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フジムラヤヨイ物語
 
 
1999/3/30

生まれ育った地元を離れ

大阪に引っ越してきた日です。

 

 

やっと家をでられる!

 

 

ただただ

そのことが嬉しくて

 

寂しいとか、不安とかは

全くありませんでした。

 

というのも

 

思春期の頃から

母親の監視がすごくて

息が詰まりそうな毎日でした。

 

 

不在の時に勝手に部屋に入り

机の引き出しを勝手に開けて

 

アルバイト代の残金チェックをされたり

友人とやり取りしていた手紙を読まれたり

 

遊びに行った先の友人の家に

電話をかけてきて所在確認をされたり...

 

 

私のことを

全部把握しておかないと気が済まないのか

全く信用していないのかはわかりませんが

 

 

とにかく息が詰まりそうでした。

 

 

反抗的な態度で言うことを聞かない

私も悪かったのも事実ですが...。

 

 

だからといって

仲が悪かったわけではないんです。

 

一緒に買い物に行ったり

出かけたりするコトもあったし。

 

 

時々行きすぎた行動がをとる

母親との関係がとにかくしんどくて

一刻も早く家を出て母と距離を置きたかった。

 

 

その思いもあってか大阪に出てきてからは

帰省したり、遊びに来てたとしても

一緒に過ごすのは長くても2~3日くらい。

 

寂しいと思うコトや

助けて欲しいときもあるけど

 

いい距離感で関係をつくれているので

以前ほどぶつかるコトも無くなりました。

 

 

息子が生まれた年の私の誕生日に

はじめてメールで母に感謝の気持ちを

伝えるコトができました。

 

母から泣きながら電話がかかってきて

二人で一緒に電話口で泣いたのを覚えています。

 

 

大阪に出てきてからも、結婚をしてからも

いつも何かと気にかけてくれている母という存在。

 

 

自分も親になって

母がどういう思いをしていたのか

少し想像するようになりました。

 

 

自分もいつか同じことを

してしまうんじゃないか



 

ときどきそんなことを

考えるコトがあります。

 

この物語を書きながら

自分を振り返っていて気づきました。

 

あぁ、わたしは変わりたいんだ。

 

 

今子どもたちがわたし向けてくれる

たくさんの愛に精いっぱい応えたい。

 

 

そのためにまずは自分を満たして

わたしから子どもたちに

たくさんの愛を与えられるように

 

自分のこれから先をどう描いていくのか

しっかりと固めていこう。

 

 

お読みいただきありがとうございましたラブラブ

 

 

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