ここまでの経緯
救急搬送、緊急手術までのお話は→
闘病1年4ヶ月目
先日、夫は46歳の誕生日を迎えた。
正直、今年こうやってまた誕生日を迎えられると思っていなかったので、本当に感無量
父の日にもお祝いをしたけど、今年は誕生日の日もちゃんとお祝いしようね。
（いつもは父の日と誕生日が近いので一緒くたにしていた
）
どうしてもこの日叶えたいことがあった。
夫にお肉をかぶりつかせたい！
看護師さんからもお肉やお酒もOKの許可をもらっていた。
こないだ父の日でティラミスを少し食べれたので、ケーキも食べられるかな。
この日夫は日中はあまり覚醒が良くなく、寝たり起きたりの繰り返しだったが、
夕方から夫のご両親も来てくださり、子どもたちも揃い、お祝いの雰囲気になると
自らベッドサイドに座ろうと起き上がった！
夫がいつも使っていたコップに酎ハイを少し注ぎ、みんなで乾杯！！
お酒も一口飲んだ後、お肉を口元に持っていくと、
2口だけだけど、ちゃんと食べた〜
その後、部屋を暗くしてケーキのロウソクに火をつけてハッピバースデーの歌を歌って、
火を消すように促した。
夫「まだ、他にもいるでしょ。俺はいい」
他の人？子ども？が見えているのか、なかなか吹き消そうとしない
しばらく不穏なやりとりが続いたけど
「いるかもしれないけどお父さんが吹き消してもいいんだよ」
と言うと、ようやく吹き消すことができて、みんなで「おめでと〜！！」とお祝いした
夫が、お酒を飲んでお肉も食べてケーキも食べた！（一口二口ずつだけど）
たくさん写真も撮ったし、良い誕生日会だった。
来年も夫がまだそばにいてくれますように。
次の日、
昨日の誕生日会のことを覚えているかどうか聞いてみると、やはり覚えていなかった。
「俺、その時寝てたの？そんなに酔ってた？」と。
昨日、実は紐を引っ張るとパーンっ！！！
と鳴るクラッカーも用意していたのに、使うのを忘れていた。
子どもがやりたがったので、
「今日も誕生日やろう」って言って、パーン！！！とクラッカーを鳴らして
「お父さん、46歳おめでとう！」ってその日もおめでとうを言った。
その次の日も、クラッカーのことなど夫はやはり覚えていなかった。
子どもが「毎日お父さんの誕生日すればいいじゃん」と言った
さすがに毎日はできないけど、時々誕生日会の動画を見せながら、クラッカー鳴らして
「おめでとう」を言おうと思う
夫の異世界語録
「かじつしゅのうらないをします。いくら？」
（果実酒の占い、、、いつから占い師になった
で、お客にお代を聞くんかい）
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重度認知症の夫が発する言葉は、いつも謎解き。それを私は「夫の異世界語」と心の中で呼んで、和ませてもらっています
夫の一言一言が愛おしく大切です。
いつか夫がいなくなって、涙が止まらなくなった時、これを見て笑顔になるきっかけにしようと思っています。
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先日の取材動画をたくさんの方が見てくれてコメントをいただき
ありがとうございます。
コメントは全てありがたく拝見させていただいております。
お一人お一人にお返事が返せずすみません。
この場を借りてお礼を申し上げます。
とても励みになっています！！
本当にありがとうございます。
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