ガールズ事故レースの傾向 | 目の前のヒラより遠くの記念

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ガールズのレースで最近落車が多いなあと感じたので、データを出してみた。(集計期間:2012/7/1~2014/10/19)


手持ちのデータだと失格の場合失格した選手の落車有無が分からないため、落車もしくは失格があったレースを「事故レース」としてカウントした。


事故レース総レース事故率
201291396.5%
2013114522.4%
2014285575.0%

初年度はこんなので失格になるの?というのがあったり、発足当初で慣れないのもあってか、事故率は高いが昨年は一旦減っている。しかし、今年に入ると昨年に比べ事故レースは2倍程度で推移している。ちなみに男子だと12.4%。


男子の場合予めラインがあって、自力選手の後ろは走る前から暗黙的に決まっている。まあ例外的に競りが発生するが、客も選手同士も予め想定してやっている。競りもあんまり報われないので、アピールとか、位置がないのでしようがなくやっている感じ。


これに対して、ガールズケイリンはラインという概念がなく、予め並びが決まっていない。脚質は全選手「両」となっているが、実態はレースを動かす自力の選手とマーク選手がその後ろを狙う形になっているわけで。。。毎回競りが発生するようなもんだ。


話でしか聞いたことはないが、昔の競輪はやはり並びというものがなく、毎回自力選手の後ろを取り合っていたらしいが、やっぱり競りとか割に合わないので今のライン戦に落ち着いたんじゃないかと想像している。


個人的には「ライン戦でやりゃいいじゃん」と思っているが、まあ新機軸としてライン廃止を打ち出しているんだから、これからも番手の取り合いは発生するわけだ。で、位置を取れれば成績アップにつながるので荒っぽい立ち回りで番手をとりにくる選手も出てくるし、それに伴ってやはり落車も増える。


それを抑制するのに事故点とかがあるはずだけど、なんかあんまり反則とってない気がするんだよね。「ガールズはヨコの動きは厳しくとられます」って最初やってたんだけど。現に去年から事故レースが倍に増えてるし。


落車は選手にとっても、レースがぶっ壊れるので客にとっても痛いので減らしてもらいたいもんだ。