今年に入ってからのブログは、僕がヨガをどう捉えて、顏晴るジムではヨガをどういう形で伝えているのかという事について書いています。
でも、生徒さんにとってそこまで知る必要はなかったりします。
ただ、僕の言葉の一つ一つがどこから出ているかという事を知っていると、生徒さん自身のヒントにはなると思っています。
僕の使う表現や方法についての理解が深まるからです。
理解が進むと、それに合わせて練習も進みやすくなります。
顏晴るジムには身体を柔らかくしたい人が来てくれます。
最近は「ヨガを深めたい」と最初から思って来てくれる人が増えたので、とっても嬉しいなあと思っているんですけど。
あ、もちろん、身体を柔らかくしたい人が悪い訳でも嫌な訳でもないですよ。
僕自身も身体を柔らかくしたいと思っている一人です。
ただし、顏晴るジムはヨガスタジオです。
身体が柔らかくなるのはヨガをした結果なんです。
この辺が禅問答みたいで難しくなるかもしれないんですけどね。
身体を柔らかくしたいという意図そのものはとても素晴らしい事なんですよ。
でも、身体を柔らかくする為にヨガをするというのはちょっと違ってきてしまうんです。
何故こういう話をするかというと、身体が柔らかくならない人は、身体の変化の前に思考の変化が必要が場合があるからです。
⇒宗教戦争
さて、前置きが長くなりましたが、本日のテーマは前屈についてです。
ヨガのポーズでいうと、ウッタナーサナ(伸ばしきったポーズ)です。
これを太もものストレッチとするか、ヨガのポーズとするかで取り組みが変わって来るんです。
そんな訳で、前屈に対して、ヨガの視点からの取り組み。
そして、それを踏まえた上での僕の取り組みについて説明したいと思います。
さて、ヨガの視点から前屈を見た時。
前屈が苦手な人はどういう取り組みをしていくと良いのでしょうか??
こういう状態になった時、ストレッチをしたがっている人は、「自分の身体が硬い」という事に焦点を当てます。「伸ばさなきゃ!!」ってなります。
それで痛かろうが無理して引っ張って、あまり変化がなかったり、悪ければケガに繋がってしまいます。
でも、ヨガの視点で焦点を当てた時、全く違う発想になります。
ヨガの視点では、まず「この状態をキープした時にどんな感じがするかな?」というただの観察をします。
評価をしない観察です。
その上である質問をします。
「気持ち良いかな??」もしくは「安全(怖くない)かな??」という質問です。
そうすると、こうしたり。
こうしたり。
ちなみに、上の写真は油断したハーフドッグ。
股関節の働きかけを意識するとこうです。
でも、最初はどっちでも良いですよ。
ハーフドッグで余裕があったので、気付いてより深められたというだけです。
ヨガの取り組みでは、こんな工夫をして心地よく過ごせる様にするだけです。
これが強引にストレッチをする道との大きな違いです。
ヨガは自分を健やかにする道です。
結果にだけ焦点をあてて、無理矢理で危険な道に進むのは避けたいです。
ヨガの視点はここまで。
ここからは僕の経験が伴った視点です。
前屈がこうなっている時。
身体が硬くて前屈が出来ないとは思いません。
もちろん、身体が硬い事は原因の一つなんですけど、もう少し違う見方をします。
前屈が、「身体が硬くて出来ない」と見ずに「身体の使い方が下手で出来ない」という見方をします。
この違いは大きいです。
「筋肉を伸ばす」のではなく、「上手に使おう」という発想で練習をしだすからです。
四角いタイヤを履いた車に乗っている人がいました。
「スピードがでない」と言っています。
もっとパワフルなエンジンを積む様にアドバイスしますか??
それとも丸いタイヤを履く様にアドバイスしますか??
前屈が出来ない自分がいました。
さあ、どんなアドバイスをしてこうしてあげますか???
この前屈は、ハムストリングスを伸ばす以外のかなり多くの取り組みをしています。
具体的な事を一つ一つあげていったら、本が一冊書けるかもしれない位の情報量です。
そして、その情報を理解するのに相応しい順番や一度に処理出来る量や深さは、受け取る人によって変わってきます。
自分で整理して受け取らないといけないんです。
その順番を整理して受け取る為に必要なものは??
気が付く意識です。
ヨガとは気が付く意識を高める為の方法です。
この前提があって、はじめてヨガのアドバイスは本当の効果を発揮しだします。
僕は10年間パーソナルストレッチのトレーナーをしていました。
多くの事を知っているし、経験しました。
色々な事を提供出来ます。
でも、今はヨガのインストラクターです。
ヨガを伝えるのみです。
とはいえ、結局のところ色々と提供しがちなんですけどね(^^)/
■顔晴るジムに興味のある方へ■
■このブログでお伝えしている方法を鵜呑みにしないでください。
あくまでも、インストラクターの個人的経験に基づくアイデアの一つとして受け取ってください。
安心と安全の下練習してください。もし自分にとって合わないと思った時は紹介している方法を採用しないでください。
もし、ブログを通じて心身に変化が起きたら、実際のレッスンでより感覚を深めてください。
ブログだけでは伝わらない、感覚的な部分までお伝えします。
ヨガが好き!でも、身体が硬い(+_+)でも。。。やっぱりヨガが大好きな方、大歓迎です(^^)/
目白 身体の硬い人の為のヨガスタジオ 顔晴る(がんばる)ジム
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