今日は開始が遅くなってしまったけど、イチオシ漫画について語っていこうと思うよ。本日が2回目ですが早速書いていこうと思うよ。あくまでも私のお気に入り作品なので悪しからず。
★ヒカルの碁
2000年代初頭に強烈な囲碁ブームを生みつつ、作品としても少年漫画らしい熱さとつながる意思をテーマに大人気を博した囲碁を題材にした素敵な漫画です。
小学6年生の進藤ヒカルが祖父の家の倉庫にあった碁盤に宿った藤原佐為と出会い、小学生最強で名人のタイトルを持つ塔矢行洋の息子・塔矢アキラと佐為を通じて勝負したヒカルが勝ってしまったことから始まる。ヒカル自身が囲碁を通じて成長していきやがてプロとして生きていく過程を描いています。
この漫画のすごいところは、まず囲碁を知らなくても面白いと思える人間ドラマや成長物語に主眼を置いている事ことが挙げられる。囲碁用語は多く描かれているが、バトル漫画で言うところのいわゆる技の類と同じ扱いでなんかスゴそうと思わせるインパクトは残しつつ、何をやっているのかを把握しなくともいいように描かれている。勝敗が決する頃には対局相手がどのように凄かったのかとかを解説めいた語り口で、勝因・敗因様々を語る中で表現されていきます。
ヒカルがプロになるまでの過程で様々重要な対局はあるんだけど、囲碁用語がわかっていても分からなくても強くなっていることは伝わる程度に良い対局だったのが伝わる描き方がされていて、そこに佐為という圧倒的強者の目線を置くことで更に納得感も付与され驚くほど読んでいる上でのストレスがない。
次に主人公のヒカルと佐為、塔矢アキラ以外のキャラクターもしっかり描かれていて、主要人物とされるキャラクターに誰一人無駄な役回りがないようにそれぞれ生きた個性を発揮していることが挙げられます。
ヒカルのライバルとして主要人物たちは徐々に成長していき、ヒカルの成長に伴い驚くほど多彩な形でヒカルと関わっていきます。物語の終始ヒカルの一歩先を行く存在であり続けた塔矢アキラ、中盤からプロ試験編の終盤までヒカルを成長させ自身も大きく成長した和谷、プロ試験の対局でお互いトラウマを植え付けあったのちヒカルのプロ対局不戦敗を通じて自身もヒカルも本当の意味でプロとしてのスタートを切ることに覚悟を決めるきっかけを作った伊角さん。
魅力的なキャラクター達はそれぞれが作中世界を主役として生きており、そこがこの作品の奥深い魅力につながっています。
★ジャングルはいつもハレのちグゥ(ハレグゥ)
ガンガンで連載されていたギャグマンガ…なんだけどキャラクター設定がかなりぶっ飛んでいて、だけどそれゆえに感動もありつつ、グゥというなんでもありなキャラに振り回されまくる少年ハレの生活を描いた作品。途中でいったん連載を終了しハレグゥに改題して再スタートを切った。
この漫画の何がすごいかって、ハレの出生とハレの母ウェダの重すぎる生い立ちが物語の展開に非常に大きく影響しているにも関わらず、グゥという人間なのかそうでないのか分からないキャラクターのおかげで全く話が重くならない。むしろ猛烈にハッピーでゴキゲンな、それでもツッコミ甲斐のある終始楽しい雰囲気で物語は展開していく。
ギャグセンスも秀逸で、若干感動的な別れのシーンに一人一通ずつ送られた手紙の内容が「〇ね」の一言だったり、グゥの悪ふざけでキャラクターの性別が変わってしまい、話をまたいでもまだその状態が続いたり色々と革新的だったように思う。
まだまだ魅力はあるんだけど、ブラックジョーク風味のギャグも多めで若干人を選ぶ要素があったりと、ハマる人にはドはまりする要素が盛りだくさん。
ということで薄味な内容になったかもだけど今日はこれまで。明日もいい日でありますように。