カートリッジボディの材質違い(AT-120Ea vs. AT-150Ea)
前回フォノカートリッジを買いたいと書きましたが。
MMだとSHUREのV-15シリーズも気になりつつ。
実用的にはオーディオテクニカの700シリーズとか500シリーズが欲しいなと。
ただメインはPCオーディオでレコードはたまに聴く程度なので、あまり大きな投資をするのもちょっと。
上記オーディオテクニカの2機種だと違いはおそらくボディの材質(金属vs樹脂)のみで発電系は一緒。
この違いで1万円変わるので、まあ1万の差なら高い方を買っておけばよいのですが。
樹脂ボディでよければ楕円針を選択することでさらに1万下がって差は2万、ぐっとお手頃に。
この比較をするために、手持ちのAT-120Eaのボディ材質違いのAT-150Eaを購入しました。
比較結果によっては、これに現行の針をつければさらにお安く楽しめると。
取説にあった電気的仕様は全く同じ。
発電系は同じと思われます。
700シリーズと500シリーズもおそらく。
見た目もほぼ同じ。
左がAT-120Ea、右がAT-150Ea。
シェルに接する部分の材質だけが違います。
針つきはオークションでも結構な値段がつくので本体のみのを探してごく安価で購入。
そういうことで針は手持ちの互換品AT-100E用の物です。
純正150の針はベリリウムのテーパー付き丸棒に金メッキのカンチレバーという超豪華仕様。
確か単なるアルミパイプだった120とは大きく差をつけたのではないかと。
すなわちグレードによる音質差は針を含めてのものだったはずですが。
では針を同じくしてボディだけの差というのは出るのかどうか。
試聴。
おー、結構音が違う。
120は元気な音でAT-33PTGと使い分けてまして。
これがすなわちMMとMCの差だと思ってましたが。
150だとかなり落ち着いた音。というか150も元気だけどそのうえで器の大きさを感じます。
120でかけるとなんとなくチリチリするレコードがありましたが、150ではほとんど気にならず。
思うに120の元気さはグレードの差というか、針が拾った振動を音に整理しきれてないのかなと。
もちろんこれまで不満はなかったので、これはこれでよいものとは思います。
当ブログのアクセス記録を見てもAT-120Eaで検索してきた方は結構いらっしゃって、ベストセラーだったんだなと。
ということでよい買い物でした。
比較の結果、新品を買うとしたらやはり700シリーズになるかな。
でも150Eaも当たり品で結構使えそうなので、MLタイプの針だけ買うのもありかな、とか。
しばらく遊べそうです。


