Yas-nori's listening room -4ページ目

SHUREカートリッジその後

以前に買ったSHUREのカートリッジのその後。

 

○M75MB

 

文中ではレコードとの相性もあるのでやんわりと書きましたが。

正直あまり好みではありませんでした(笑)。

音質云々の前に、針圧を軽くすればノイズが目立ち、針圧を重くすればハイが出ないと、ベストなところが見つからず。

ふと、針は一応新品ながらデッドストックなので長めのブレークインが必要なのかなと思い立って。

針圧を最大の3gにしてしばらくかけっぱなしにしてみました。

昔はプログラム再生とかリピート機能付きのフルオートプレーヤーがありましたがKP-9010にそんなものはないので。

部屋にいる時にかけて終わってはまた針を落としを繰り返すこと約1週間。

だいたい平日は3時間くらい、休日は6時間くらい、合計30時間くらいかけたと思います。

 

針圧3gで試聴。

以前にも増して高域が出てこない(笑)。

2.5gでも変わらず、2gでようやく普通の音。

これはかなり良くなりました。オケもボーカルもそれなりに鳴ります。

これでようやく音質評価ができるレベルです。高解像度というわけにはいきませんがそれなりに分解して聴かせます。

内周にボーカルというテスト盤の歪みが特に気になってましたが、盤の痛みをきっちり分離して鳴らし分けます。

もう少し高域が伸びればさわやかになるんでしょうか、この真ん中の分厚いバランスが持ち味なのかなと。

シェルもリード線もありあわせのままなので、このあたりを交換しようかなという気になってきました。

 

○V15Type4

 

 

 

これも同じく針圧1.25gで連続再生をしてみました。

こちらは2日間6時間程度。

元々不満はないものの、これでもかなり良くなりました。

eBayで互換針を購入したのでJICOにしておけばよかったかなとずっと思っていたのですが。

針自体は問題ないなというレベルまで鳴るようになってきました。

そのうえで、音質的には柔らかめだなと。

SHUREはカチッとした硬派のイメージがありましたが、そうでもないようで。

今後の鳴らし込みでどう変わっていくのかこのままなのか、楽しみです。

 

 

 

スピーカー脚

 

 
いろいろひと段落でネタ切れしてましたが。
久々に手を動かすことをして好結果だったのでひとネタ出来ました。
 
スピーカーの脚をいじってみました。
DYNAUDIO X32のベースはクリプトンのAB500Mを敷いてます。
そんなに音質を吟味したわけではなく、板張り床が根太部分が盛り上がりスピーカーががたつくので。
ベースを入れても今度はベースと床のあいだに隙間ができるので、ここは薄い檜などを入れてます。
導入当初はAB500Mにスピーカーを直置きすると低域が膨らんだのであれこれ挟んでました。
・檜ブロック
・桜ブロック
・黒檀ブロック
・TAOCの鋳鉄円盤
何を挟んでも音は変わりますが一長一短で何を聴いてもオールマイティによいものがなく。
さらにすっきりした音を目指してスパイクに変更。
・純正スパイク+スパイク受けTAOC PTS-F
・純正スパイク+スパイク受けHarmonix RF900
これもどちらがベストとはならず、スパイク受けをときどき入れ替えて使ってました。
これでだいたい3年。
 
その後ちょっと部屋の響きが変わったなとは思ってましたが。
ここしばらくスパイクとスパイク受けの音が耳に付き始め、木のブロックをとっかえひっかえ。
檜は柔らかすぎ、黒檀は硬すぎ、桜がちょうどいいのですがちょっと高域が耳に付き。
以前にどこかで「付帯音が少ない素材」とか見たアクリルのブロックにしてみたら、見事に音が引っ込みました。悪い意味で。
木で耳に付いた高域を「残して」全域ですっとおとなしくなります。
20mm厚にしたので癖が出すぎたのかもしれません。これは失敗ですがアクリルの傾向が分かりました。
 
それでもう一度桜にしようとアクリルを外すときに直置きの音はどんなだったかなと思い、何も挟まない状態で鳴らしてみました。
そしたらこれが結構いい。
当初何か挟み始めた時の印象通り低域は膨らむのですが、ぶよぶよというわけではなくきっちりした質感の良い低域を感じます。
木の癖と思っていた高域が耳に付くのも気にならなくなりました。
以降約1ヶ月これで聴いてますが特にリバウンドはなく、いい感じです。
 
数年で好みが一巡して直置きが好みになったのかもしれませんが。
この間に住んでいる木造家屋の耐震工事が行われまして。
これで建物の響きが変わったのかなと。
むかしは確かに低音の派手なソースを鳴らすと床がボコボコ響くような鳴り方をしてました。
スピーカーセッティングは一度決めたら終着点ではなく、常に見直しが必要なのだなと。
耐震工事で音が変わるとは思ってませんでした。
 
スピーカーが大きく値上がりしてしまってなかなか買い替えもできなさそうなので。
購入後13年のX32でもうしばらく行けそうなのは大収穫です。

昔話:DAC内蔵アンプ

アンプにDACが内蔵された最初の製品といえば。

まだまだCD黎明期といえた1986年頃に登場したアルパインラックスマンのLV-109(オーディオの足跡様)が最初ですかね。

フォノイコライザー別売で195000円。

アンプ自体は価格相応のしっかりした作りで良いものだったのではないかと思います。

その後ケンウッドD-3300A、デンオンPMA-780D、テクニクスSU-V100Dなどかなりの機種が登場しました。

でもその後なんとなくDAC内蔵機は減っていき、普通のアナログ入力のみのものが主流に戻っていったようです。

私も手を出しませんでした。

 

原因として

・DACの進化は早いので、アンプ全体の製品寿命が短くなる。

・デジタルを取り込むことでノイズ源を抱え込んでしまい音質劣化の懸念。

など言われましたが。

なにより特段のメリットがなかったんだろうなと。

DACが内蔵されたなら、プレーヤー側にDACは不要となりますが。

当時DAC非搭載の純粋なCDプレーヤーと言うとケンウッドの単体機DP-X9010、またはアキュフェーズDP-80、ソニーのCDP-R1などセパレート機のプレーヤー部あたり。

選択の余地がないのと、セパレート機のプレーヤーでは相手がDAC内蔵アンプでは釣り合いが取れないとかで敬遠されたのではないかと思います。

1987年ごろからデジタルアウトのあるプレーヤーも増えてきましたが、それらはいずれも最新機種。

先に買ったアンプより後から買ったプレーヤー内蔵のDACの方が新しいのは自明。

これが古くなった時に新しいDAC内蔵アンプに接続すればグレードアップになるでしょうが、その時にはDAC内蔵アンプはほとんど消えてしまっていたという皮肉な状況だったように思います。

 

接続がケーブルがアナログの2本からデジタルの1本になっても、さほど背面がすっきりするわけでもなさそうで。

音質的にもDAC→アンプの接続が内蔵することによりケーブルの影響を無視できるほど距離を短くできる、と言ってもそれだけでは。

 

これは書いてる途中で思いついた妄想ですが。

DACの機能にもうひとひねりを加えて。

例えばサンプリング周波数変換で44.1k→48k変換でCDをデジタルでDATにコピーするための信号が出力できるとか。

BSデジタルの32k→48kのコンバートなどよかったかもしれません。

これでSCMS導入前のDATレコーダーでも実質CDのデジタルコピーができたりします。

でもたぶんソフト側への配慮でNGだったでしょうね。
サンプリング周波数変換を1チップでできるようになるのは1992-93年くらいと思われ、その前の1991年ごろにはSCMS対応機種が発売されてますので。

時期的にも無理だったかと。

 

現代だとPC→DDC経由、ネットワークプレーヤーなど音源はデジタル出力機に任せて、デジタル含めての音作りをした「プリメインアンプ」として価値があるように思います。

まさにアキュフェーズのアンプにDACボードを取り付けた状態。

 

1980年代のDAC内蔵アンプは登場が20年早かったなと。

でも新しいギミックが次々登場して来るのも楽しかったなと。

なんていう昔ばなしでした。
今年もどうぞよろしくお願いします。

 

 

プチ工作

お金がないけど気分が盛り上がっている時は手を動かしたくなります。

ちょっと手持ちの機材をいじってみました。

 

1.スタイラスクリーナーのブラシカバー

TEAC TZ-60

中古で買いましたが本来あるべきブラシ部分のプラスチックのカバーがなく。

(参考:ハイファイ堂様の販売履歴写真

砂埃が舞うような部屋ではないのでブラシ表面が埃っぽく見えるようになるだけで害はないのですが。

なんとなく気になるので乗せるだけのカバーを取り付けます。

 

無印良品で購入した化粧品を小分けするための小さなカプセル

 

M10のアクリルワッシャー数枚

 

ワッシャーの外径とカプセルの内径がほぼ同じなので、ぎっしり詰め込んで透明接着剤で接着します。

 

ワッシャーの内径とブラシの外径がほぼ同じで少々内径が大きいくらいなので、そのまま載せます。

完成(笑)。

 

当然ロックなどないので傾げれば外れますが。

使用頻度はごくたまになので、使う時に落ちても拾えばよいことで。

気分的にすっきりです。

 

 

2.オーバーハング測定工具

カートリッジのオーバーハングを手軽に測れるという触れ込みのPP-A24。

 

根元の穴部分にヘッドシェルを差し込むと側面のゲージでオーバーハングが直読できる、はずなのですが。

針とスケールの間の距離が結構あり、覗きこむ角度によりどこが正しい値かわからないというのが私の評価です。

 
 
もう一つは、差込穴部分が2枚の板になっていますがオーディオテクニカのシェルだと下の方の穴に端子の絶縁部分の黒い樹脂が入らないこと。(赤丸部分、写真は加工後なので形状がネタバレですが)
なのでアームと密着する部分が浮いてしまい、ゲージが合わなくなってしまうという。
これは相性なので仕方がないですが。
うちのシェルは9割がたオーディオテクニカなのでなんとかせねば。
 
買ったものの持て余していたリューターを使用します。

 
球形のピットで穴の端に当てて角を斜めに削り取ります。
 
加工後、ちょっとあおり目の写真なので端子が浮いてるように見えますが、シェルとアームの当たる部分は密着するようになりました。
 
本体のゲージでは読み取りにくいのは変わりないので、シェルの当たり面に金尺を当ててオーバーハングを読み取ります。
針の極至近に寄せられるのでこれなら迷わず読めます。
ただし年齢的にルーペを当てないと目のピントが合いません(笑)。
 
だいたいKP-9010推奨の51.2mmに設定できてるかなと。
それほど厳密でなくても、ともいいますが。
2mmも長くしたときはやや歪っぽさが増したようです。
 
こういう小細工は大変楽しく大好きです。
 
 

 

SHURE V15TYPE4 追い込み

音質的にはかなり満足なSHURE V15TYPE4でしたけど。

KP-9010付属のシェルが長いので先端が屋根のようになってしまうのがルックス的に好みでなく。

短めのAT-LS13に交換しました。

これでオーバーハング、盤面へ垂直に針が下りるようにと調整して。

音質はさらに向上したような気がします。

これはシェルの差そのものではなく、カートリッジ固定のネジ部が長穴になっているときっちり合わせないと左右に首を振ってしまったりとか。

ずっとシェル側にタップが立ってるオーディオテクニカのシェルを使っていたもので、このへんに不慣れなところもあります。

(前後と盤面への傾きをリード線取り付け部のシリンダーで調整)

 

40年経過品にして、メインのAT-150Ea+VMM40MLに肉薄した音です。

もっともAT-150Eaも発表後40年近く経過していますが。

ボーカル物のノリの良さは150を上回るかもしれません。

互換針の性能に疑問を持ったこともありましたが、単に取り付けの不備だったようです。

 

これはメインカートリッジとしてもかなり使えそうです。

気に入りました。

Type3だけがV-15ではないぞと。

 

 

SHURE V15TYPE4 その後

 

中古で買ったSHURE V15TYPE4、音質は発表後40年経っているとは思えない現代にも通用する物でしたが。

たまに猛烈に歪っぽい音を出すことがありました。

ただそうなるのは演奏中の一瞬で、ほとんどはよい音で鳴っているので調整不良とも思えず。

またレコードによっては全く出ないので、盤の方の問題かとも思ってました。

送料込みで10000円の針を買って節約できたと思ったのに、これなら高くてもJICOの互換針を買っておけばよかったかと後悔もよぎります。

 

それでもいろいろいじってましたら、前回定位置がいまいちと書いた針カバーに触ったところパチパチとノイズが。

MMでアースを取らない時に出るようなハム的な感じ。

 緑の部分が針カバー。トップの写真はカバーを取り外した状態。

針をつまむ部分に触れてもボンボン音は出ますが、針カバーに触ると、触るだけ、動かすだけ、ロックまで押し当てる、それぞれ音が出てしまいます。

もともとロックが甘いのでこれが演奏中に動いて再生音にノイズが付加されているのではないかと。

すぐ外してみました。

そしたらそれだけで音が良くなった感じ。

歪っぽさが出たレコードもかけてみましたら、その個所はサ行がうるさい系の部分で。

サ行が少々耳につく程度まで落ち着きました。

そのうえで再度針圧を調整、これまで1gを超えるとゴソゴソという付帯音、1gより軽くするとカサカサと浮ついたような音になってなかなかベストのところが見つかりませんでしたが。

カバーを外したことで針圧の大小による歪っぽさは取れて、1.1gでどの盤でも中庸に再生できるようになりました。

 

オーディオテクニカのMMカートリッジでも針カバーは音質劣化の原因となり得るからと外していた時期もありましたが。

つけても外しても音は変わらないので戻してました。

SHUREの場合、というかこの個体だけかもですが、今回はてきめんに効きました。

杓子定規ではうまくいかないのだなと。

 

 

SHURE V15TYPE4

前にSHUREのカートリッジの音を聴いてみたいとM75MBを購入しましたが。
当初の印象はお値段相応、ただAT-PEQ20の改造後は激変して持ち味の太さに加えて繊細さもかなり出るようになり結構満足してました。
でもSHUREといえばやはりV15だよねと、STEREO誌2015/12ヴィニジャン「シュア歴代カートリッジ王者決定戦」で5位に入ったV15TYPE4をオークションでお手頃品はないかサーチする日々でした。
ようやく1万円以下で本体のみ美品というものをうまい具合に落札出来ました。
針は互換品です。
カバーがもう少し下で固定されてくれるとボディのロゴが隠れないんですけどね。
 
オリジナルの針はダンパーが硬化すると聞いてましたので、最初からJICOの互換針を狙ってましたが。
昨今のアナログブームの影響か欠品中。
先に調べていればタマ数が多く互換針も入手可能なTYPE3にしてもよかったのですが。
買ってしまったものは仕方がないので、オークション、メルカリ、ショッピングサイトなど見ましたがどこも品切れ。
最後に神頼みでebayを当たりましたら数点出品されていたので発注しました。
針のみ7000円程度、これに送料や関税が3000円以上かかるのが玉にキズですが。
思いもよらない物が出品されていたりするのでたまには要チェックです。
どこのメーカーかよくわかりません。
針圧は1g。
手持ちカートリッジの中では最軽量です。
ちゃんとトレースするのかと思いましたが、きちんと調整されたプレーヤーならば問題なさそうです。
 
シェルはKP-9010の付属品、空きがなかったもので。
リード線はAT-6101の30年ものです。KP-9010のアーム側のピンはΦ1.2径なので一度つけるとテクニカ等のΦ1.0品につけられなくなるということで固定です。
 
試聴。
キャラクターで聴かせるのかと思ってましたが、ワイドでシャープで柔らかみもあり。
ソースを選ばず楽しく聴けます。
これを聴いた後にオーディオテクニカのAT-150Eaの音を思い起こすと、あちらはかなり優等生だなと。
互換針の能力もちょっと疑っていましたが、かなり良いものです。さすがメイドインジャパン。
ふつうの楕円針ですが、これが本来のハイパーエリプティカル針ならばどんな音を奏でていたのやら。
 
そういうことでアナログオーディオの楽しみが一つ増えました。
 

AT-PEQ20オペアンプ交換

常用フォノイコライザーのAT-PEQ20

かなり満足しているもののもう少し上の世界があるのかなと、しょっちゅう改造記事を探して読んではやってみたいなと思いつつ。

でもかける費用を考えると、改造するより下取りに出して新しいフォノイコの原資にした方が、とか考えがループしてましたが。

先日いつも利用しているショップに買取金額を確認したら「単独では買い取り不可」との返信が来まして。

後継品も出たので価格下落は仕方ないか。

ヤフオクなどに出せばいまでも数千円にはなると思いますが、その手間がどうにも億劫。

さりとてアキュフェーズのAD-50を買う資金もなかなか捻出できずで。

それで何か頭のタガが外れてさらに一回転、改造で済ませれば安く上がるのでは?と急に思ってしまい。

台風前の雨の秋葉原でオペアンプを買ってきました。

 

改造ネタではポピュラーなMUSES02にしました。

秋月電子通商殿で1ヶ3400円の超高価品。

決め手となったのはラジオ技術2012/7別府俊幸さん(ラジオ技術のライター陣で一番好きで信頼してます)のMUSES02の感想
「イチオシはMUSES02、中域から高域にかけての透明感は、とてもオペアンプとは思えません。弦楽器の質感を再生してくれる唯一のオペアンプです」
というのを目にして。

ちょっと前にACアダプタをあれこれテストした時に中高域の改善がなされなかったので、これは性能の限界かと思ったこともありまして。

 

オリジナルはJRC(現日清紡マイクロデバイス)2068D

 

取り外してMUSES02に付属しているICソケットをハンダ付けします。

このときにICの足は通常ハの字型に広がってまして基板の穴はこれに合わせて間隔が開いているので、まっすぐに出ているICソケットとはピッチが合いません。

ラジオペンチで多少外側へ広げます。

穴に入ったらばそのまま強く押し付けるといっぱいまで押し込めます。

この状態でハンダ付け。

半田クズ、プリッジなど確認します。

 

MUSES02を取り付け。差し込むだけ。

オペアンプをとっかえひっかえして音の差を楽しもうとするのでなければソケットなどない方が良いのですが。

ひょっとしたら元に戻したくなるかもしれないしなと。

 

ケースを元通りに組み立てて接続します。

LEDを青にしたいなとか思いますけど、パネルとの当たり面に樹脂のガイドがあってそこに入らないといけないので品種は限られそうです。

 

試聴。

オリジナルの音はいわゆるアナログ的なウェルバランスで悪くはないのですが、ちょっとキラッとしたところが欲しい感じで。

それが交換後は見事に化けました。

ハイ上がり?という感じもしつつも、いままで丸まっていた高域をすべて出し切ってる感じ。

きっちり出しつつもキツさはなく。

高域が整理されたせいか低域まで量感も力感も増して聴こえます。

弦の音が良いというのは別府氏の言う通り、それもバイオリンなどは言うに及ばず、ギターやハープなどの弾く楽器がいい感じです。

ボーカルもなにか引っかかりを感じていたのは録音の年代やカートリッジのせいかなと思ってましたが、総じてきれいに響く方向です。

 

ただ一つ、最近多いデジタル向け音源をレコードプレスしたような盤は溝をなぞって再生する悪い意味のアナログの付帯音が乗っているように感じます。

ここはむしろオリジナルの2068Dのほうがいわゆるアナログ的に聴かせてくれていました。

まあそういうソースはデジタルで聴くので問題ありません(笑)。

 

以前に乾電池USB-Cアダプターで給電するテストをして、そのときはどちらもいまいちな判定でしたが。

USB-Cは今回も印象変わらずだったものの、乾電池がかなりポイントアップです。

オリジナルのACアダプタに近づき、あと一歩の力感があればというところまで来ました。

前回は2068Dとの相性だったかなと。

あれこれ試して良さに気が付いたオリジナルのACアダプターは更に良いです。

前回は高域の濁りを感じて一長一短判定だったのが、全域に渡って透明で、こんな実力を持っていたのかと感心してます。

電源交換は必要ないかなと思います。

一つ考えているのは、USB-Cからの給電で3端子レギュレーターを駆動させてのクリーン電源化で、ちょっと期待してます。

 

高価なオペアンプでしたがフォノイコライザー一式買い替えよりは安く上がって結果も上々。

しばらくレコード再生の時間が増えそうです。

 

 

アメリカ横断ウルトラクイズ

放送時は一生懸命見てました。

終盤は参加資格(年齢制限)を得ましたけど、第1問で負けるに決まっているのにアメリカまで行ってしまったらどうしようと腰が引けて(笑)。

応募するには至りませんでした。

ちなみにクイズ番組の予選はアタック25に応募してペーパーテストに行ったことがあります。

そもそもわからない問題が多いし、1問5秒以下とかで問題読んで4つのうちから選んで、というだけでハードルが高すぎ。

通過はなりませんでした。

 

本題は。

ウルトラクイズのOP/EDのバックに掛かっていた曲。

長らく音源化されていないと思い込んでいたのですが。

Wikipediaを見てみると、3曲を合体させたものだとか。

この合体曲そのものは出ていないものの、原曲は入手可能だったようです。

 

冒頭 :アルバム「Philadelphia Freedom」よりザックのファンファーレ#2(Zach's Fanfare #2)

    の終盤20秒部分から抜粋

    MFSBさん(グループ)

メイン:アルバム「Conquistador」よりスタートレックのテーマ (Theme From Star Trek)

    の冒頭49秒あたりから1分程度

最後 :アルバム「Primal Scream」より「チシャ猫のウォーク(The Cheshire Cat Walk)

    のラスト10秒程度

    メイナード・ファーガソン(Maynard Ferguson)さん

 

ザックのファンファーレとスタートレックのテーマはamazonmusicの1曲ダウンロードで。

チシャ猫のウォークはmoraでアルバム購入しました。この曲だけ単売してくれなかったので。

 

Youtubeに当時のTV映像が上がってたりしたので比較しましたら、ぴったりこの音でした。

頭の中ではもう少し甲高い音だったんですけど、長年の間に記憶がずれてきたようです。

 

こんなことに頭が回る連休はリフレッシュの為にありがたいものです。

 

 

 
 

 

 


 

ラック整理

いつも実験ともお遊びともつかないテスト的なことをやりながら音楽鑑賞をしてますので。
普段はもう少し整理整頓しろと自分に言いたくなるような乱雑としたラックですが。
たまに気力がみなぎって整理したくなることがあります。
ふと思い立って昼下がりに実行しました。
Beforeはお見せできる代物ではないのでAfterだけ。

今回の狙いは
・なるべく機器の積み重ねをやめる。
 乗せる場合は使う機器を下にして、上の機器がウェイト的な働きをするように。
というところで。
 
具体的な変更は
・USB-201の撤去
 回復の見込みがないのでラックから抜きました。
 これで今までUSB-201に乗せていたRATOCのDDCが棚板に直置きできます。
・DirettaPCとDaphilePCの上下入れ替え
 いままでは黒いDirettaPCが上でした。
 MacMiniの方が大きいので、すこぶる見た目は悪いですが。
 MacMiniの底面は全面クッションなのでフットプリントの少ないDirettaPCと密着します。
 暑い中エアコンオフで天板を触ってもほとんど発熱はないので問題ないとは思いますが。
 しばらく様子見です。
・BDドライブの上にNANO-NP1を載せる
 NANO-NP1は立派なネットワークプレーヤーなのですが、いまはDirettaが絶好調で出番なしです。
 CAPRICEの同軸デジタル入力2系統がSONICWELD DiverterとRATOCでいっぱいのため。
 BDの出力を同軸から光に変換するというもったいない使い方をしてます。
 なのでBDの上に載ってもらいました。
 さらにその上に鉛インゴットを載せて唸りまくるBDドライブの防振します。
・その他ケーブル類整理
 いつでもつなげられるようにとRCAケーブルとかをラック裏に這わせたりしてましたが。
 すべて外してすっきりさせました。
 当たり前なんですけど。
 
整理後試聴。
なんかかなり音がさわやかになった感じ。
並べ替えだけでなく、使用していない機器のコンセントを抜いたりも総合的に効いたと思います。
またそういうことをしようという前向きな気持ちの時は音もよく聴こえるものです(笑)。
 
Daphileを完全に止めてラックから取り出してしまえばさらにすっきりするのですが。
いま狙っているのはLinux上でWindowsソフトが動くWINEというのにfoobar2000など再生ソフトを入れてみたいと思ってますので。
PCの台数は変わらなそうです。
久々に埃取りもできて見た目も含めてすっきりしました。