Yas-nori's listening room -7ページ目

DirettaPC調整

CDリッピングデータではよい音を出してくれて投資は無駄ではなかったDirettaPCですけど。

ハイレゾでプチプチ音が出るのがなんとも。

いろいろ見直してみました。

 

まずASIOドライバー。

最新版を入れたつもりでしたが、間違えて逆に一番古いものを入れてました。

 

 

オリオスペックのHPより最新版をDLして入れなおし。ちょうど一昨日アップデートされてました。

でもノイズは変わらず。

 

でもそこの取説でファームウェアのアップデートの項を見つけました。

 

 

ファームをアップデートしただけではこれも変わらなかったのですが。

少ないなりに設定可能な項目がいくつかありました。

 

4Kディスプレイでスケーリング200%で使ってるので項目名が切れてますが。

「Preset Profile」Direttaの送信サイクル設定、だそうです。

速い方が音質が上がるそうですが、PCが非力なのかと2CoreCPUにして。

もうひとつ「PCM Request」、解説にはないですが出力データの最大ビット数かなと。

32bit→24bitに変更しました。

 

これの合わせ技でひとまずノイズ解消。

DDCが骨董品USB-201なのでこれの性能に引っ張られてる可能性はありますが。

でもDiretta+USB-201の音質はなかなか味がありよいもので。最大性能でなくともこれはこれで一つの方向だなと。

 

来月のカード払いが怖いと思ってましたが、この音なら我慢できそうです。

 

でもそうするとノートでノイズが出なかったのは何だろう、ネタはまだまだ続く(笑)。

 

DirettaPC1週間

DirettaPCを購入して約1週間。

まだ単につないで音を出しているだけですが。

とりあえず備忘でここまであったこと思ったことを列記しときます。

 

・DHCPの環境ならばほんとに設定不要。

・DirettaのUSBオーディオ部分は機器次第と書きましたが。

 試しにディスプレイを繋いで動きを見てましたら、コンソールも出ずで

 LANからUSBへの出力のみに徹しているところが音質に影響しているのかもしれないなと。

 Daphileもシンプルながらプレーヤー機能も入っているのでシンプルさではDirettaがさらに上かも。

・おおむね快調ながら96Kソースでたまにプチプチノイズが出る。

 ただコントロール側でなくターゲット側(Diretta)をリセットすると直ったりするので。

 なにかあるのか。

・LANの接続はIPV6で直結も可能とのことだったので、ノートPCと直結してみましたら。

 これもそのまま接続できました。

 しかもこれだと96kソースでもノイズ出ずで、ちょっと音もよい気が。

 Daphile時代から出ていたプツプツノイズはネットワーク関係のものだったか?。

 メインのデスクトップPCのLANカード2枚刺し化を検討します。

・音は、特徴はないものの。

 ひたすら滑らか。

 でも鈍ってるわけではなく出るものは出てるのに耳障り感が一切ない。

 ・長らく使ってたHiFaceが認識せず。

 Daphileでも認識したのでこれだけ計算外。

 

自分としては結構な散財(対小遣い比、内容的には安いくらい)でしたが。

もう元は取った気がします。

明後日からのオリンピック休暇で音楽に没頭できるのが楽しみです。

 

DirettaPC導入

前から気になってましたDirettaPCを導入しました。
とりあえずDaphile入りのMacminiと親子亀状態でパチリ。

 
以前書いたように、Direttaは解説文などを読む限りハードとしてLANケーブルを使い独自方式で伝送するというのは大いにメリットですが。
ターゲットPCに到達した後のUSBオーディオ部分にはソフト的にどう手が入っているのか?。
SPEC製品やfidataのように細部まで気を使った製品ならば伝送方式のよさを十二分に発揮するのでしょうが。
汎用PCで使用した場合にメリットが出るのか、それは価格に見合うのか。(ざっとベースPC+4万?)
そのあたりを考えてなかなか踏み切れずにいましたが。
サラリーマンの年に2回のお小遣いが入ったこともあり、試さないことには何とも言えないと導入してみた次第です。
 
たまたま平日休みだったのでアキバのオリオスペックへ行ってきました。
試聴できるか伺ったら可能ということで
2機種聴かせてもらいました。
PCやらDACやらそうそうたる立派なデモ機がズラッと並んでいて、絶対値比較ではよく聴こえることは当たり前なので。
2機種の違いに注目します。
違いが判らなければ安価でコンパクトなラズパイタイプでよいかなと。
Roonシステムにこれらを組み込んで動かします。
#ちなみにRoonライセンスは買い切りか年間課金の2種類と思ってましたら、最近は月額制もあるそうで。
#断然導入のハードルが下がりました。
#脇にそれました
 
店頭試聴
ラズパイタイプのほうが線が細めとの説明で、聴いた感じもそんなでした。
確かにラズパイタイプの繊細感に一長はありますが、IntelCPUタイプの余裕感、中域の濃厚感もよいです。
昔シンプルイズベターでラズパイにハマったことがありましたが。
最近の好みはパワフルなPCでのゆとりのある動作ということで、IntelCPUタイプを購入しました。
あれこれ試聴させていただきましてありがとうございます。
 
持ち帰ってセッティング。
現用のDaphileシステムも音質的にはかなりよいものを持ってますが。
foobar2000との組み合わせでのネックはプラグイン「UPnP MediaRenderer Output」の相性問題。
わが家では幸い好調に動作してますが、機器により動作しない/ソースにより不安定、などあるようで。
多少危なっかしい稼働状態でありました。
おそらくこのあたりの安定は間違いなくDirettaが上だろうと、Daphileのケーブルを抜いて差し替えます。
直接比較が必要になったらまた考えようと。
セットアップはオリオスペックのサイトからASIOドライバーをインストール、PCはLANケーブルを接続するだけでネットワークに認識されました。
このへんはネットワーク環境によると思いますが、特殊な設定はありません。
 
自宅試聴
かなりいいです。
多少ハイ上がりな感じはありますが、情報量は多いです。
優秀録音のソースはきっちりと、そうでもないわさわさしたソースでもそれなりに彫が深くなります。
PC+USBデバイスで十分動作するのに、さらにLAN経由のPCから信号を送り込んでいるのにそれ以上の新鮮さ、生々しさ。
不思議なもので。
ベースはファンレスの廉価PCでMacminiのほうが造りに金がかかってるはずですが、その辺のハンデも全く感じません。
きちんとDirettaのよさを出しているなと。
 
やはりさっさと使ってみないとだめですね。
ベーシックな構成でこの結果なら、SPECやfidataなど使うとさらに良くなるのかなと。
このへんはじっくり使い込んでグレードアップの必要があるかどうか見極めたいと思います。
ノイズ対策も何もしていないので、伸びしろは大いに期待できます。
良い買い物でした。
 
もう休みが終わってしまう、ずっとこの音を聴いていたいのに。
 

AT-PEQ20の電源新アイテム

前回AT-PEQ20をエネループ、単1電池で駆動させていまいち判定でしたけど。

某所で「STEREOムックのフォノイコにUSB TypeCのGaN使用の充電器に指定の電圧を出力するケーブルを取り付けてACアダプターとしたところ好結果」との書き込みを目にしまして。
効率命なので多少ノイズは出るかもしれませんが。
それでもパワフルな電源を喰わせたほうが良さそうな予感はしたてたので懲りずに(笑)また試してみました。
 
よくわからないメーカーの65W出力対応のアダプター
もともとPCの電源用に買おうとしていたので出力大きめですが、12V0.5Aなので6Wあれば十分です。
同じくよくわからないメーカーの12V出力ケーブル(トリガーケーブル)
それをEIAJ4に変換するプラグ
合わせて3000円くらい。
アダプタは本来の用途からの流用ということで実質はケーブルの1000円くらいです。
 
ノイズ測定は機材がないので調べようがありませんが。
AMラジオの離調ノイズで簡易的に調べましたら。
付属品のACアダプターは「ブー」と低い音。スイッチング電源ではないのかもしれません。これは強敵だったわけだと。
USB充電器は「ピリピリピリ」といわゆるラジオにデジタル機器を近づけるとこんな感じというノイズ。
でもPCの電源よりはかなり静かです。
 
試聴
電池のときとほぼ同じ印象。ちょっと低域が薄い。
やはり付属のアダプターは低音も厚く、音がいいのかなと思いましたが。
このバランスに気を取られていたようで。
ボリュームを上げ目にして改めてUSB電源を聴いたらかなりいい感じ。
中高域のスッキリさ、シャープさは優勢勝ち。
低音は足りないと思ってましたがタイトというのか、量感を期待しなければよいものが出てるようです。
 
これと比べると付属品は高い方がやや曇った感じ、それも相まって低音が太い印象になったのかなと。
いわゆるアナログ的なウエルバランスで悪くはないんですけどね。
あとバイオリンの艶っぽさだけはこっちが一長ありです。高域だけでなく胴鳴りの中低域の響きも関係してるようで。
 
そこで改めて単1電池を繋いでみたら、これもなかなか良いです。
前回は細身でチリっといいそうな際どさを感じてましたが。
今日は危うさはなくUSB電源と同等のバランスで鳴ってます。
かなりいい感じ。
前回の聞こえ方は何だったのやら。
 
三者三様で良いところを持っていることがわかったので。
もう少し試聴継続です。
 
 
 
 
 

AT-PEQ20の電池駆動2

 前回エネループ10本でAT-PEQ20を動作させて。

結果はACアダプタを上回ることはできず、というところでした。

その時に単1電池でやるとどうなる?とか考えてましたが。

試してみました。

単1×8の電池ケースとEIAJ4プラグの組み合わせです。
8本直列で約13V。
単1電池は内部抵抗が低いようだし前回よりはよい結果を期待して。
 
接続、とりあえずリレーは解除できました。
 
試聴、聞きなれたソースを数枚。
うーんやはりACアダプタを超えない。
中高域の軽やかさはエネループよりいい感じですが、低域の量感、バイオリンの艶やかさなどACに負けます。
あとS/Nはよくなったような。
結論:付属のACアダプタってすごく音が良いのでは?(笑)
 
たぶんスイッチング電源だと思いますけど、負荷側が欲しい!と思った電流をぶち込む性能は電池の比ではないでしょうから。
ノイズループカットとかは別にしてある程度の電流が必要な機器は乾電池駆動は厳しいのかなと。
内部にレギュレーターがあるから電源は何でもいいのでは?という仮定での実験でしたが。
非力な電源から良質なDCを生成するわけではなく、ノイズ入りでもパワフルな電流源を喰わせてやるとうまく整形して力を発揮するタイプ、というところかなと。
まあ電池ボックス、スナップリード線、コネクタ合わせて千円以下の実験で気分はスッキリしました。
電池が一番高かったり。
 
次なる手は金がかかるので素直にアキュフェーズのAD-50を買うかを含めて検討ですが。
フィデリックスのローノイズACアダプタにするか。
他社のACアダプタで供給能力に余裕のある物を探すか。
電池の方向だと鉛蓄電池だとどうか。充電と劣化した後の廃棄がめんどくさいんですよね。
 
せっかく作ったので、電池が空になるまではこれで聴いてみます。
どこかいいところ見つかるかもしれない。
 
 
 

AT-6101新旧

カートリッジのリード線はかなり長いことオーディオテクニカのAT-6101を使用してました。

わが家の標準機です。

とはいえあれこれ聴き比べてというわけではなく、安価で作りもしっかりしてることからの選択です。

まあリード線での音の違いなど些細なことと思って気にしてなかったというのも大きいです。

 

先日リード線のシャッフルを行いまして

 AT-33PTG → KS-Remasta製(KS-Stage301EVO.I)

 AT-F3/2  → KS-Remasta製(KS-LW5700LTD)

 AT-150Ea+VMN40ML → AT-6101

としました。

わが家の手持ちカートリッジではKS-Remasta製はMCと相性がよさそうで。

MMでも良く鳴るのですけどやや柔らかめに、AT-6101のほうが主に高域がカチッとした鳴り方がするのが好みでした。

リード線はこれしか持ってないのでテクニカ純正ペアで決定です。

このへんのリード線全体のお話はまた次のネタに。

 

で、AT-150Ea+VMN40ML用の本番シェルとしてAT-LH15/OCCを買いました。

リード線は安定のAT-6101が付属してます。

先に比較したのはもう30年以上使っているビンテージ品(ただ古いだけですが(笑))なので。

こちらと交換してもよいかなと。

新しいリード線でつないでみました。

そしたら印象が全然違う。

気に入ってたカッチリ感がなく、よく言えば広がり感付加ですが、KS-Remastaの上品な広がりというよりは締まりがない感じ。

同じものなのに、鳴らし込み不足?、と思ってよく見比べたらシースの色が違う。

左が新しい物、右が30年選手。

このくすんだピンクがPC-OCCのトレードマークだったなと。

取り替えてみると、そうそうこの音。

といってもすべてよいわけではなく、やはり締まり感重視。

新しい方はレンジは広いもののやや高域がヒステリックに感じますが。

古いものはAT-150Ea自体のキャラクターの凸凹を埋めてるのかもしれません。

最新カートリッジだと新しい方が情報量が増えてよいのかも。

でもこの組み合わせが今のところちょうどよいのでこれでいきます。

新しいリード線も30年使うと変わってくるのかどうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

Kinsky+foobar2000+Daphile

LINN DSのオークションに負け続ける今日この頃。

まあ予算不足で途中で降りてしまうのですが。

 

ハードウェアはもちろん魅力的ですが、どちらかというとコントロールソフトに関心があり。

どこかのブログで読んだのですが

普通のuPnPでは

 音源 → コントロールPC(タブレット等) → レンダラー

と信号が流れるのが。

LINNのシステムだと

 音源 → LINN DS

コントローラーを通らず直接DSへ音源が送り込まれると。

あまりよそでは見ない情報なので確実ではありませんが。

 

おそらくハードウェアもなにか担っていると思いつつ、もしコントロールソフトのみでなせる業とすると、LINN DSを買えないまでもコントロールソフトだけ拝借するとうまくいけば上記のメリットを享受できるかなと。

やってみました。

LINNの最新のソフトはKAZOOですけど、これはOPENHOME対応の機器でないと使用できませんでした。

Daphileとfoobar2000サーバーで使うため、1世代前のKinskyを使用します。

 

Kinsky側(ノートPC)サーバーはfoobar2000を使用(サーバー化設定はおおむねこんな感じ

 

Daphile側

 

Kinskyで送り出した曲がDaphileプレーヤー画面に表示されます。

現在はfoobar2000にプラグイン「UPnP MediaRenderer Output」を入れてfoobar2000→Daphileに音源を送り込んでますが。

送り出し先との相性があるようで、ちゃんと動いているかはやや不安があります。

foobar2000の操作性そのままなのが大きな魅力ですが。

 

KinskyはあまりUIは好みではないですが。

foobar2000で作ったプレイリストの再生専用とすれば使い勝手の悪さはまあ我慢できます。

 

期待の音質はいい感じです。

これが上記のLINNシステムの持つ優位性なのかは直接確認できませんが。

(foobar2000から送り込んでもKinskyから送り込んでもDaphileに表示される音源のデータは同じ)

いくらか鮮度が良いような感じ。

JRMCの音質は好ましいと思いながら、使い勝手でfoobar2000に戻してしまう程度。

またAndroid+BubbleUPnPは使い勝手はよいもののなんとなく音質の変化を感じます。

Kinskyは使い勝手はともかく、Daphile以来のわくわくを感じます。

いまごろですけどね。

 

しばらく使ってみます。

 

【2021/6/12追記】

しばらく使ってみましたが。

プレイリスト、アルバム等、何にしても連続再生ができない。

1曲再生状態にして終端になると再生終了。

何曲か次に再生に入れておいても改めてプレイボタンを押さないといけません。

調べたところ既知の現象のようで。

大昔に使った時はそんなことなかった気もするんですけど。

LINN DSと組み合わせない限り回避できなさそう。

 

最近巣ごもり需要のせいか、お手頃のMAJIK DSはなかなか出てこないんですよね。

グレード的にはAKURATE DSが使いたいですけど、初期タイプはデジタル出力がないし、モデルチェンジ版はお値段が。。

 

AT-PEQ20の電池駆動1

オーディオテクニカのフォノイコライザーAT-PEQ20はそのままでも改造ベースとしても大人気。

残念ながら後継機に道を譲ってディスコンになってしまいましたが。

以前使っていたマランツPM-14SAVer2のイコライザーと比べても特にグレード的に差があるとは感じません。

 

よく見る改造ネタは素子交換。

オペアンプをMUSESに交換とか、電解コンデンサをオーディオグレードに交換とか。

やってみたいですけど、あまり金かけるのであればアキュフェーズのAD-50が欲しいなとか。

改造しなければ中古で売却して資金の足しにできたりするのでこれは見送り。(ひとまず)

 

もう一つは電源のバッテリー化、あるいはACアダプタの高品質品への交換。

効果はあると思いつつ。

これ基板にレギュレーターがついていて。

LM317Tと、おそらくリレー駆動用の9V出力のもの、計2つ。

厳密にDC駆動にするためには、これをジャンプしないとそんなに効果はないんだろうなと。

言い換えればこれがあるのでACアダプタは何でもいいのではないかと。

 

そうすると、どうせレギュレータで電源洗いなおすなら乾電池が使えるのかなと。

乾電池は高いので手持ちのエネループで試してみます。

単3×10本用電池ボックスとEIAJ4タイプのDCプラグを接続してこんなのを作ってみました。

 

10本で12Vになるはずでしたけど

ちょっと高め。

でもレギュレーター受けのよいところで、入力が40V(LM317T)35V(9V側)までいけるので。

付属ACアダプタの12Vから多少違っても問題なかろうと。

 

試聴

エネループの方が元気が良いような。

高域側は澄んだような気はしますが、やや粗削り感が出てきたり。

低域の濃さ深さ、全体のバランスはACアダプタの方がよいような。

 

ACから解放された超絶サウンド!というのを期待してましたが、付属のACを超えるまではいきませんでした。

いいとこ一長一短。

微小信号を扱うフォノイコライザーに使えるようなACアダプタだからそもそも変なものは付属してなかったということかなと。

AC回りのノイズループがなくなるとは思うので悪いことはないはずですけどね。

 

単3の非力さで、とすると。

使い捨て覚悟でマンガン単1の10本接続を並列で20本、とかすると変わるかな?とか。

あるいは逆にレギュレーターあるので電圧減らして供給するのもおもしろいかも。

【20210429追記】

電池を抜いてジャンパーで短絡して、4.8V(4本)、9.6V(8本)で試しましたら。

リレーが解除されず、再生できませんでした。

12V印加は必須のようです。残念。

【以上追記】

 

AT-PEQ20の電池駆動2】に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

AT-150Ea+VMN40ML

先日購入したAT-150Eaの針を交換しました。

VMN40ML。

AT100E用の針もLPの外周を聞く分には良いのですが。

内周へ行くとなんとなく歪っぽい。

接合楕円針のせいなのか、あるいは購入後6年ですでに推奨使用時間の300時間をオーバーしているのか定かではないですが。

でもマイクロリニア針のAT-33PTGでは同じく使い込んでいるにも関わらず内周のひずみというのは特に感じなかったりするので、これで解決するかなとか。

まあ購入したいと思えば理屈はいくらでも出てくるもの(笑)

 

取り付けて試聴。

全体に歪み感は減り、さらに実体感のある音に。

歪み感は針の形状というより、やはりAT100E用針の寿命だったのかも。

古いカートリッジに700/500シリーズ用のマイクロリニア針を付けるとバランスがハイ上がりになる、ような書き込みをどこかで見かけましたが。

そんなことはなく、むしろおとなしすぎるくらい。

でも3時間ほど聴いていたら徐々に元気な音が出てきて。ダンパーの慣らしが必要だったのかもしれません。

 

そういうことでオーディオテクニカの700/500シリーズ用針は旧タイプのカートリッジにもマッチングはよいようです。

この音ならAT-33PTGの針消耗にびくびくせず普段使いはこれで行けそうです。

 

でも交換してみると、やっぱりMCもいいなと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カートリッジボディの材質違い(AT-120Ea vs. AT-150Ea)

 

前回フォノカートリッジを買いたいと書きましたが。

MMだとSHUREのV-15シリーズも気になりつつ。

実用的にはオーディオテクニカの700シリーズとか500シリーズが欲しいなと。

ただメインはPCオーディオでレコードはたまに聴く程度なので、あまり大きな投資をするのもちょっと。

上記オーディオテクニカの2機種だと違いはおそらくボディの材質(金属vs樹脂)のみで発電系は一緒。

この違いで1万円変わるので、まあ1万の差なら高い方を買っておけばよいのですが。

樹脂ボディでよければ楕円針を選択することでさらに1万下がって差は2万、ぐっとお手頃に。

 

この比較をするために、手持ちのAT-120Eaのボディ材質違いのAT-150Eaを購入しました。

比較結果によっては、これに現行の針をつければさらにお安く楽しめると。

取説にあった電気的仕様は全く同じ。

発電系は同じと思われます。

700シリーズと500シリーズもおそらく。

 

見た目もほぼ同じ。

左がAT-120Ea、右がAT-150Ea。

シェルに接する部分の材質だけが違います。

 

針つきはオークションでも結構な値段がつくので本体のみのを探してごく安価で購入。

そういうことで針は手持ちの互換品AT-100E用の物です。

純正150の針はベリリウムのテーパー付き丸棒に金メッキのカンチレバーという超豪華仕様。

確か単なるアルミパイプだった120とは大きく差をつけたのではないかと。

すなわちグレードによる音質差は針を含めてのものだったはずですが。

では針を同じくしてボディだけの差というのは出るのかどうか。

 

試聴。

おー、結構音が違う。

120は元気な音でAT-33PTGと使い分けてまして。

これがすなわちMMとMCの差だと思ってましたが。

150だとかなり落ち着いた音。というか150も元気だけどそのうえで器の大きさを感じます。

120でかけるとなんとなくチリチリするレコードがありましたが、150ではほとんど気にならず。

思うに120の元気さはグレードの差というか、針が拾った振動を音に整理しきれてないのかなと。

もちろんこれまで不満はなかったので、これはこれでよいものとは思います。

当ブログのアクセス記録を見てもAT-120Eaで検索してきた方は結構いらっしゃって、ベストセラーだったんだなと。

 

ということでよい買い物でした。

比較の結果、新品を買うとしたらやはり700シリーズになるかな。

でも150Eaも当たり品で結構使えそうなので、MLタイプの針だけ買うのもありかな、とか。

しばらく遊べそうです。