こんにちは、オリコンランキングが発表になりました。 5 / 30 付

  

 1 New  叙情詩                     L 'Arc~en~Ciel

 2 New  恋に落ちたら                 Crystal Kay

 3 New  ダイヤモンドヴァージン           ジャンヌダルク

 4  ↓  ここにしか咲かない花            コブクロ

 5  ↓  SMILY / ビー玉                大塚愛

 6 New  between YOU and ME           SHAKALABBITS

 7    トンガリキッズ Ⅰ              トンガリキッズ

 8 New  Story                      AI

 9 New  君の思い描いた夢 集メル HEAVEN GARNET CROW

10 New  Style                      SE7EN


  先週の予想通り新曲ラッシュでランキングが一新しました。

 やっぱりラルク強いですね。曲もさることながら、PVは金掛かってそう。笑

 クリスタルケイ、シャカラビッツとも最高順位を更新しています。とくにクリス

 タルケイは最近調子が良いのでブレイクするかもしれませんね。

  

  個人的には大塚愛とトンガリキッズには頑張って欲しいけど、今週発売に

 オレンジレンジ、美勇伝、ガクト、鈴木亜美、Singer Songer、小田和正とランク

 インしそうなアーティストがいるので無理っぽそう。来週はオレンジレンジが

 1位は確実かな?

 


 

     こんばんは、今回はクラッシュを取り上げたいと思います。


      ●London Calling / Tha Clash ('79) 評価★★★★★

        

    ’76セックスピストルズの前座で初ギグ、’77デビューのパンク

    バンド。これは3rdアルバムで、今までの攻撃的なパンクを一転

    し、レゲエ、ロカビリー、ファンク、ラテン等を取り入れたバラエティ

    に富んだものだったため、当時の評価は賛否両論が飛び交った。

     しかし個人的には、時代を読み切りパンクからの脱却を試み模索

    した結果がこの素晴らしいアルバムを生んだのだと思えます(この

    時期ポリス、ストラングラーズ、ダムド、キュアー、ジャム等が同じよ

    うな模索をしています。生き残れなかったバンドの多くはパンクを

    続けていました)。クラッシュの中のベストアルバムです。


     お勧め曲は①②③⑥⑧⑩⑪⑮。①はシングルにもなったあまりにも

    有名な曲。今までのパンクを継承した音で攻撃的な歌詞と演奏はやっ

    ぱりカッコイイ!⑮も同じことが言えて、こっちはよりストレートに表現

    しています。②は①とは一転してロカビリー。パンク→ロック→ロックン

    ロール→ロカビリーとルーツに迫ったとてもカッコイイ曲。これ聴きなが

    らアメ車をぶっとばしたくなります。③はロックンロールをジャッズィに渋

    く演ってます。しかしあくまでVo.のジョーストラマーはダルそうに歌い、

    ハズしにかかっているところなんてニクイです。


    ⑥⑧は軽快で哀愁のある曲。秀作です。⑩⑪はカバー曲で、レゲエに

   挑戦しています。声が非常に曲とマッチしていて、原曲を超えています。

   隠れた名曲です。


    その後『サンディニスタ!』を経て最大のヒットアルバム『コンバットロッ

   ク』が生まれます。しかし皮肉にもバンドはドラッグ、メンバーの意見の食

   い違いから亀裂が生じ最悪の状態でした。それを期に脱退、解散となる

   のですが、バンドを愛していたからこそ譲れない何かがあったのだと思い

   ます。 このアルバムはそんなメンバーが次を見つめ心をひとつにした

   瞬間が詰まった名盤と言えます。



     今回は聴いてトリップ感バツグンのアヴァランチーズを

    取り上げます。


      ●Since I Left You / The Avaranches ('01) 評価★★★★

          

   オーストラリアで結成された6人組DJ集団。業界の評価は高くて、

  マニックストリートプリチャーズやコーネリアスがアヴァランチーズ

  名義でMIXヴァージョンを出しました。

   

   全部で19曲が収録されていますが、900曲からのサンプリングで

  出来ているミクスチャーアルバムです。それだけの曲をまとめるのは

  かなり大変な作業だし、音が散漫になりがちですが、彼らは絶妙に

  トータル感溢れる曲に仕上げています。しかもほとんど曲間なしで

  流れるように進んで行きますので、あっと言う間に1枚聴き終えちゃい

  ますね。

  

   まさに音の洪水でその心地よさがこのアルバムの持ち味です。

  ソウル、ヒップホップ、ディスコ、ラウンジ、ジャズ、ラテン等、さまざま

  なジャンルを取り入れています。サンプリング曲を当てるのもこのアル

  バムを聴く楽しみの一つです。俺はマドンナとキッドクレオールくらいし

  か分かりませんでしたけど。


   ヘッドホンで聴いたり、車で大音量で聴くとトリップしてしまうくらい心

  地良いですね。お勧め曲を取り上げるより、このアルバムを聴く事を

  お勧めします。フランス系の、特にダフトパンクが好きな人はハマると

  思います。


   残念ながらこのデビューアルバムとMIXアルバム以外リリースされ

  ていません。

   次のアルバムが待ち通しいアーティストです。     

   



    今までにリリースされた音源は星の数程あります。

   その中で、似た様なジャケットを見た経験をお持ちの

   方もカナリいるのではないでしょうか?

    そこで、『パックちゃや~よ!』のジャケット偏として、

   『ジャケットものまねバトル』を開始したいと思います。

   たまたま似たもの、敬愛を表したオマージュ的なもの

   もあるので、このタイトルにしました。


    では、第1回目はブロンディと氣志団です。


   ブロンディは’76リリースのデビューアルバム。

  対する氣志団は2ndアルバムです。本人達はパロッたのか、

  偶然か分かりませんが、氣志団のジャケットを見た瞬間ブロ

  ンディじゃん!と叫んでしまいました。みなさまよーくご覧下さ

  い。判断は審査員のあなた!です。


        個人的な判断で今回の判定は?


              ★★★☆



       Boy’s Color (Cccd)

     こんばんは、今回は超メジャーで昨年オリジナルメンバーで

    再結成もされたデュランデュランを取り上げたいと思います。


        ●Rio  /  Duran Duran ('82) 評価★★★★

        

   '78年結成のイギリスのグループ。ニューウエイヴから派生した

   ニューロマンティックの代表的アーティスト。当時MTVが始まった

   ばかりで、そのルックスと音を映像で大成功を収めたきっかけを

   作ったアルバムです。日本でもルックスが先行して、アイドル視され

   ていましたが、確かに実力を伴っています。デュランデュランで一番

   好きなアルバムですね。


    お勧め曲は①③⑥⑦⑧。①はシングルにもなった曲。バックの打

   ち込みシンセが気持ちいい曲。スピーディで軽やかなポップさが光り

   ます。旋律、間奏のアレンジ等プロデューサーの力が発揮させてい

   るのでしょうが、本人達が、アレンジ、曲まで手がけていることを考え

   れば、素晴らしい出来です。③はややアコースティックで軽やかな曲。

   ジョンテイラーのベースが特徴的。シンセの音がきれいで気持ちいい。

   サイモンルボンの気だるいヴォーカルがまた曲を良くさせます。


   ⑥は初めて聴いたとき、ぶっ飛ぶくらいスゴイ!と思いました。普通新

   人アーティストにこの旋律は浮かばないでしょう。それにアレンジもと

   ても凝っています。曲はスピーディでスペーシーな独特の雰囲気で、

   ヴォーカルとサブヴォーカルの掛け合いが曲の緊張感を呼び、そこに

   絶妙なアレンジが施されています。この曲を聴いてこの人達の実力を

   知りました。⑦は軽めのミディアムテンポの曲。シングルほど派手では

   ないけど、適度な哀愁が心地良い曲。⑧はMTVのベストに選ばれた

   曲。アジアをイメージした独特の雰囲気をもった名作です。メロディは

   サビ部分が弱いけど、淡々と流れる中に哀愁を帯びた音に、聴けば聴

   くほどその魅力にとりつかれるでしょう。デュランデュランで一番好きな

   曲です。


   




    こんばんは、またまたやってきました第三弾です。

   今回は1曲の一部が2曲のネタを素に構成されているのでは?

   と言う曲を検証しましょう。



    この間リリースされたばかりの一青窈『影踏み』です。

   毎回クオリティの高い曲を提供してくれているのですが、一聴して

   思い浮かんだ曲があります。

    それは、ショパン『別れの曲』チャゲ&アスカ『太陽と埃の中で』

   (’91)です。


   『影踏み』のサビに行く手前Bメロと『別れの歌』の盛り上がりの部分。

   『影踏み』のサビの部分と『太陽と埃の中で』のサビ(追いかけて、追いか

   けても つかめない ものばかりさ)の4小節。


    う~ん、モロではないにしろ、連想させてしまうのはいかがなものでしょ

   う?



             今回のヤバ疑惑度は?


                 ★★★★

 

     2曲分と言うのが高得点に結びつきましたね~ 

      

                     

         


ショパン/ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11

      




   

     こんばんは、今回はアイズレーブラザーズを取り上げ

    たいと思います。


  ●Harvest For The World / The Isley Brothers ('76) 評価★★★★☆

        

   50年代から活動。ゴスペルやR&Bを得意とし、後のビートルズのカバー

  でも知られる『トゥイスト アンド シャウト』等のヒットをとばし、70年代に入

  ってファンクに接近。その後時代の流れと、レコード会社の意向により、ク

  ロスオーバー系(都会的なイメージの音楽。主に白人が好んだ)も取り入

  れこのアルバムが完成する。その完成度と影響は90年代のHiphop界を

  みたらお分かりでしょう。

 

   お勧めは⑧を除く全曲。①は②のプレリュードソング。②のフリにふさわし

  い生命のありがたさを感謝する歌詞。ドラマティックでなかなかです。曲間

  なしに②が始まります。この曲はイギリスで10位を記録。後にカヴァーで

  80年代にパワーステイション、クリスチャンズが、90年代にジュエルが歌い

  ヒットさせてますね。歌詞はベトナム戦争で失った尊い命について書いてあ

  りとても重いテーマですが、曲はソウルをアコースティックにクロスオーヴァ

  ー化した曲で、個人的にカナリ好きです。③は一転してファンクナンバー。

  アニーアイズレーのワウワウギターがとてもカッコイイ踊れる曲。

  

   ④はアニーの流れるギターが印象的な軽めのファンク。これも踊れます。

  ⑤は90年代アリーヤがカヴァーした事で知られる名バラード。アリーヤの歌

  い上げ聴かせるヴァージョンもいいが、原曲はロナルド アイズレーの甘い

  ファルセットが心地良く、さりげなさがとても魅力的です。名曲です。

  ⑥もバラード。クリスジャスパーのキーボードが心地よい曲。夜の甘いひと時

  を感じさせます。⑦は④をアコースティックにしたようなアップテンポな曲。ロナ

  ルド アイズレ-の流れるような歌が軽快で良いです。


   アイズレーブラザーズの中でこれを一番に挙げたいですね。マーヴィンゲイ

  の『ホワッツ ゴーイング オン』やスモーキーロビンソンあたりが好きな人には

  お勧めです。  

  



     こんばんは、そろそろチリアウト系が恋しくなり、

    このアルバムを選びました。


     ●Simple Things / Zero 7 ('01) 評価★★★★

     

  ナイジェル・ゴドリッチ(Radiohead,Beck,Travis等のプロデュー

 サー)、ジャイルズ・ピーターソン(Acid Jazzムーウ゛メントの仕

 掛け人)のプロデューサー2人ユニット。イギリスです。


  音はマッシヴアタック、レディオヘッドあたりのアンビエントさに、

 ラウンジミュージックの心地よさが混ざったような感じ。

 インスト半分、ヴォーカル半分という構成。しかもヴォーカルは

 ゲストミュージシャンで4人が歌っています。


  お勧めは①②③⑤⑧⑨。①はMozezという男性ヴォーカル。

 この人カナリイイ声してます。音はルパン3世の挿入歌でかか

 りそうな渋い曲。怪しい雰囲気が心地よい非常に良く出来た曲

 です。初めて聴いたとき思わず身を乗り出しました。一番のお

 勧めです。②はインスト。ノスタルジックなラウンジミュージック。

 心地よく聴いていたら、曲調が変わり、怪しい音に。どこかで聴

 いた音に似ている?DovesのFiresuiteのコード進行と同じ。

 ほぼ同時期に出ており、偶然なのでしょう。でもカナリにんまり

 してしまいました。③はシングルになった曲。今度は女性ヴォー

 カルでアコースティックな曲をアンニュイに、演奏に溶け込むよ

 うに歌います。コーラスがとても心地良いです。⑤は再びMozez

 がヴォーカルをとります。カナリ渋いゴスペル風な曲をソウルフル

 に歌い上げます。バックの演奏が絡み崇高なイメージに感じます

 ね。⑧は別の女性シンガー。この人もアンニュイに更に軽い感じ

 で歌っています。バックのメロトロンがレトロで心地良いです。

 ⑨は60年代の映画音楽を思わせるインスト。耳にすんなり入って

 来ます。


  このアルバムは大人のラウンジミュージック。最近では最高の

 BGMです。しかしBGMにしておくのにはもったいないくらい、存在

 感があります。さりげない渋さ、心地よさはやはり大人の音楽です。

  

  ふと、日頃の音に嫌気がさした時、これを聴けば心安らぎ、その心

 地良さに手放せなくなるアルバムだと思います。





     こんばんは、今回はゾンビーズを取り上げたいと

      思います。


  ●Odessey And Oracle / The Zombies ('68) 評価★★★★

      

   この人たちを聴くと、学生に戻ったような、何か甘酸っぱい

  ものを感じます。音がアマチュアっぽいのも親近感が沸くし、

  なによりもソングライティングがPopで、聴き手を楽しくさせた

  り、時には悲しみも与えてくれます。


    64年デビューのイギリスのバンド。

   『シーズ ノット ゼア』『テル ハー ノー』の大ヒットを収め

  たが、その後、レコード会社に恵まれず、バンドは分裂、脱退

  するものも出た中、このアルアムが発売させたが、不発に終

  わり事実状の解散。その後アルクーパーの目に留まり、アメ

  リカのラジオ局から火が付き大ヒット。残念ながらゾンビーズ

  は既に存在していませんでした。不運ですね。

 

   お勧め曲は①②③⑧⑨⑪⑫。どの曲も、甘酸っぱく、素直

  に良い曲だなぁと思います。音は当時でもやや古臭い感じです

  が、曲の良さが光ります。このアルバムはゾンビーズ版サージ

  ェント~とも言われていますね。

    







      今週のランキングが発表されました。5/23日付


  1  NEW  SMILY / ビー玉        大塚愛

  2  NEW  ここにしか咲かない花    コブクロ

     3  NEW  ハッピー☆マテリアル    麻帆良学園中等部2-A

  4  NEW  おしえてほしいぞぉ     麻帆良学園中等部2-A

  5   ↓   STEP you/ is this LOVE?  浜崎あゆみ

  6   ↓   仮面 / 未来航海      タッキー&翼

  7  NEW  ループ             坂本真綾

  8   ↓   トンガリキッズ Ⅰ      トンガリキッズ

  9   ↓   全力少年            スキマスイッチ

  10 NEW  抱きしめたい           K

 

   

  今週は10曲中6曲が初登場で、ランキングも一新した感じです。

   大塚愛が初の1位に輝きました。おめでとうですね。

  今週のラインナップから見ても、順当だと思います。コブクロの

  2位、韓流Kの10位も初登場です。あと今回はアニメ系が頑張っ

  ていますね。3、4位のねぎマ!に7位のツバサクロニクルの主題

  歌が初登場。アニメファンのパワーは凄いです。


   今週発売はラルク、ガーネットクロー、ジャンヌダルク、クリスタ

  ルケイ、W、シャカラビと来週もランキングが一新しそうな予感です。