夫が食べず、話さなくなってから、27〜38日目。
手術前日までのお話は→こちらのカテゴリ
2023年3月11〜16日 手術から10〜15日後
オンライン面会はできないので、基本的に何か用事があった時に病院から電話がかかってくるのを待つだけしかできない。
夫の様子は全くわからない
病院のスタッフさんたちと何か会話をしているのだろうか?
ほんの1ヶ月前までは、普通に日常を過ごし、家族と話し、テレビを見て携帯を触って過ごしていた日々を
今は一日中何をやって過ごしているのだろうか?
携帯で暇を潰せるわけでもなく、退屈で気が狂いそうじゃない?
というのを、一番心配していた
他の方のブログを見ると、手術からある程度日が経つと、歩いたり話したり携帯で連絡取ったりしているけど、
夫は。。。 夫だけ、なんで。。。こんな悲惨なことになってしまったんだろう
夫がもう少し意識がしっかりしてきたとき、今の自分を受容できるのだろうか
2023年3月17日 手術から16日後
病名が正式にわかった。
グリオブラストーマ(膠芽腫 こうがしゅ)。
悪性脳腫瘍という脳のガンの中でも一番悪性。グレード4。
5年生存率は20%以下。生存中央値は14ヶ月。
右前頭葉にあった6センチの腫瘍は手術で90%取れているが、
手術前に脳ヘルニアになり脳梗塞を併発したことによる意識障害が残り、
回復もあまり期待はできないだろうとのこと。
リハビリをして良くて杖、ほとんどは車椅子。
(1年後の現在→ほとんどはベッド、よくて車椅子)
今の状態からあまり回復することもなく亡くなる可能性が高いと。
夫はこれから、自分の病気や余命を理解することなく、
死が近づいていることも知らずに生きることになる?
ある程度わかってはいたけど、、、
「腫瘍は良性でした」というのを期待してなかったわけではなく。
そして、少し麻痺は残るだろうけど、ある程度は以前の夫に戻るのだろうと思っていたところもあり、
ショックで気絶しそうになった
家に帰ってからも何もやる気が起きない。
子どもたちのご飯はレトルトやカップ麺の日が多くなった
本当に子どもたちには申し訳ない
今こんな夫になってしまったけど、命が助かって、今があることは本当に良かったと心から思っている。
あの時命を落としていたら、今頃骨になっていたところだ。ゾッとする
子どもたちとは、なるべく普通に、なるべく明るく過ごすことを心掛けた。
息子の卒園式、小学校入学の準備が待っている。立ち止まれない。