,

pure, good and atman respectively.

 

 



マインドに関することと、最近あった話。

 




私のチャンティング仲間の70歳のJ。


体調を崩していて
ここ一年会えてませんでした。




偶然街であったら、

病気のせいで見かけが変わりすぎてて


誰か分からんくて。




変わってしまった自分に負い目を感じていたようで、

私には話しかけてこなかった。

 

 

 

お互い一度通り過ぎた後に、

違和感を感じて私が振り返ると、

 

 

あちらも私を振り返って見ていたJ。

 

 

 

 

思わず駆け寄って、

話しかけました。

 




“How are you?”
と聞いたら、

“Not good.”(全然よくないわ)

と即答。




ハグをして、


なんだかとても複雑な思いが

湧いてきて。

 


一言二言交わして、


またねと言って別れて
歩き出した瞬間、


この2.5のスートラが
頭に浮かんだ。



この教えが
状況にぴたりと
当てはまったような気がして、

何度か心の中で唱えて、

私の心身に刻もうとして、

 

 

 

共感をJに送ろうとして、

 





その瞬間、


“さっとスートラ出てくるなんて
勉強の成果出ててえらい!”

という邪念だか、自己満だかが浮かぶ。

 

 





一人で駐車場まで歩いて
車に乗り込んだ次の瞬間、



給油ランプがついて、



“ガソリンこのタイミングかよー
今日時間ないのになー”

と思った。





マインドは複雑だ。

次から次へと、

よくこんなにも
忙しく働けるものだなあ。



自分のマインドのことすら
全くわからない。



ヨガを学びながら

 

この複雑さと、
私は一生向き合っていくのかな。

 

 

 

 

Taming my own mind through yoga practice...

Going through all the complexity... eventually into simplicity...