『早く大きくなーれ 子供たち』4人の男の子に日々教え込む、やーとやっとです。
ウチには、ゲーム機がありませんでした。
なぜかというと・・。
『この時期もっと大切なことに時間を割いて欲しいから』
です。
小学生、中学生、高校生の時期は、
『もっと他にやることあるでしょ』
というのが、僕と家内さんの意見だったのですが。。
今回は、ゲーム機のお話です。
「大学に入ってからだったら、自分のお金で買って、昼夜構わずぶっとーしでやってもいいよ、その代わり自分で考えてね」
「大学に入ってからだったら、自分のお金で買って、昼夜構わずぶっとーしでやってもいいよ、その代わり自分で考えてね」
という風に夫婦ともども言っていましたが、
そうは言っても、少し不安にはなります。
そうは言っても、少し不安にはなります。
ゲームを子供のころからやっていないと、他の子供に比べて、何か能力面で劣ってしまうかもしれない・・。という不安です。
能力というのは、
親の経験からは想像もつかない、
『ゲームを子供のころからやっているからこそつく能力』
そういうものがあるかどうかもわかりませんが・・。
『インターネットが当たり前にある世代』
と
『インターネットを後から知った世代』
では、感覚が違うと言われています。
今は、インターネットが物心がついたころには、普通に身の回りにあって、使いこなすのが当たり前な環境です。
普通にゲームをいじっている子供とゲームをあまりやっていない子供になんか能力の差が出てくるのではないかと・・。
そう思いつつも、ゲーム機購入の話しは、クリスマスプレゼントやお誕生日プレゼントの話題にあがっては、親の主張により、消えていました。
しかし、遂に根負けしてという表現が正しいでしょう。
当時小4だった四男くんの誕生日プレゼントの話になった時に、ついに、ニンテンドー Switchを買うことになったのです。
その時、中2の三男くん、そして大学1年の長男くんからの強力なプッシュがありました。
彼らの主張は、
「ゲーム機を持っていないと、友達との日常会話でゲームの話にまるで入っていけないため、疎外感を感じる」
というのです。
また、
「ゲームを持っていないと、ゲームの情報を収集するのに大変な時間と苦労が必要なんだ」
と長男くんが主張するのです。
自分が疎外感を感じ無い様に、また、友達に
「あーアイツ、ゲーム持ってないから話しが合わないなー」
と思われたく無いという事が、小学校、中学校の年代には、最大の関心事だと言うのです。
悩みましたが、ゲームを家に導入するためのルールを作ることで購入する事にしたのです。
この時家内さんと会話したのは
「良い習慣をつけさせたいが、それは中々付かずに、悪い習慣は直ぐについて良い習慣に取って代わる」
という事でした。そこで、
「ゲームをやる前に勉強をする」を優先順位の高いルールにしました。この時、家内さんが選んだ問題集を少しづつやることとしました。
(これは、時間と共に形骸化してしまいました。ゲームの時間の話しが出て来るたびに、優先順位の話をしますが、これは言い続ける必要がある項目となりました)
もう一つのルールは「ゲームの時間を決める」です。
これは、ゲーム機の時間をスマホ側で測定する機能を使います。
また、「オンラインゲームでは、顔見知りでない人とゲームはしない事、リアルで知っている人としかゲームをしない事」としました。
(これも、時間と共に形骸化していきました。特に、コロナ禍で自宅に閉じ込められた期間に顔見知りでない人とのオンラインゲームの回数は加速していました)
更に、「これらのルールを守らなかった場合は、話し合いを行う事、無視する場合は、即ゲーム禁止となる事」
これらを守らせるため、父親は、ゲーム反対派である事を子供達に知らせ、仲介、調整役として母親が間に入って、子供と話合いを行うという建て付けとしました。
もちろんこの建て付けは、妻さんと事前に決めて、子供にとって父親を抑止力的な配置として状況をまとめようとしました。
今のところ、この一番最後の抑止力だけがなんとか残っていて、山あり谷ありでしたが、なんとか回っている状況です。
コロナ禍では、充分に外にも行けなかったこともあり、一時的にゲームについては解放状態でした。
ただ、漠然とですが、以前から感じている
これからは、
『コラボレーションの時代』でありその時代にあった能力は必要です。
色々な人とコミュニケーションを取る必要が出てきて、全く異質な人とのコラボレーションによって、新しいものを創っていくことが、生き残る道だと感じています。
『ゲームでこもってしまうのではなく、リアルで人とコミュニケーションをする訓練に時間を費やしてほしい』
これが思うところなのです。オンラインゲームによってその訓練が出来ているのかもしれないと薄っすらと思っています。
特に、中学生、小学生には、ゲームは魅力的に見えます。何とかして親の目を誤魔化しながら少しでも多くゲームの時間を確保しようと必死です。
そこで、その誤魔化しの行為に気がついたら必ずこう言うようにしています。
「あともう少しやりたいから、やっちゃおう」
と人と約束した事を守らないということは、
その時は、パパやママを上手く誤魔化してると思っているけど、
実は、
約束を守っていない事をその人に知れた時に、その人に
「あー、この人は、人との約束を破る人なんだ」
と思われるということです。(勿論、父親と母親は子供を信じています。が、他人はそうではありません。)
これは、恐ろしい事です。その後、いくら約束事を守っていても、
「本当に守っているのかな?」
と思われてしまうのです。
少しでも、疑わしければ、
「やっぱり、約束事を守っていないんだろうな」
と思われてしまうのです。
『信用、信頼』という事について、こんな話をするのです。
まとめますね。
『ゲームをやる前に勉強をする』
『ゲームは時間を決めてやらせる』
この様に、良い習慣を身に付けることをバックアップ出来るようにルールを決めました。
同時に、『約束事を守らない』という事は、『人からの信用、信頼を失う』という事を何度も話をします。
そして、
心置きなくトライアンドエラーを繰り返せる学生の期間は、ゲームでこもってしまうのではなく、訓練として、人とのリアルにコミュニケーションをすることに時間を費やさせることを実践させていきたいと思います。
心置きなくトライアンドエラーを繰り返せる学生の期間は、ゲームでこもってしまうのではなく、訓練として、人とのリアルにコミュニケーションをすることに時間を費やさせることを実践させていきたいと思います。
ただ、コロナ禍の状況では、リアルのコミュニケーションが制限されてしまいました。この状況で支えになっていた言葉をお送りします。
「失敗や逆境の中には、全てそれ相応かそれ以上の大きな利益の種子が含まれている」
です。
結果としては、コロナ禍の少し前から、ゲームやインターネットを使ってバーチャルなコミュニケーションの方法を学んでいたことになりました。
これが『大きな利益の種子』であり、リアルなコミュニケーションと並行した全く別の収穫につながったと感じています。
現在やっている事は、必ず役に立ちます。無駄ではないどころか、プラスとなる種が含まれているのです。
やーとやっと でした。
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