日本の伝統、ジャパトラという冊子をご存知でしょうか。

日本の伝統文化を残すために、古民家や様々な古民家に関する情報をお伝えする、大人のための風雅な冊子として、毎月発刊しており、私が編集長をしています。

冊子の中で、取材記事や寄稿をしており、連載として、コミンカニストの視点と住育のススメというものを書いています。コミンカニストの視点は、古き良き日本文化を伝えていきたいと古民家を中心に古民家以外のTipsを寄稿。住育のススメは主にこれから家づくりをされる方向けに長持ちさせる住宅づくりについて書いています。

今日は、1月号に掲載させていただいた住育のススメを抜粋して転機させてもらいます。




「長持ちする家を建てるにはどうすればいいのでしょうか……」よくそんなご相談を受けます。長持ちさせたい期間は人それぞれですが、多くの方は住宅ローンを払い終わるまで、あるいはご自分が亡くなられるまでのスパンをイメージされている方が多く、自分が亡くなった後には子どもたちが考えるだろうという意識が多い気がします。しかしもし建物が何百年も持つなら、自分達の子ども、孫達が住める家があり、子ども達がリフォームはするが新築をしないことで住宅ローンの重荷を背負わないのであれば、それは経済的にも豊かな生活ができます。

 国土交通省が平成十年に発表した「解体・リサイクル制度研究報告会報告書」によるとストック数(現存数)をフロー数(増加数)で割って求められる建物の平均寿命(サイクル年数)は三十年とされている。実際にはもう少し長く使われていると思うが、アメリカの百◯三年、イギリスの百四十一年と比較すると日本の住宅は極端に短命です。このデータから見ても日本の家は一代限りしか持たないものなのでしょうか。

ジャパトラについてはこちらをごらんください。
http://www.japatra.com