友人宅に2人目が生まれてめでたいからニコニコしてしまいます。こどもの誕生の報を聞くのは本当に心が躍るなあと思うし、幸せのおすそ分けをもらうと明日もきっと頑張れそうと元気出るね。

 ということで、今日も逆転裁判4語っていきますかね。今回から、逆転裁判4の最終話『逆転を継ぐ者』についてに入っていくということで、とうとうここまで来たかと思ってる。正直、1~3話までについて目新しい見解を出してこれたかは分からないけれど、この作品を楽しむためには世間一般の評価に基づいたバイアスを持ってたら絶対に制作陣の本来の意図通りにはいかないから、できるだけ作中の出来事をそのまんま評価してきたつもり。

 その上で、キャラの深堀りに関しても何らかの要素について逆転してるポイントは比較的尺を取って語ってきたから、駄作とか黒歴史といった既にある評価を基準に遊ぶという視点から逆転した…まではいかなくても、ここまでの内容を読んでくれた方には思ってたほど駄作でも黒歴史でもないのかもと思ってもらえているんじゃないかな。

 

 

 ということで本エピソードの内容を箇条書きでまとめるよ。

 

 

①画家の絵瀬どぶろくが何者かに毒殺される事件が発生し、関係者の当日の動きから彼の娘絵瀬まことが容疑者として逮捕される

 

②その真相について一定のビジョンが見えていた成歩堂はこの事件の公判を、かねてより関係各所の人間と秘密裏に計画していた陪審員制度のモデル裁判のとして扱うと決める

 

③成歩堂はメイスンシステムという事件についての一定の手掛かりと情報を共有するゲームを陪審員にやってもらう。(王泥喜くんも公判2日目に入る前にそれに触れることになる。)

 

④公判1日目が進む中で色々な手掛かりが判明し、誰が絵瀬どぶろくを殺したかについてある程度の真相が見えてきた頃、事実関係の確認のため証言台に立っていた被告人の絵瀬まことが突然倒れる。致死量すれすれのアトロキニーネの反応が出る。

 

⑤被告人の安否が揺蕩う中2日目の公判、真相判明に伴い被告人は本当に無罪なのか、それを陪審員たちの一人としてプレイヤーは判断することになる

 

 

 概ねこのような感じ。被告人が法廷で倒れるというシチュエーションは3でもあったけど、あちらは完全に助からないのが確定している。本作はその顛末を選べてしまう。おおよそ予想はつくとは思うけど、無罪を選べば助かり、有罪を選ぶと助からない。

 ただ、真相自体は判明しており、被告人に直接的な殺害実行の事実はない。それでも無罪を選ぶのが果たして正しいのかと思える程度に絵瀬まことに原因の一端を仕込むことによって、真犯人と一緒に裁かれるべきかそうでないかを争点とし、それを選ぶシチュエーションに説得力を持たせています。

 

 ということで今回はこんな感じのまとめをしたところで終わります。次回はどぶろくの死亡の真相から見る本エピソードの闇について深掘ろうかと思います。

 

明日もいい日でありますように。