目の前のヒラより遠くの記念 -29ページ目

目の前のヒラより遠くの記念

いつまでもあると思うな年金と競輪場

データ対象:2011/04/07~2014/10/19 G3以上のレース


防府の対象と決勝の結果
→訪問記 「63# 防府競輪場


日付 1着 2着 3着 2車単 3連単 レース
2011/11/20 11 5 平原 康多 1 武田 豊樹 捲 B 6 丸山 啓一
530 2,740 防府記念 4日目
2012/09/25 11 9 井上 昌己 3 浅井 康太 捲 B 2 伏見 俊昭
1,580 5,500 防府記念 4日目
2013/10/08 11 3 浅井 康太 2 井上 昌己 捲 B 1 佐藤 友和
1,270 5,040 防府記念 4日目

昨年の決勝は、誘導後ろの佐藤友-勝瀬を小川祐-井上昌-西川が赤板前に上昇し叩きに来る。佐藤友が粘り西川を退かして小川-井上-佐藤-勝瀬の体制になり打鐘。6番手となった浅井はすかさず巻き返しに出るが、番手の志智は木暮に絡まれ、両車とも千切れて単騎捲りの形に。井上が浅井に合わせて番手捲りを放つ。佐藤に絡まれながらも、井上の後位を追走した浅井が最後差し切って頭。2着井上、3着は井上を追走した佐藤の結果となった。



●決まり手


「軽くてクセのないバンクで走路改修により、捲りが打ちやすくなったが、新選手宿舎完成に伴い、西風の時はすべて向かい風となる。競りはインが多少有利。」(KeirinJPより)


決まり手は他の33バンクに比べても自力の決まり手の割合がかなり多く、しかも捲りの決まり手がかなり多い。ホーム、バック選手の着順を見ると2,3着の割合が少ない。先行すると押し切るかスコ~ンと捲られて着外になるかのどちらかになるようだ。


平均配当は低く人気サイドで決着しやすく、3着も狂いにくい傾向になっている。





●配当


高配当ランキング 2車単:34/44位 3連単:38/44位





ガールズのレースで最近落車が多いなあと感じたので、データを出してみた。(集計期間:2012/7/1~2014/10/19)


手持ちのデータだと失格の場合失格した選手の落車有無が分からないため、落車もしくは失格があったレースを「事故レース」としてカウントした。


事故レース総レース事故率
201291396.5%
2013114522.4%
2014285575.0%

初年度はこんなので失格になるの?というのがあったり、発足当初で慣れないのもあってか、事故率は高いが昨年は一旦減っている。しかし、今年に入ると昨年に比べ事故レースは2倍程度で推移している。ちなみに男子だと12.4%。


男子の場合予めラインがあって、自力選手の後ろは走る前から暗黙的に決まっている。まあ例外的に競りが発生するが、客も選手同士も予め想定してやっている。競りもあんまり報われないので、アピールとか、位置がないのでしようがなくやっている感じ。


これに対して、ガールズケイリンはラインという概念がなく、予め並びが決まっていない。脚質は全選手「両」となっているが、実態はレースを動かす自力の選手とマーク選手がその後ろを狙う形になっているわけで。。。毎回競りが発生するようなもんだ。


話でしか聞いたことはないが、昔の競輪はやはり並びというものがなく、毎回自力選手の後ろを取り合っていたらしいが、やっぱり競りとか割に合わないので今のライン戦に落ち着いたんじゃないかと想像している。


個人的には「ライン戦でやりゃいいじゃん」と思っているが、まあ新機軸としてライン廃止を打ち出しているんだから、これからも番手の取り合いは発生するわけだ。で、位置を取れれば成績アップにつながるので荒っぽい立ち回りで番手をとりにくる選手も出てくるし、それに伴ってやはり落車も増える。


それを抑制するのに事故点とかがあるはずだけど、なんかあんまり反則とってない気がするんだよね。「ガールズはヨコの動きは厳しくとられます」って最初やってたんだけど。現に去年から事故レースが倍に増えてるし。


落車は選手にとっても、レースがぶっ壊れるので客にとっても痛いので減らしてもらいたいもんだ。



データ対象:2011/04/07~2014/10/12 G3以上のレース


千葉の対象と決勝の結果
→訪問記 「32# 千葉競輪場


日付 1着 2着 3着 2車単 3連単 レース
2011/10/18 11 8 神山 拓弥 3 兵藤 一也 7 大塚 健一郎 1,440 6,310 千葉記念 4日目
2012/10/21 11 2 三宅 達也 9 小川 圭二 7 十文字 貴信 1,040 2,540 千葉記念 4日目
2013/10/20 11 1 岡田 征陽 9 平原 康多 5 後閑 信一 670 1,560 千葉記念 4日目

昨年の決勝は小松崎-佐藤友を三谷竜-南-金子貴で押さえに行くも、小松崎がなかなか出させず、最終1角で三谷が叩き切るも一杯。そこへ池田勇-平原-岡田が捲りに来るが、それを見た金子が最終バックで池田に合わせて発進し小松崎後位の佐藤も続く。最終3角で池田も一杯となり、金子-佐藤を平原-岡田-後閑が追う形となる。最終4角平原が捲り追い込みに行き最後わずかに岡田が交わして頭。3着は続いた後閑の結果だった。



●決まり手


「直線の長いバンクだが、カントが緩いためか早めの先行が打たれる400mバンクに近いレースが繰り広げられる。捲りを決めるならバックストレッチで一気に仕掛けるしかなく、コーナーで仕掛けてもスピードは上がらず外にふくれる場合が多い。このため、先行選手へのハンデは500mバンクの割に少ないが、仕掛け所を逃さなければどの戦法の選手でも勝利のチャンスはある。」(Wikipediaより)


500平均に比べて自力の決まり手は若干低い。ただ2着は逃げ残りが少なくマークが多めなので、ズブズブが若干決まりやすいことになるか。配当は2車単が高めで、滑走路の熊本よりも平均配当は高い。ただ、3着は狂いにくい傾向。





●配当


高配当ランキング 2車単:9/44位 3連単:16/44位




仕事で大阪にいたことがあり、近鉄特急というものに乗ってみたいなあとふと思い、休日に松阪まで行ってみることに。鶴橋から鳥羽方面への特急に乗る。「鶴橋駅はホームで焼肉のにおいがする」と聞いていてホントかよと思っていたのだが、まごうことなき事実。そうするうちに電車がホームに到着。


八尾を過ぎてからいよいよ山あいに入っていき、山あい抜けると奈良盆地に出て、のんびりした田園風景が広がる。近鉄桜井を過ぎると再び山あいへ入っていく。上野盆地を抜けると名古屋方面と鳥羽方面の分かれ道、伊勢中川がある伊勢平野に出る。伊勢中川までくれば松阪まであと少しだ。


なんばから名古屋へ行く場合、新大阪まで行って新幹線の一択と思っていたが、なんばから近鉄特急で名古屋にいく需要も結構あるらしい。乗換がなくのんびり行けるのがいいそうだ。あと伊勢志摩でとれた魚を運ぶ「鮮魚列車」なるものもあるらしい。


近鉄の話ばっかりだが、ここと福井はホント書くことがない。施設はかなりオンボロだが、向日町や奈良のように文化財級の古さがあるわけでもなく中途半端に古い。スタンドもホームしかなく、バンク外のスペースは狭い。売店もしょぼい。お好み焼き食ったかな。それくらいの印象しかない。あと駅から歩いたら結構遠かった。。。



2014/10に再訪。一時は廃止がほぼ決定、最後に記念やって終わりか?というところまで来ていた松阪だが、民間委託化し継続。


上述のとおり前回訪問した時は終わってる空気が充満していた。廃止すると聞いた時も「さもありなん」と思ったもんだが、トイレが新しくなっていたり、場内モニタがかなり増設されていたり、穴場があったところに座席を作ったりといろいろ改善されていた。


当日はなにやら子供向けのイベントをやってたようで、子供連れも多かった。記念では子供向けに1着を当てさせて景品を渡すイベントもやっていたようだ。子供相手のイベントでは即効性はないだろうが、なに、10年もすればマークシートを塗る立派な客になる。よく考えられている。


前回来たときはもう二度と来るかと思ったけど、千葉もそうだったが民間委託すると雰囲気は変わるね。このご時世、大規模な改修は無理だろうけど、ピンポイントで改善している。三重も同業の四日市と津にボートがあって大変だろうが頑張ってほしいね。


施設 ★☆☆☆☆
サービス ★★☆☆☆
食い物 ★★☆☆☆
総合 ★★☆☆☆







串カツ




デルカへ
打鐘前受けから田中ま-石井妹を入れて打鐘3番手。山原がホームカマシに合わせて外に持ち出す。山原の後ろに切り替え最後直線勝負に持ち込むが交わせず。。。

山原の得意パターンでなかなか負かすまでは難しいね。勝ちに行くならカマシに合わせてねじ伏せないとダメだが。直線の伸びもいまいちだったし、今回はまあ2着確保といったとこかね。

選手紹介


次走は10/28~松戸全女ナイター。初のオール女子戦でトリプルトーナメントだ。初開催というところでどのトーナメントに入ってもメンバーは強烈だが、がんばってほしいところだね。



GGPの選考期間は9月末で終了。どうやら選考順は梶田を抜いていて6位だったようだ。

6位 中川 (新潟)887万1000円
7位 梶田 (栃木)885万900円
8位 小林莉(東京)869万4000円

川崎決勝の1着と2着の賞金差は18万。川崎決勝で優勝していればランキング6位だっただけに、小林莉にとっては大きなタイヤ差になった。

GGP出場も確定し一息といったところか。

レース後インタビュー


松阪9
1 中 川 諒 子
2 大 和 久保美
3 山 原 さくら
4 飯 田 よしの
5 浦 部 郁 里
6 田 中 ま い
7 石 井 貴 子

予選1は勝ったものの予選2では飯田にまさかの不覚。あの展開なら負けるはずがないので、3着が誰になるかしか見てなくて、一瞬なにが起こったのか分からなかった。。。

予選を見るに完調ではないのかね。ダービーのコレクションは3連対率のようなので、調子が悪いときは決勝では着をまとめることも必要だ。

データ対象:2011/04/07~2014/10/05 G3以上のレース


熊本の対象と決勝の結果
→訪問記 「87# 熊本競輪場


日付 1着 2着 3着 2車単 3連単 レース
2012/03/04 11 9 成田 和也 1 山崎 芳仁 5 園田 匠 3,250 29,920 熊本ダービー 6日目
2012/10/16 11 9 佐藤 友和 2 武田 豊樹 差 H 5 神山 雄一郎 1,650 3,880 熊本記念 4日目
2013/10/15 11 2 長塚 智広 7 深谷 知広 3 成田 和也 750 3,060 熊本記念 4日目


昨年の記念は、打鐘で前受けとなった脇本の後ろを伊藤保と成田で競り。深谷-合志は最後方。最終ホームで成田が脇本の後ろを取りきり最終バックへ。最終バックで深谷が猛然と捲りに出てくると、合志が千切れ、中段の長塚が深谷の番手に切り替え。最後直線で深谷を交わし長塚の頭。3着は脇本後位から抜け出した成田の決着だった。


●決まり手


「直線が極端といえるほど長いため先行する選手には不利であり、それを追走する番手の追込選手すら有利とは言い切れない。後方から捲る自力の選手も状況次第で番手追走の選手に交わされる事もあり、最後の直線だけで実力を発揮させるタイミングが重要な走路といえる」(Wikipediaより)


1着の決まり手は他の500バンクと同様の割合。ただ、やはり滑走路の異名を持つ熊本、2着の決まり手は逃残りやマークの割合が他の500バンクと比べてもかなり少ない。そうなると大きな配当連発かというと、そうでもなく平均より低い傾向。昨年の決勝なんてラインバラバラで入っても3,060円。力で決まりやすく、客もそういう風に買っているのだろう。





●配当


高配当ランキング 2車単:34/44位 3連単:35/44位





データ対象:2011/04/07~2014/09/28 G3以上のレース


青森の対象と決勝の結果
→訪問記 「44# 大垣競輪場


日付 1着 2着 3着 2車単 3連単 レース
2011/11/06 11 9 武田 豊樹 7 岡田 征陽 6 白戸 淳太郎 560 8,900 大垣記念 4日目
2012/11/04 11 1 志智 俊夫 7 深谷 知広 逃 HB 6 藤田 大輔 690 2,840 大垣記念 4日目
2013/11/05 11 3 平原 康多 5 神山 雄一郎 4 岩本 俊介 760 5,130 大垣記念 4日目

昨年の記念、竹内雄-深谷-山田裕の地元ラインで2段駆け濃厚気配。赤板で早くも木暮-平原-神山雄ラインを押さえ来て出切る。と思いきやスルスルと木暮が深谷の横まで来て分断作戦。深谷もヨコは弱いときたもので、あっさり竹内の番手を奪取。前のもつれを見て松岡健が最終3角捲りに行くも、木暮後位から平原が番手捲りで応戦し、平原-神山雄で決着。3着は切替えてきた岩本俊の決着だった。


こういうこともあるもので、記念だから地元!と決め付けられないが奥深い。山田、涙の記念制覇を買っていた人間にはたまったものでないが。


●決まり手


「クセのない標準的なバンクで、脚質的な有利不利はほとんどない。」(Wikipediaより)


決まり手を見ると1着は「差」が平均より多い。2着は「マ」と「逃」が多く、ライン決着しやすい傾向。差し目がねらい目といったところかな。クセのない標準的なバンクだからかわからんが、全国一平均配当が安い穴党泣かせの競輪場。





●配当


高配当ランキング 2車単:43/44位 3連単:44/44位




今日は周回5番手。打鐘からマキビ先行から中村が追い上げていつものように番手に嵌り最終ホーム。


中村が最終3角から外持ち出して追込みに行くが届かず、追いすがる小林莉も振り切って堂々押切り。門脇に乗って上昇も全く出番なく、大一番で7着の大叩きとなりました。。。


これでGGP選考期間は終了。梶田には届かないものの賞金ランクは7着確保でいいのかな?推薦枠とかはいかんよ。


次走は10/10~松阪ヒラ。GGP選考期間も終わり一段落。年末の岸和田での活躍を期待します!