広島東洋カープ 7-5 阪神タイガース

 

 

試合後の監督のコメントにも 「むちゃくちゃ

やらないと」 とありましたね。

 

いろいろと、普通ではない策が講じられました。

うまくいかなかった部分もありますが、肝心の終盤

ではうまくいきましたね。

 

7回表、2アウト一塁三塁、大山の場面で塹江から

森浦に替えますが、フォアボールで満塁。佐藤輝に

回ったので、結果論で言えば、塹江続投でよかった

わけですが、今日は継投でも攻める姿勢だったという

ことでしょう。

 

8回表は島内。「二軍に落とすべき」という声が、

二日前に多く挙がったばかりです。

詰まったヒット一本に抑えました。勝利投手ですね。

 

8回裏の羽月の二盗、三盗は、今日の象徴でした。

 

今日の試合は、負けていたらかなり重くのしかかって

くる3タテになっていました。

しかしこういう試合こそ、小さくならずに勝負に出る

ことが必要です。結果、負けたとしてもダメージは

少ないかもしれませんね。

 

 

8回裏、事実上の決勝点となった堂林のタイムリー

ですが、打つときは実に美しい打球なんですよね。

チャンスで凡退することが続いていましたが、

もしかしたら形を求めすぎているのかもしれません。

 

9回表の黒原も、完了できなかったことは悔しい

でしょう。大山に対する攻めは悪くなかったです。

今日の役割は、栗林を出さずに三つのアウトを

とることでした。「いい形でアウトをとる」 という

思いが出過ぎたのかもしれません。

 

 

よそのチームが打っているピッチャーを打てない

のは、もうしょうがないです。普通にやったら、

投手陣に頼るだけのチームです。

弱さを受け入れて、それでも勝つために必要な

ものを思い起こさせるには、今日のような試合は

効果的な戦略であり、意味も大きいと思います。