広島東洋カープ 5-4 読売ジャイアンツ

 

 

最近の、いや、今年のチーム状態からは

考えられない勝ち方でした。

 

こういう勝ちがもっと早くあれば、今の順位や

ゲーム差も全然違ったでしょう。

 

しかし 「遅すぎて意味がない」 ということは

絶対にありません。

 

もしCSに出られたら

そのときの気持ちが全然違います。

 

何よりも、今日の勝敗で

来年の戦績が大きく変わったはずです。

 

得たものの大きさは、ヒーローインタビューで

うかがい知ることができます。

 

最終的な順位がどうであれ

苦しい状況を、みんなで打破して、勝利に向かう。

それができれば

チームは必ず強くなります。

広島東洋カープ 2-8 読売ジャイアンツ

 

 

順位がどうとか、ゲーム差がどうとか、

そういうことは関係なく

今日明日の2試合は、意地を見せなければ

いけなかったんですよ。

 

「引退」 「戦力外」 の予想が出る時期に

なりましたが

 

悔しい、情けない という気持ちが少ない

選手がいるならば

プロ野球選手に向いてないですよ。

7月22日に書いたブログです。

 

 

8週間経ちました。

 

このブログの後も、何度も 「9月16日」 と

言い続けてきました。

「それまで もつかなぁ」 という不安の裏返しですね。

期待のほうが大きかったのですが、残念ながら

文中の

 

残り15試合に達する前に
「広島、やっぱりもたなかったね」
となってしまったら、来年もあまり変わりません。

 

のほうが的中してしまいました。

 

不安をいだいていたということは、ある程度想定は

していた、ということなんですけどね。

ここまでの落ち込みは予想できませんでした。

 

首位と大きな差がついて、4位となれば

悔いすら残りません。

それだと、来年にはつながらないかもしれません。

 

難しいですが、モチベーションをもう一度高める

ことができるかどうかですね。

これも何度も書いていることですが、昨年の

ブログを引用します。

 

 

可能性は低いですが、

「チャンスのほうが勝手に来る」

ことがあります。

そういう経験だけでもできればいいんですけどね。

 

 

セーブシチュエーションでの失敗は2回目です。

少ないほうだと思います。

ただ、ストライクゾーンのストレートで勝負できない

状態では、クローザーではないです。もっと言えば、

一軍のピッチャーでもありません。今日に関して

言えば、そのぐらいの状態です。

 

「たまたま今日は悪かった」

ということでは済まされません。

ここまで、防御率は悪くないですが、安定感は

ありませんでした。

120試合過ぎたところで、こういう投球になってしまう。

これまでの蓄積です。

キャッチャーもフォローできない。ベンチも交代期

を判断できない。

チーム全体の問題だと思います。

 

今日の負けは、偶然ではありません。これが今年の

チームの力なのです。

 

細かいことはいろいろありますが、9月3日からの

凋落については、順位が確定したあたりで

あらためて書きます。

広島東洋カープ 3-4 中日ドラゴンズ

 

 

今年、最も胸糞な試合です。

 

1点差ではありますが、惜敗とは言えません。

構造的な問題が出ただけです。

 

力のある球は打てない。変則左腕にはまともな

打球も飛ばない。

同じピッチャーと何度対戦しても、一向に進歩が

ない。いつも同じ結果。

 

このように 「今季を象徴する試合」 というのは、

順位争いの幕引きになることがよくあります。

 

「こんなチームが優勝したらダメだよね」

と思わせるような試合をしてはいけません。

広島東洋カープ 0-3 中日ドラゴンズ

 

 

4連敗、ということよりも中身ですよね。

 

プレッシャー、みたいなものではない。

むしろ、気持ちが入り過ぎて

「気持ちだけ」 になっています。

 

守備では、いいプレーが何度も出ました。

しかし守備は、もともとの技術があれば

気持ちが奏効することもあります。

しかしバッティングは、そうもいきません。

 

10日前にも書きましたが

 

 

技術面は今更どうにもなりません。

頼りは メンタル ということになりますが

頑張ってもダメ、となると一気に崩壊してしまう

可能性があります。

 

ここ数年の経験をなんとか活かしてほしいですね。

 

2019年、何度も大きく引き離されましたが、

何度も追いつきました。

2021年、最下位かと思ったところから、3位が

見えるところまで行きました。

2022年、何度もあきらめた3位が、残り5試合

の時点で可能性が出てきました。

 

ズルズル行ってしまったら、来年にもつながりません。

あと9試合、来年以降にも影響する正念場です。

広島東洋カープ 5-1 東京ヤクルトスワローズ


得点したイニングは3回裏と6回裏だけでしたが、

ワンサイドゲームの雰囲気がありましたね。

最後はピンチになりましたが、先発の玉村が
最大の殊勲者であることは変わりません。
先制点をとったところで、勝負が決まった感じを

出すことができました。

もちろん、ホームゲームというのも大きいです。

残り試合、ホームゲームが多いですが、やっぱり

心強いですね。

1勝2敗が二つ続いてしまいましたが、2連戦を

ともにとれたことで、貯金は減らさずにすみました。
全143試合の8割が終わったところで首位に

いるのですから、立派なものです。

残り28試合、22勝6敗だったら多分優勝ですが(笑)
 

大事なことは、残り15試合程度になったときに、

現実的な可能性を残しておくことです。そうすれば

来年以降の財産になります。
 

そういう意味では、あと2週間ですね。

 


9月16日にどういう気持ちになっているか、

楽しみにしています。

中日ドラゴンズ 2-1 広島東洋カープ

 

 

負けの直接の原因は、4回裏の矢野のミスです。

これまで何度もチームを救ってきた矢野が

凡ミスをしてしまう。しかも1イニングに2度も

起こるというのは、考えられないことでした。

 

ただこれについては、「こういうこともある」で

済む話だと思います。

その後の石川の打球が、2点タイムリーになって

しまったのも不運でしたね。完璧に打たれたわけ

ではないですから。

 

しかし今日は 「試金石」 でしたよね。チーム全体

にそんな雰囲気がありました。

打てていないピッチャーからどうやって点を取るか、

勝てない球場でどうやって勝つか、準備もしてきた

と思います。

 

ただ、先週の巨人戦でもそうでしたが、対策を

講じても結果につながらないんですよね。

試合中は、みんな一生懸命で、試合前もそれなりに

頑張っている。それでもダメだったんです。

 

「一生懸命に頑張ってもダメ」 という事実を

突き付けられると、「諦め」 につながってしまいます。

箍が外れた状態になってしまい、連敗を重ねて

しまうかもしれません。

もしかしたら、マイナスの意味でターニングポイント

になりかねない試合です。

まさに 「正念場」 と言えるでしょう。

広島東洋カープ 5-7 阪神タイガース

 

 

3回表、2アウトランナーなしからの5連打で

逆転されました。特に4点目が重くなりました。

 

最初の近本の内野安打はしょうがないでしょう。

中野で切れればよかったですが、勝負にいった

結果なので、これもまぁ、いいでしょう。ただ、

「ピンチになること」 を恐れてしまい、最初は

慎重になり過ぎて、カウントが悪くなったら今度は

フォアボールを恐れて甘くなる、という感じに

なってましたね。

 

森下の逆転3ランですが、あれはコントロールミス

なのか、ピッチャーの気持ちの問題なのか。

少なくとも 「この球でアウトにとる」 という意図は

感じない投球でしたね。

 

それでも、1点ビハインドの2アウトランナーなし

ですので、ここで止めればまだまだ勝機はあった

のですが、佐藤輝の内野安打、大山の打席での

パスボールでまたピンチになりました。

しかし3球で追い込んではいるんですよね。

4球目、インコースにストレートを見せるつもりが

甘くなりました。ファールになったことで、まだ

チャンスは残ったのですが、甘くなったので次の

変化球につながらなかったんですね。

 

ただこの場面、2アウト二塁ですからね。フォアボール

を恐れなくていいんですよ。

「やりよう」 はあったはずです。

 

4回表の失点もそうです。

2アウト三塁での近本、もっと慎重にいかなければ

いけません。

 

この3連戦、1勝2敗となりましたが

2敗は玉村と森。キャッチャーは石原でした。

 

チームの勝敗に気持ちが行ってしまう時期です。

 

野村克也氏の著書で

「ピッチャーはイケイケのプラスの気持ち、

キャッチャーは悪い状況を想定するマイナスの

気持ち、プラスとマイナスでバッテリー」

といった意味の記述がありますが

 

ピッチャーがビビってしまうと、キャッチャーとしても

難しいところがあると思います。

 

打線のほうは、2敗した試合はいずれも、終盤に

粘りを見せました。

負けたことよりも

「経験の浅いバッテリーで負けた」 ことの意味を

しっかりと省みることですね。

読売ジャイアンツ 1-2 広島東洋カープ


1-0で負けていたら、

それは 「惜敗」 ではありませんでした。
完敗、いや、大惨敗と言っていいぐらいの敗戦

になっていました。

相手は11安打でした。
4回裏まで、毎回得点圏ですでに7安打。

5回裏は三者凡退だったものの、6回裏に

ヒット3本で1点。

ここまでの10安打、すべてセンターから逆方向

への打球でした。

今日の先発投手は、両チームとも2週間前に

同じカード、同じ球場で完封勝利してました。
相手の 「6回 10安打 1得点」 というのは、
数字だけ見れば 「拙攻」 とも言えますが、
チームとして 「束になって」 アドゥワ攻略を
図ってきて、効果を挙げたことは事実です。

 

一方、広島側は、8回表まで3安打で、二塁すら

踏めない状況。対策は立てていたのでしょうが、

効果を挙げられなかったわけです。

これは、チーム力の差です。厳然たる事実として

差があるわけです。完封負けしていたら、

スコアは1-0でも 「力の差が如実に表れた結果」

であり、今後に大きく影響した可能性もあります。

 

しかし最終的には勝利しました。

相手の攻撃に対し、投手陣や守備陣が粘って

最小限に防ぎ、最後はなんとか勝つ。


10回裏は、末包の好守備も出ました。

今年のチームを象徴する一戦だったと思います。