吃音ドクター 菊池先生のX(エックス)から・・・ | 言語聴覚士(ST)のつぶやき

言語聴覚士(ST)のつぶやき

小児のST(言語聴覚士)をしています。
訓練方法などはあまり書く予定はなく、訓練室での出来事を書いています
※個人情報がわからない様に書いています。

発達がゆっくりなお子さんの言語訓練をしています。

とあるクリニックで常勤で働いています。

 


 吃音ポータルサイトより引用

「吃音」とは、語頭音を繰り返したり(「わ、わ、わたし」)、引き伸ばしたり(「わーーたし」)、つまったり(「・・・わたし」)して、滑らかに発話ができなくなる状態のことをいいます。「吃音」のことは、少し前までは「どもり」と呼ばれていました。



吃音のお子さんを受け入れるときに、STが現場で1番気をつけないといけない事。


それは、言語訓練に来ている時の吃音と、普段生活している時の吃は同じではないということ。


よく言われるのは、リラックスしている時によく詰まる。

また、発表会など、緊張しているときも吃音が出やすい、といわれています。


菊池先生のエックス(X)にこんな投稿がありました。



https://x.com/kiku618/status/1760605405259124904?s=61&t=HVEwJWOoVwpi3YvIOaOg_Q


言語訓練の現場では、プライベート感があり、程よくリラックスしている子が多く、

吃音の程度があまり高くない印象があります。


そのため、親御さんには、普段の会話の動画

(できるだけ動画で、抵抗があれば録音で)

を撮ってきていただくように、お願いしています。


吃音臨床のあまり無いSTは、訓練時の吃音で程度を判断し、

「心配しすぎでは?」と思いがちなんですが、

それは、吃音のお子さんを持つ親御さんの心をえぐる言葉だと肝に銘じるべき。


菊池先生の図、とてもわかりやすいです。

言語訓練の時間は、ほどよい緊張のせいで、吃音頻度があまり高くないんですね。

納得です。