朝倉彫塑館@東京都台東区谷中七丁目
朝倉彫塑館@東京都台東区谷中七丁目明治から昭和にかけて活躍した彫塑・彫刻家の朝倉文夫(1883-1964)のアトリエと住居は1967(昭和42)年に故人の遺志により朝倉彫塑館として公開、その後、1986(昭和61)年に台東区に移管され、台東区立朝倉彫塑館となった。朝倉は東京美術学校を卒業した1907(明治40)年、24歳の時にこの地にアトリエと住居を構えた。当初は小さなものが、その後増改築を繰り返し現在の建物が1935(昭和10)年に完成した。建物は朝倉が自ら設計し、細部に至るまで様々な工夫が凝らされている。ここに朝倉彫塑塾を開き後進を育てた。 2009(平成21)年から2013(平成25)年にかけて保存修復工事を行い、耐震補強を施し、朝倉生前の姿に近づけ、文化財的な価値を高めた。建物・敷地共に国指定の文化財となっている。2015(平成25)年10月29日にリニューアルオープンした。改築前に訪ねた当時は部分的な開放で、今回(2016年5月)は全貌を観ることが出来た。(一部は非公開) 3階相当まで吹き抜けのアトリエ。 1階の和室。 3階朝暘の間、ゲストルーム。各部屋には朝倉の蒐集した美術工芸品も展示されている。 2階蘭の間、当時は温室で蘭を栽培していた。愛猫家であった朝倉の猫の作品が並んでいる。 蘭の間の扁額。古格を感じる誰の書か? 屋上庭園、当時は野菜などを栽培した。朝倉彫塑塾では「園芸」が必須科目だった。当時としてはかなりユニークな発想だ。太平洋戦争中、日本の文化財を守ったとも言われるラングドン・ウォーナー(1881-1955)の像。 屋上から中庭の眺め、中央に池が配されている。