発達がゆっくりなお子さんの言語訓練をしています。
小児ST(言語聴覚士)歴、10年と少しです。
うちに来ている子の親御さん、外国で生まれ育ち、現在日本で働いている日系人。
※日本語はペラペラ
※祖父母が日本生まれ育ちの日本人
お子さん(日本生まれ)は、知的に少しだけゆっくりで、コミュニケーションに問題ありません。
いわゆるボーダーラインと言われるお子さん。
ギリギリ普通級かなぁ、でも少し心配かなぁ、という感じです。
ご両親は普通級進学を決断しましたが、
他の子よりも、覚えるのに少し時間が必要です。
なので、
「ひらがなは、小学校に入る前にに覚えた方がいいですよ。
大体の子は覚えているので。。。」
と1年くらい前から何度も何度もお伝えしてきました。
初っぱなから、つまづく事はできれば避けたいので。。。
そうして、1年生になって、ご両親から、こう言われました。
「他の子が、ひらがなを覚えているので、ビックリした‼️
自分の国なら、1から教えてくれるので。。。」
その現実を目の当たりにして、かなり焦った様子。
前から何回も言ってたのですが、残念ながら通じていなかったようです。
外国ルーツの親御さんは、他にも何人か来ています。
私はその方の日本語理解レベルに合わせて、なるべくダイレクトに言うようにしてますが、、、。
でもその方は、母国では、日本人の祖父母と暮らしていて、家の中では日本語だったと伺ったので、
つい、日本人仕様の日本語で話していました。
命令口調にならないように、柔らかくオブラートに包む感じで「した方がいいですよ。」と優しく言っていました。
でも、今考えると、
「絶対〇〇してください。あとが大変ですよ」と、はっきりと、強く言った方が良かったみたいです。
※日本人に対してだと、キツそうな表現だから使いませんが。。。。
・・・・・反省した出来事でした。