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次々と出てくる保守を名乗る人々
蓮舫氏も「保守」ですか？(産経 2016.09.11)
長島昭久氏ら保守系が見限った蓮舫・民進党 政権交代どころか党存続も危険水域に(産経 2017.04.16)
どうやら世の中民進党も保守であり、自民党も保守本流であり、蓮舫氏も保守であり、安倍総理も保守なんだそうで、極めつけは産経新聞も保守なんだそうです。そして評論家の上念氏、青山氏、櫻井よしこ氏なども保守なんだそうで、世の中保守の大安売りで、一体何がどーなってんだか。
北朝鮮情勢で戦争を煽るようなことを書いていたブログランキング4位も自称保守らしいですし、小坪しんや氏という市議会議員も保守なんだそうで、とりあえず韓国やら中国が嫌いだと言っていれば保守だということなのかどうなのか？
ちなみに上記に挙げた中で、私がその方を保守だと評することが出来る人は1人も居ません(笑)
思想鎖国と思想のガラパゴス化
上記に上げた人達の大半はグローバリズムに親和的、もしくはグローバリズムの問題を過小評価しており、その典型的な例は水島社長に見られます。
「絶望が足りない！」
あぁ、ストレスで過食症にでもなってるんでしょうか、よくわかんないですが、世の中に絶望したら保守とか、そこから見えてくるものが有るとかのご高説、まことに結構なのですがその割には「日本は特別！」「日本はすごい！」と仰っていて、ネトウヨに毛が生えた程度の認識しか持ってないのでは？と非常に心配になります。
現在の世界では限度を超えた移民、難民の流入が問題になっておりまして、正にヨーロッパではその国特有の文化が破壊されるスピード急上昇というわけ。従って「国民」が「アイディンティティを失おうとしている状況」で「ナショナリズムに舵が切られる」という状態になっているわけです。行き過ぎたグローバリズムへの反動ですね。
正に欧米では「経済リベラリズム(自由主義)」と「ナショナリズム」が激しくぶつかり合い、フランス大統領選の如くの様相になっているわけです。
一方で日本は欧米に比べてグローバリズムが進んでいない、いや今まさに進んでいる最中ですが、その度合はまだ相対的に低いと言われておりますし、そのとおりだと思います。しかし世界の経済学で論じられているMMT(モダンマネーセオリー、国定信用貨幣論)や、もしくは世界がグローバリズムに進みながらも当然のごとくやってきた公共事業について、40年ほど遅れた議論をしているわけです。グローバリズムに親和的な人々が、思想的には鎖国している・・・何だこの状況は(笑)
そして不幸なことに自称保守を名乗る人間の殆どが「40年前の三流の議論、もしくは状況がまったく違う議論」である主流派経済学をありがたがり「専門家が言っているんだから」と無防備に受け入れる「知性のなさ」を存分に発揮しております。
本来の保守と定義されたものが持っているであろう「高度な知性」「理性の限界の認識」「ナショナリズム」「配慮」などはどこへやら。日本独自の「いいとこ(？)取りで深みのない、ファッション保守の出来上がり！」というわけです。
要するに「ファッションで保守を名乗っているだけ」なんじゃねーの？なのです。これが思想の鎖国と言わずしてなんというのか。
その証拠がこちら。
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/852206122610163714
もし北朝鮮の核ミサイルが日本に落ちて、私が死ぬとき、きっとこう思うだろう。 これは私のせいだ。 憲法を変えられなかった私のせいだ。 狂ったメディアを止められなかった私のせいだ。 お花畑の文化人や学者を止めることができなかった私のせいだ。 だから、私はその罪で死ぬのだ、と。
上記は百田尚樹氏のTwitterなのですが、中二病にもほどがあって見た瞬間に「あほちゃう？こいつ」と思いましたが、よくよく考えてみると「自称保守なんて単なる幼児的精神の集まり」なので、まぁこんなものだろうと。お前が自己陶酔のお花畑やんけです(笑)
ろくな説明もできずに印象操作の安倍総理
安倍首相「山口の物産がない…忖度していただきたい」(朝日 2017.04.17)
忖度とは森友学園問題でポピュラーになった言葉ですが、安倍総理は北朝鮮情勢で森友学園問題が薄くなり、逃げ切れると踏んだのでしょう。
これって要するにネトウヨとかネラーの「煽り」と一緒でしょう？自ら論理的な説明をしようと努力するでもなく、また肝心の書類は「なくなった、廃棄した、データから消えた」とソースを示さず、しかし相手のソースは「お前は嘘つき！嘘！」と印象操作。
細かい揚げ足取りをして「全体像は明らかにさせない」という典型的な手法で、しかもその問題が北朝鮮で消えたと理解した途端に次は「忖度は悪いことじゃないんですよ～」という言葉遊び。
「この程度の総理」を「支持して盲目になる」という「自称保守」なんぞ、ネトウヨとな～んも変わらん程度の「知性」しかないわけですが・・・しかし世論はこの政権を支持しているわけです。
日本文明は風前の灯
今回の北朝鮮問題でのアメリカ依存、そして日本としての主体性の無さ、グローバリズムに無批判な自称知識人と自称保守、政治家が跋扈し、冒頭に書いたように自称保守の大安売り、これが現在の日本の状況なのでしょう。
日本の保守とやらはやたらと「2000年の歴史！伝統！文化！日本すごい！」と言いながら、先人たちの財産をグローバリズムによって次々に食いつぶす「ガキども」だったわけです。二代目ボンボンのダメさ加減と一体何が違うのか。
もはや「反知性主義(※1)」どころか「無知性主義」でしょう。このような状況で日本文明が生き延びられるのか？と言われると甚だ疑問に感じます。
※1反知性主義とは「大衆のエリートに対する不信」が定義です。安倍政権に迎合的な「ファッション保守」は反知性主義ですら無く、判断能力のない無知性と言ってもよいかと～
処方箋はあるのか？と言われてもわかりません。移民政策を推進するな！財政出動をしろ！金だけで判断する価値観をやめろ！グローバリズムではなく保護主義に舵を切れ！防衛費を経済成長によって増大させろ！とさんざん唱えてきておりますが、日本にはびこる問題の根底は「どの政策を選択するか？」という段階ではなく「正論が”金(ビジネス経済)””俗論”にかき消される」という点にあるのだと思います。
安倍総理を批判するやつはダメだ！みたいな空気ですね。もしくは「安倍総理以外に誰がいるんだ！」というバカ論です。
この空気を変えねばなりません。そしてそれは容易ではありません。
コテヤンの好きなブログ紹介
進撃の庶民：毎日、気鋭の論客が政治、経済、思想に切り込む！コテヤン(月曜担当。気鋭じゃないw)も寄稿メンバーの一人です。影法師氏の進撃の朝刊も情報盛りだくさん！新聞の社説とかより全然こっちのほうがいいです。いやほんまに！
国家戦略特区blog：超人気ブロガーみぬさ よりかず氏による政治、経済コラムが毎日更新！ブログ名は新自由主義者を釣るためだとか(笑)
コテヤンの尊敬するブロガーの一人&先達です！コテヤンがファンって相当やで？
ずるずると道・郷・話を愛でる：重厚かつ濃密な論考をされるzuruzuru4氏が政治ブログランキングへ参戦！！
更新されたら必ず読みに行くブログの一つであり、氏の知的思考をたどることは大変に面白い！
ナスタチウムのブログ：ナスタチウム氏が海外の報道から、移民、難民、マスメディア、政治などに深く切り込んでいきます
特に移民、難民系の記事は「今そこにある危機！」として、皆様に是非とも見ていただきたいブログです。
うずらのブログ：うずら氏の記事ははっきり言って、そこら辺の社説よりレベル高い！
ストンと腑に落ちる言語能力、目の付け所が魅力的で、基本更新されたらいつも見るブログです！経済系が多いかも～
三橋貴明オフィシャルブログ：はい、皆様ご存知の三橋貴明氏のブログ
毎日更新されているんですが、当然ながら私も毎日みています。多分見始めて7～8年くらい？むっちゃ勉強になりますから。
本日の男の料理 セロリ炒飯
お昼ごはんに作った炒飯。パラパラにほぐれて、見事な出来栄えでした。生姜とセロリの風味が決め手です。
炒飯なんですが案外、セロリやレタスといった「あっさりした野菜」が相性抜群です。んで炒飯が「パラパラに出来ない・・・(´・ω・`)」という人には、最近は一般的になってきたご飯と卵を混ぜておく、という手法をお勧めしてます。
材料
- ご飯
- 卵
- ハム
- セロリ
- 生姜
- 塩
- 胡椒
- 薄口醤油
- サラダ油
調理手順
- お椀一杯分くらいのご飯に卵一個を目安にして、卵を溶いてボールにご飯と入れて、しゃもじで切るように混ぜます。
- ハム、セロリは細かめにカット。生姜はすりおろしておきます。
- 中華鍋にサラダ油を入れてから火をつけ中火にして、生姜、ハム、セロリ半分を投入。
- 生姜が焦げないうちにご飯を入れて、中火のまましっかり炒めます。(焦げない自信のある人は強火でOK)
- パラパラになってきたら塩、胡椒を適量入れてさっと炒め、最後に薄口醤油を入れて炒め火を止めてから残りのセロリを投入して混ぜて出来上がり！！
私は中火ではなく、終始強火でやっているのですが、中火でも時間はかかりますがしっかりパラパラになりますよっと。普通のテフロンのフライパンでももちろん大丈夫です。