昔と違って、オールスター休みとか、

あってないようなもの。

金曜日にはもう再開します。

 

43勝37敗4分。

優勝を狙える位置にいるわけですがね。

 

今年に関しては、西川が抜け、外国人野手が抜け、

ベテランは劣化が進んでいます。これは紛れもない

事実です。そして、補強もできていない。それもまた

事実です。これらの事実は消せません。最終的な

順位がどうであろうとも、編成での失敗は事実として

残ります。

 

ただ、若い選手が多いです。優勝経験はおろか、

優勝争いの経験もほとんどの選手がしていません。

昨年の2位は優勝争いとは言いませんからね。

 

ですからね。

最終的な順位はもちろん大事ですが

「いつまで優勝争いに加われたか」

が、来年以降に大きな意味を持ってくると思うんです。

 

残り15試合ぐらいになったとき

どういう状況になっていますかね。

 

「14勝1敗なら、ひょっとするかも」

みたいな感じでは意味がありません。

現実的なラインで期待感を持たせてくれれば

そのこと自体に価値があります。

 

残り15試合に達する前に

「広島、やっぱりもたなかったね」

となってしまったら、来年もあまり変わりません。

 

ここまで、あまり活躍できなかった選手、出番の

少なかった選手がどれだけやってくれるか、

そういう意味での 「シーズン中の上積み」 が

ないと、優勝争いについていくのは難しいところ

ではありますが

 

およそ6割にあたる84試合、なんとかやってきた

わけですからね。期待はしていますよ。

 

残り15試合となるのは、9月16日のDeNA戦が

終わったあたりですね。

 

8週間後です。

 

どんな気持ちになっていますかね。

阪神タイガース 12-3 広島東洋カープ

 

 

チーム状態を考えれば、ビジターで3連勝は難しい、

2勝1敗なら上出来、ということなのかもしれません

けどね。相手の状態はもっと悪い。勝ちたかった

ところです。相手からすれば、1点が重い状態で、

2回表に先に1点を取ったわけですからね。

 

言ってしまえば、今日みたいな日に勝てないのが、

今年の今までのチームということなんですよね。

勢いで勝ち続けるような爆発力はなく、状態が悪い

チームにも完敗してしまう。今日にしても、気持ちで

優位に立てていないんですよね。先制しているのに、

1点の重さに自ら負けてしまいました。

 

6月28日から7月10日まで、4カード連続で負け越し、

2勝8敗だったのを、その後、5勝2敗で盛り返しては

います。「ここで負けるとズルズルいくかも」 という

ところで踏ん張り、80試合以上消化したところまで

首位争いに加わっているのは大健闘なのでしょう。

 

ともかくも、今日で一区切りです。

残り59試合については、あらためて書きます。

阪神タイガース 0-1 広島東洋カープ

 

 

1回表のチャンスで上本が三振。

9回表の2アウト二塁で上本が打ち損じで

レフトフライ。

 

この流れで、11回表ノーアウト満塁で小園。

正直、1アウト満塁になったら無得点だと

思っていました。

小園の打球が犠牲フライになってよかったです。

 

今日の上本はバッティングの流れが悪く、

1点取ったあとの1アウト一塁二塁でも

ショートゴロ併殺打。ちょっとイヤな感じでしたが、

11回裏、先頭の原口の打球を小園&田中広輔の

好プレーでとったことで、勝ちがほぼ確定しました。

 

勝ち方に贅沢は言えません。首位とか言っても、

発展途上の選手が多いチーム。勝つことに

意味があります。

明日勝てれば大きいですね。

阪神タイガース 0-1 広島東洋カープ

 

 

試合後半だけテレビで見てましたが、

何度も怒ってしまいました。特に7回裏の秋山の

ミスは、致命傷になりかねないものでした。

 

8回表、2アウトランナーなしから秋山のショートゴロ

が木浪のミスで内野安打。代走大盛。ここから、

選手交代が多くなりました。

 

8回裏のピッチャーはハーン。相手の打順にも

ハマった感じでしたが、右打者が多い打順でも

ハーンだったんでしょうね。変化球の精度がまだ

いまひとつですが、8回を任せるには十分な内容

でした。

3アウト目のセンターフライ、あぶなかったですね。

大盛も中村貴を見る必要はなかったですが、

中村貴の位置がおかしかったですね。捕球は

大盛に任せ、万一に備えて後ろにいるべきです。

 

9回表、小園が内野安打で出塁。代走羽月。

中村貴に代打上本。相手が左投手の桐敷という

ことで当然ではありますが、この代打が最後に

活きることになりました。

 

6番の坂倉まで打順が回ったことで、9回裏の

キャッチャーも會澤に替えるかと思いましたが、

そのままでしたね。

 

正直、キャッチャーが坂倉のときの栗林には

不安があるのですが、今日はまた一段と栗林が

悪かったですね。ストライクゾーンに来る

ストレートはまずまずでしたが、二人目の佐藤輝は

2球で追い込んだのですから、三振にとらなければ

いけません。そのつもりで投げていたのでしょうが、

変化球の精度が悪かったです。

9回裏が三者凡退だったのは、上本の好プレーと、

相手の不調でしょう。

ただ、坂倉とのバッテリーで三者凡退に抑えたのは

事実。佐藤輝と大山をストレートで押し込んだのも

事実。これからのきっかけにしてほしいですね。

 

7回裏のノーアウト満塁での前進守備が

クローズアップされていましたが、8回表からの

選手起用が、地味ながら当たりました。

勝ち方としてはよかったと思っています。

6月28日~30日の巨人戦(東京ドーム) 1勝2敗

7月2日~4日の阪神戦(マツダ) 1勝2敗

7月5日~7日の中日戦(バンテリン) 0勝3敗

7月9日~10日の巨人戦(マツダ) 0勝1敗

 

2勝8敗です。

まぁ、10試合を2勝8敗というのは、強いチーム

であっても、一年間のどこかを切り取ればある

ものです。

 

ただ、今年ずっとそうなのですが、負けたときに

「絶望的な感覚」 が強いんですよね。

「地力はあるけど、今日は負けた」 ではない。

「弱いから負ける」「負けるのが普通」 という感覚

になってしまいます。

貯金9だったのが貯金3(38勝35敗4分)になって

しまっていますが、貯金3というのも、むしろ実力以上

のものに思えてしまいますね。

 

だから 「2勝8敗だけど、たいしたことない」 という

考えにもなれません。

この感覚を、「どうやって裏切ってくれるか」 が

ポイントですね。

 

打線が 「線」 じゃないですよね。ハッキリ言って、

「形」 になっていない。「次の回の攻撃は好打順

だから期待できるな」 という感覚自体がないです。

得点力が低くても、期待感、相手から見れば

「怖さ」 ぐらいはなければいけません。

 

末包が離脱してから、5番打者がキツくなって

いますね。

ノーゲームになった今日は石原が5番でしたが、

基本的には坂倉ですよね。昨日は4タコでしたが、

「長打があるのは自分だけ」 という意識が強く

出過ぎているように見えました。

 

技術的な面や疲労もあると思いますが、気持ちの

面で悪循環に陥っていますよね。

ここが是正されないと、貯金を増やすのは難しい

と思いますが

 

それでも、期待はしています。

広島東洋カープ 7-5 阪神タイガース

 

 

試合後の監督のコメントにも 「むちゃくちゃ

やらないと」 とありましたね。

 

いろいろと、普通ではない策が講じられました。

うまくいかなかった部分もありますが、肝心の終盤

ではうまくいきましたね。

 

7回表、2アウト一塁三塁、大山の場面で塹江から

森浦に替えますが、フォアボールで満塁。佐藤輝に

回ったので、結果論で言えば、塹江続投でよかった

わけですが、今日は継投でも攻める姿勢だったという

ことでしょう。

 

8回表は島内。「二軍に落とすべき」という声が、

二日前に多く挙がったばかりです。

詰まったヒット一本に抑えました。勝利投手ですね。

 

8回裏の羽月の二盗、三盗は、今日の象徴でした。

 

今日の試合は、負けていたらかなり重くのしかかって

くる3タテになっていました。

しかしこういう試合こそ、小さくならずに勝負に出る

ことが必要です。結果、負けたとしてもダメージは

少ないかもしれませんね。

 

 

8回裏、事実上の決勝点となった堂林のタイムリー

ですが、打つときは実に美しい打球なんですよね。

チャンスで凡退することが続いていましたが、

もしかしたら形を求めすぎているのかもしれません。

 

9回表の黒原も、完了できなかったことは悔しい

でしょう。大山に対する攻めは悪くなかったです。

今日の役割は、栗林を出さずに三つのアウトを

とることでした。「いい形でアウトをとる」 という

思いが出過ぎたのかもしれません。

 

 

よそのチームが打っているピッチャーを打てない

のは、もうしょうがないです。普通にやったら、

投手陣に頼るだけのチームです。

弱さを受け入れて、それでも勝つために必要な

ものを思い起こさせるには、今日のような試合は

効果的な戦略であり、意味も大きいと思います。

広島東洋カープ 0-3 阪神タイガース

 

 

10回表に3点取られて敗戦。

敗戦投手は島内でした。

 

監督のコメントで 「メンタル」 とありますね。

確かに、メンタルをやられています。今日の表情

からも 「なんで打たれるんだろう」 という思いが

うかがえます。それがフォアボールにつながって

しまうという悪循環ですね。

 

昨年9月に見られたような 「明らかな疲労」

は感じません。島内自身、そうでしょう。

それでも微妙な部分でボールのスピンや威力

が欠けているのかもしれません。

 

あと気になったのが、投球フォームですね。

最初から横を向いた状態で左足を上げる

投げ方ですよね。その左足を上げる際、上半身

が前に傾くのも特徴なのですが、その傾き方が、

ストレートと変化球で違うんですよ。傾く角度も

ちょっと違いますし、傾く 「早さ」 ですね。

ストレートのときのほうが早めに前傾姿勢になります。

 

これ、私は今日気づいたのですが、プロで

あれば他にもクセを見つけているでしょう。

 

島内自身、「何かを変えなければ」 というコメント

をしたらしいですが、そのとおりで、誇張ではなく、

プロ野球選手としての岐路に来ていると思います。

 

あと、10回表で言えば坂倉ですね。あのパスボール

は論外です。逆球とは言え、ストライク判定でも

おかしくないところに来たボールです。

 

去年、キャッチャーとしてだいぶ進歩したように

思ったのですが、今年はまたキャッチングがダメ

ですね。ワイルドピッチやパスボールにはならなくても、

ポロポロする場面が目立ちます。あれでは、ベンチや

ピッチャーからの信頼も得られませんね。

 

10回裏、1アウト満塁までいきました。2点差だったら、

相手にもっとプレッシャーがあったはずです。

2点を失ったところで坂倉の気持ちが切れていたとは

思いませんが、細かいことの積み重ねですからね。

 

島内にしても坂倉にしても

実績はあっても発展途上です。

なんとか、今を乗り越えてほしいですね。

読売ジャイアンツ 3-2 広島東洋カープ

 

 

4回裏が無失点だったところで、中終盤に

もつれるとは思いましたけどね。まぁ、負けに

不思議の負けなし、です。

 

1回裏は、悔やまれる失点でしたね。

大城の打球は秋山のミスですし、その前の

岡本は、ボール球で勝負していい場面。

若林や小林に対しては、カウントを悪くする

ことを恐れてしまうようなピッチングに見えました。

 

これは石原のほうにも問題があったかもしれません。

一週間前の中日戦(8回裏のカリステ)の反省は

しているのでしょうけど、思いがピッチャーに通じ、

さらに投球にも反映されないといけません。まだ

その域には達していないということでしょう。

 

5回表、6回表と先頭打者が出塁しましたが、

5回表の代打田中広輔、6回表の代打堂林が、

流れを切ってしまいました。

 

5回表については、先頭の8番石原がヒット。

玉村でそのまま送りバントでもよかったところを

代打ですので、最初から決めていたのでしょう。

しかし田中広輔のほうに、気持ちを準備していた

感じが全然なかったです。

 

6回表の堂林は、セカンドゴロやショートゴロでも

得点できる(1点差にできる)シチュエーションで

三振。1点でも入っていれば、矢野に代打二俣を

出すことはなかったかもしれません。代打の代打

松山を出す必要もなかったかもしれません。

 

もっともここは、ベンチにも冷静さがなかった

ですかね。

宇草、矢野、二俣、松山を失った状態で

終盤に入ることになってしまいました。

宇草に代打堂林はともかく、矢野に代打は

必要だったですかね。二俣に代打の代打松山は

必要だったですかね。

結果論ですが、6回表が1点止まりでも、まだ

2点差ですからね。

 

あと気になったのは、9回表の秋山ですね。

2球目の見逃しは、羽月の盗塁を待っていた

ような感じがありました。結果、ムダにストライク

を取られるだけになってしまいましたね。

 

 

1回裏のバッテリー、5回表・6回表に代打で

出てきた選手、6回表のベンチワーク、最後の

作戦など、いろいろ問題はあったと思いますが

 

2回から8回まで無失点だったことで、石原も

得るものはあったと思いますし

9回表の代打羽月のバントヒットで、6回表の

選手の浪費はカバーされました。

 

よかったのは上本ですね。

6回表のライトフライの内容がよかったので、

その後の坂倉のタイムリーにつながりました。

7回表のショートゴロの打点、9回表のフォアボール

出塁と、勝っていれば最大の殊勲者でした。

 

移動日なしのビジター3連戦で1勝2敗は

全然OKです。

今後につなげられる試合だったと思っています。

読売ジャイアンツ 1-2 広島東洋カープ

 

 

1失点とは言え、7回から9回まで、全部ピンチ。

よくしのぎましたね。

 

特に7回裏。1アウト二塁三塁で大城をを抑えた

塹江、岸田を三球三振にとった森浦は殊勲者です。

 

8回裏の島内。最近のピッチングからして、

不安はありました。

2アウト満塁になって監督自らマウンドに行って、

そこでどう考えたかですね。

ストレートで追い込んで、3球目もまたストレート

でした。まぁ、結果論ですけどね。ボール球を

投げる余裕がなかったような解説をされていました

が、あそこは會澤としても、気持ちを優先した

ということでしょう。

 

しかしながら、勝利投手は島内です。

監督のインタビューにもありましたが、2アウト満塁

で岡本を抑えたことも事実です。大きな意味のある、

24個目のアウトです。

 

9回裏の栗林は、ちょっと不安定でしたけどね。

岡本も丸も出てこない打順だったのはむしろ

よかったかもしれません。

 

最後の8個のアウトはキツかったですが

27のアウトをとることに長けたチームなので、

今、首位にいるわけです。

 

今日勝てたことで3連敗はなくなりました。

明日は気楽に、貪欲に、そして冷静にアウトを

積み重ねてほしいですね。

 

疲労もあるでしょうが、明日も、島内・栗林に
登板機会があることを期待しています。

広島東洋カープ 4-3 東京ヤクルトスワローズ

 

 

2勝1敗だからOK、ではない試合でした。

勝つと負けるでは大きな違いがありました。

「瞬間的なチーム状態からして、3連勝できる」

という機会を、何度か逃してきています。

今日もその繰り返しになるところでした。

特に今日は全部がミス絡みの失点。アドゥワを

敗戦投手にしてしまったら、空気もかなり悪く

なった可能性があります。

 

選手個々も、今日の重要性が認識されてきた

ようで、8回裏から集中力が上がってましたね。

いつもこうだったら、もっと得点力も上がると

思いますが(笑)。

 

坂倉のヒーローインタビューにもありましたが、

つながりによってもたされた勝利です。最も特筆

すべきは石原のフォアボール出塁ですが、

8回表の黒原、9回表の矢崎のピッチングから

つながっています。

 

いろいろ問題はあるものの

気持ちがつながっての勝利には、1勝以上の

重みがあると思います。